☆(前提事項)・・・私は、本職の休日をバイトに励んでいる^^;
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今日のバイトの現場は神奈川で、横浜支店に出張だった。
いつもの八王子事務所ならば、近くまで車で行くのだが、さすがに横浜は土地勘がないので、電車で行く為に自宅最寄の駅まで母親に車で送ってもらった。
私は、このバイトにおいては、スタッフの誰よりも激烈な仕事量をこなしているので、微妙に特別扱いされていることを分かっていた。
本来は日曜は休みなのだが、バイト先は、私が貧乏なのを知っていて、他事務所の仕事まで私に回してくれる。
体力的には、辛い、休みたい。
が、有り難いことだ。
「助かるよ・・・。横浜は遠いけど、仕事があって・・・」
しかし、母親は、その性格ゆえに、こっちの癇に障ることを言う。
「いいように使われているんじゃないの・・・?」
朝からカッときた。
こっちだって、日曜は休みたいのである。
しかし、そもそものミッドナイト家にあった借金の返済にこうして働かなくてはならないのである。
しかも、こっちは貧乏で金が欲しいので仕事を求めていて、バイト先は好意で仕事を回してくれているのである。
『いいように使われているんじゃない?』などという言葉が、どのような具体例を妄想した末に発せられるのか?
こういう、会話の中で相手の神経を逆なでするのが癖になっている人は、社会に往々にして存在する。
「そんな、相手を馬鹿にしたことばかり言ってると、
<デンデラ>に送るからな!」
私は、駅に着き、車から降りながら母親に捨て台詞を放った。
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仕事ってのは相互作用だ。
現在、本職のほうでも、個人の感情で、会社に対し、間違った問題意識で権利や平等を主張するババァがいる。
数ヵ月後、そのババァは、突然に決まった社則で<定年>として退職する。
私は「ざまあ見ろ」と思っていた。
そのババァは、新リーダーが来るまでは、旧リーダーでこそないが、サブ・リーダーと癒着し、職場を自分の思い通りに動かしていたのである。
また、個々人の不満を煽り、会社システムを骨抜きにしていた。
弱い人間と言うのは、自分の「我儘に拠って」での「不幸な境遇」にさえも共感してもらえると、そんなババァにコロッと騙されるものだ。
私は、天然の保守派であるので、取り立てて問題のないシステムの妨害をする人間や、会社を権利なく私物化する人間を目の当たりにすると、何よりも腸が煮えくり返ってくるのだ。
だから、新リーダーもけして完璧ではないが、私は「ババァ放逐」の大きな目標のためには新リーダーを支持し続けている。
「職場がより良くなっているのは分かってますから、あの職場を私物化しているババァにだけは屈したらなりませんよ!」と私は言ったものだ。
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最近、メールがあった。
要約するとこんな内容だ。
「蘭さんの最近の仕事に対しての考え方は、『敗北者』シリーズを書いていた頃とは逆になっていますよね」
『敗北者』シリーズとは、私がとある大手家電会社の請負ラインのリーダーだった時に、その派遣会社システムがあまりにもいい加減だったので「怒髪天を衝き」、ブログで一年以上に渡り、延々と毎日、・・・悪質な派遣社員、派遣会社の営業、派遣会社の支店、派遣会社、派遣システムを糾弾し続けた内容である。
多くの人が、その労働闘争みたいな内容に、「ミッドナイト・蘭の本性は左翼だ」と思ったとか。
実際、その大手派遣会社の支店は、退社した営業が数人、支店長も二人ばかり代わって、支店から採用センターに格下げ、請負撤退とか・・・、爽やかな結果を生んでいる^^
あの時と、今の私はどう違うのだろうか?
簡単である。
私は、現場のリーダーだったのである。
リーダーである限りにおいては、左翼的にも見える、部下を案じた利他的な動きをしなくてはならなかった。
『敗北者』シリーズは、私個人の事情もバリバリ書いていたが、それは、私は私の主観で描くことでしかみんなを救えませんよ、と考えているからだ。
私は、リーダーの立場にあって、純粋に他者の為に動ける者こそを「保守派」だと考えている。
左翼的な語彙を使おうとも、だ。
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民主党は、左翼政権である。
野党にいた間は、それで成り立ち得た。
そして、与党であった自民党は、高いパーセンテージで利己的な面を有権者に見せていた。
反感も買っていた。
しかし、私には、民主党が政権を取った時、自民党に十倍する、未曾有の利己的な政権となるのが目に見えていた。
左翼の本質は、他者への「僻み・妬み・嫉み」であるからだ。
権力を握らせれば、その醜い感情はあふれ出す。
故に、私は警告を発し続けていた(民主党政権誕生前後の、このブログの記事を読んでみて下さい)。
が、国民は、自身の「僻み・妬み・嫉み」を民主党にシンクロさせた・・・。
かくして、世にもおぞましい「利己的政権」が誕生し、二年が経ち、
大震災が起こったにもかかわらず、党利党略でさえない、菅直人のえげつない利己的執着で、政権が「脳死」の如く停滞をし続けている。
「国民の生活第一」のキャッチフレーズは一度として実現化せず、民主党の個人個人の議員の下卑たメンタリティを満足させるだけに国会が存在している・・・。
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国の最高機関の一つで、そんな無作法が行なわれているのである。
国民が真似して、職場で利己的に不満を垂れ流したくなるのも分かる。
だが、私は、私レベルの範囲で、やれるだけ、そんなヤカラは潰しに掛かる。
共通点がある。
システムを、間違った平等・間違った権利・間違った自由で破壊しようとするヤツの多くは、
総じて、作業ミスが多い、作業効率も悪い、出席率が悪い・・・。
だから、私は、そういう人には、常々、こう言う。
「会社に自由・平等・権利を求めるあなたは、当然に、会社に対して、選択の自由を認め、他者と平等の労働力を発揮し、指名の権利を与えているのか?」
本当に有能な作業者は、しかるべき恩恵を必ず受けるので、安易な不満を会社に対してぶつけたりすることはけしてしないよ・・・。
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さて、横浜を現場にしてのバイト作業は、異例のスピードで終わった。
横浜の事務所にいる社員に電話するも、普通の人の終わる時間を午後7時過ぎと考えていたらしく、私が作業を終えた午後5時半には事務所に誰もいなかった。
しばらくして、バイトの上司から電話があった。
午後7時半じゃないと事務所には戻れない、とのこと。
私は、よっぽど、さっさと帰宅したかったが、そこで不満をもらそうものならば、上司の方も「こっちにも事情があるんだよ!」となり衝突するだろう。
だが、怒ってもしょうがないことだ。
「ほんじゃ、近くのマクドナルドでコーヒーでも飲んで、マンガ読んで待っていますよ^^」
すると、相手の心も柔らかくなる。
「いいわ! 今日は作業報告書や貸出の携帯は、事務所のポストに入れて帰っていいわよ! それと、遠く横浜まで来てくれて助かったわ^^ 遠方作業費でバイト料の請求書に3000円プラスつけといていいわよ^^」
「うほーっ! ありがとうございます!」
私は「いいように、使われて」などはいない^^
てゆーか、「いいように使われる」段階は、いつもの仕事振りで打ち消している。
バイト先と私との信頼関係は構築されている。
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会社システムと言うのは、そこに個人の感情が突出しない限りにおいては(例えば、嫌な上司の感情など)、全従業員に「機械的に平等」である。
システムが機械的であればあるほど、そこに不満を感じる個人は、その個人自身の中に問題があると考えた方がいいだろう・・・。
(2011/06/26)