『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[映画『真夏の方程式』を観た(寸評)]

2013-06-30 23:59:25 | 物語の感想

☆かなり面白かった。

 前作(『容疑者Xの献身』)の時も思ったのだが、

 この『ガリレオ』映画版の作り手たちは、どっちが上と言うわけではないが、テレビシリーズとは厳然と異なる作品作りをしている。

 例えば、冒頭の、「トンネルを抜けると・・・」のシーンの暗闇に火花を散らせるパンタグラフの図からして、その、映画版への意気込みを強く感じさせられた。

 果たして、その内容は、前作とかなり似通った構図に帰結するのだが、

 その、「他者を愛するが故の秘密や嘘」が永遠のテーマと定められるのならば、繰り返し語られるべき普遍なテーマなのであろう。

 前作のほうが、より悲劇の見せ方があざとかったが、

 今作は、全体的に抑えめな見せ方が、却って、観ている私の感情を揺り動かした。

 今作のヒロインとも言うべき、海の開発反対派の女性を杏が演じているのだが、焼けた肌がとても健康的で、その素材の素朴な端正さが美しくも悲劇を助長する。

   

 秀逸だったのが、子供嫌いの湯川が、殺人事件の舞台となる旅館に夏休みで泊まりに来た少年と次第に仲良くなっていくのが、

 その設定が後半になって活き始める。

 それは伏線ではなくて、もっと、その少年の人生が事件に係わりが合ったときに、なんとも、指揮者が生演奏で

 ・・・すいません、寝て起きたら、続きを書きまする・・・。

   
        ・・・吉高由里子、アイメイクが変わってなかなか可愛い^^


 (ここから書き足し)

 いやはや、忙しくて、いつも半分寝ながら書いているので、たまに、意味の分からない文章が混入する^^

 消したけど「独占、トカトカ」や、「その少年の人生が事件に係わりが合ったときに、なんとも、指揮者が生演奏で」などと意味不明の文章を書いている。

 さて、これだけは書いておきたい「真夏の方程式」の感想を書き足しておく。

 ・・・「ぼくの夏休み」・・・、最後の最後である。

 ガリレオこと湯川は、知らずに犯罪に加担していた人物に、言葉で諭すのだ。

 とてもとても、言葉で癒せる相手じゃないのだが、それを「言葉」でやらなくちゃいけない。

 私は、「このシーン凄いぞ!」と、身を乗り出して湯川(福山雅治の演技)を見守った。

 湯川は淡々と、でもきっちりと教え諭す。

   (抑えるべき要旨)

   ・世の中には、すぐに答えの出る出来事ばかりではない。

   ・日々を生きていこう。

   ・君は一人じゃない。

   ・自分も一緒に考え続ける。


 心に染みて、泣けました・・・。

                                               (2013/06/30)


[映画『俺はまだ本気出してないだけ』を観た(短評)]

2013-06-29 16:33:40 | 物語の感想

☆まあ、男の半分、つまり「ダメ人間」は、この主人公に「嫌な共感」を感じてしまうでしょう^^

 仕事を辞め、家で家族に疎まれながらも、居間でテレビゲームに興じるなど、家でゴロゴロして、「俺はまだ本気出してないだけ・・・」と嘯く四十男の物語。

 ご多分に漏れず、私も、この男の気持ちが分かる「男の半分」であるが、

 私が、この男と同じに感じていた時代は、三十台前半の頃だったかな?

 現状は変わらなくても、四十にもなれば、そんな気持ちにさえ慣れる^^

 私も「ダメ人間」だが、この男と違って、仕事だけは過剰に続けてきた。

 とは言え、この男、シズオには結婚経験があり、娘がいる。

 それだけで、人生の勝利者のような気がする。

 シズオを堤真一が好演していて、男前がダメ人間を演じる無理さ加減はなく、いろんな意味で情けない男の演技がうまい。

 また、幻想の中に現われる各世代の自分を、ほとんど堤が一人で演じるのだが、それも面白いし、なんか、色んな自分が出現する図は、見てはいないが、今公開している『俺俺』と似ているようだ。

 いや、それが書きたかったのではなかった^^

 で、その幻想の「自分たち」の世界で、足のひらと手のひらで拍手する図があり、堤の体の柔らかさが分かるのだが、その他のシーンでも、足を後ろ上方に上げバランスを取ったりと面白かった。

 娘役を橋本愛が演じ、相変わらず胸がなくて、逆にエロくて、また、シズオの妄想の中での娘が縦巻きロールなベルサイユコスで、いつものオカッパでなくて良かったし、ラストの「衝撃な出会い」から派生できる、こちら側の妄想も淫靡だ^^

 まあ、それは、シズオが珍しく父親対応して、見ているこちらの気持ちを無難に抑えたが^^;

 シズオの父親は、石橋蓮司が、見事に「可哀想な父親」を演じていたと思う。

 爺シャツを股引にシャツインしている姿が泣ける。

 シズオが目指すに至るのが漫画家なのだが、なんか、作中で語られる、そのマンガがなかなか面白いんだよなぁ。

 ちょうど、シズオと友人らが行く飲み屋の主人を蛭子能収が演じているのだが、シズオが描くマンガは、ちょいと蛭子さんのマンガと似ていなくもない。

 で、その飲み屋の主人に、シズオは「才能がないんじゃない^^」とチクリと言われるのが二重に面白い。

   

 シズオと、シズオの親友・サラリーマンの宮田(生瀬勝久)、人生を模索し続ける若者(山田孝之)の生活が平行に描かれるのだが、その終着点が分からなかったのだが、

 ああゆう結末に至り、私はちょいと感動したが、

 シズオの人生は全く変わらず、現状が続くのだった・・・。

                                           (2013/06/29)


[誰ぞ鳩を撃ってくれ・・・]

2013-06-26 23:59:03 | 保守の一考
☆かつて、西尾幹二が、今や消滅しつつある「新しい歴史教科書をつくる会」の名誉会長(別に何をさせられる訳でもない存在)を「辞意」するという、訳の分からないことをやっていたことがあった。

 それと同じで、鳩山由紀夫の、かつて総理だったと言う過去自体をなかったことに出来まいか、辞意は当然しないだろうから、剥奪させられまいか。

 こいつの存在は、ホント、日本人の汚辱だ。

   《鳩山氏“売国発言”に識者ら激怒!「許しがたい」「頭がお花畑に…」(2013/06/26 20:47)》

 <鳩山由紀夫元首相が、信じられない売国発言を炸裂させた。香港のフェニックステレビの取材に対し、沖縄県・尖閣諸島の領有権を主張する中国政府に理解を示したうえで、「中国側から『日本が(尖閣を)盗んだ』と思われても仕方がない」と述べたのだ。中国による尖閣強奪謀略に加担するような言動に、民主党時代の同志や、沖縄県の地元関係者、識者らは怒り心頭に発している。
 衝撃発言は25日午前、中国内外に向けて報道された。
 鳩山氏は「日本が盗んだ~」との発言に加え、「『私の島だ』という気持ちを(日中)両方の国が持つのは当然だ」とも述べ、日本が領有権問題の存在を認めるべきとの認識まで強調した。
 すでに政界を離れている鳩山氏だが、首相経験者の言動だけに、日中両国の世論に影響を与える可能性や、中国に悪用される危険性もある。
 民主党の石井一副代表は「軽率極まる発言だ。彼を首相に擁立した1人として、恥ずかしさを禁じ得ない」といい、こう怒りをぶつけた。
 「本人は軽い気持ちで言ったのだろうが、国益を害しかねない問題だ。政治家は公人であり、辞めても発言に責任を持たなくては。過去にもいろんな失言があったが、そもそも、黙っていればいいのだ。中国が尖閣の領有権を主張し始めたのは、国連調査で周辺に石油が埋蔵されていると発表されてから。米国もそれ以外の国も、民主党議員の多くも『尖閣は日本領土だ』と分かっている」
 尖閣の地元・沖縄県石垣市にも鳩山発言は伝わった。同市を拠点にする地方紙「八重山日報」の仲新城誠編集長は「考えられない。許しがたい」といい、こう語った。
 「現在、石垣島の漁師は、中国公船が尖閣周辺に連日侵入してくるため、漁ができない状況に追い込まれている。国に対して『実効支配を強めてほしい』と要望している。こうしたなかで、元首相がこういう発言をするとは許せない。民主党は2010年の尖閣沖中国漁船衝突事件で弱腰に終始し、地元を失望させた。鳩山氏がまだ党員ならば、海江田万里代表は除名するなど、毅然とした姿勢を見せてほしい」
 中国側の狡猾な仕掛けと、鳩山氏の愚鈍ぶりを指摘する声もある。
 ノンフィクション作家の河添恵子氏は「あきれ果てる。私は、首相時代の鳩山氏を『ハトがサギになった』と評したが、ついに『頭がお花畑になった』ようだ」といい、こう続けた。
 「鳩山氏は、米国には『トラスト・ミー』で見捨てられ、祖父・一郎氏が近かったロシアにも相手にされず、残された大国・中国の誘いに乗ったのだろう。ゆがんだ自己顕示欲といえる。中国側としては『日本国元首相』というブランドを利用して、自分たちに都合のいい宣伝工作をしている。このまま放置すれば、どんどん国益を害する。国会で元首相の肩書を剥奪するとかできないものか。弟で自民党の鳩山邦夫元総務相に『鳩山一族の責任』で、何とかしてほしい」>


 「2ちゃんねる」では、ゴルゴ13を雇うしかないな、なんて意見も多々見られ、マジで、鳩山を一発で消して欲しい。

 眉間に「ズキューンッッ!!」とね。

 でも、基本、マスコミも、こいつのことは無視したほうがいいと思う。

 そもそも、中国の根拠なき強引な尖閣をはじめとする領有権主張も相手にしちゃいけないし、

 盛りに盛ったキチガイ発言を加えて相手にしちゃった鳩山みたいな人間も、相手にしちゃいけない・・・。

   ◇

 私は、橋下弁護士についても、ずーっと問題視ししていた。

 そもそも、「橋下弁護士」と言い続けているのも、バカにしているのだ。

 一月には、鳩山とともに、この表裏一体の二人を批判している。

 <・・・私は「体罰」、それ自体については賛成ですよ。
 いちお、言っておくけど、教師の「体罰」と称した「暴力」に端を発する、大阪市立桜宮高校2年の男子生徒が自殺した事件は由々しき問題だ。
 ただ、今回の事件とは別に、子供や一部の大人などには、自分勝手な主張を繰り返し、何ら理屈とバランスに考えがいかない者が多数いる。
 そんな奴には、「間違ったことをやると、痛い目にあうぞ!」と教えなくちゃ分からない。
 殴らなきゃ分からない。
 特に、今回 中国に行って、相変わらずにキチガイ振りを見せた鳩山みたいな痴呆は、殺すまでしなきゃわからないかも知れない。
     【主張】鳩山氏訪中 あなたは何をしてるのか (2013/01/18)
 ≪・・・既に議員生活を引退した人の発言をとがめたくはないが、日本の「顔」であった元首相である以上、看過できない。
 鳩山由紀夫元首相が中日友好協会の招きに応じて訪中し、賈慶林全国政治協商会議(政協)主席との会談で、「尖閣諸島は係争地」という認識を伝えたことだ。
 尖閣は歴史的にも国際法上も日本固有の領土である。
 「領有権問題は存在しない」という政府の立場を踏み外し、中国側の意向に沿う発言を行うことがどれほど国益を損なうか。まだ、わからないようだ。
 菅義偉官房長官が「わが国の首相をされた方の発言として非常に残念で極めて遺憾だ」と不快感を示したのは無理もない。
 鳩山氏がいかに国益を害してきたかは枚挙にいとまがない。・・・≫
 その鳩山と、双璧に、橋下弁護士っちゅうのも、徹頭徹尾、異常である。
 こいつも、それこそ、どこかの「維新の志士」が暗殺未遂でもしてくれなくちゃ、生きかたを変えないんじゃないか?
     「悪循環断ち切るため入試中止が必要」橋下市長、改めて主張 桜宮高2自殺
(2013/01/18)
 ≪・・・大阪維新の会の美延映夫議員から、橋下市長が市教委に要請した入試中止の狙いについて問われた橋下市長は「勝利至上主義という意識がこの問題の根っこにある。こんな体育科に入ったら同じ意識の卒業生を出してしまう。スポーツ指導の悪循環を断ち切るために入試中止が必要だ」と持論を展開。・・・≫
 (1)なんちゅうか、こいつ、いちいち、言うことが極端。
 (2)そして、必ず、何かことが起こったときの、最初の言動が左翼国家の独裁者の如き様相を呈す。
 (3)そして、その言葉はすぐに、勉強不足だったが故に、石原慎太郎かなにかに注意され、数時間で180度異なることを平気で言い出す始末。
 (4)今回も、どうせ、すぐに撤回されることになる。
 なんか、安倍さんと言い、日本教育再生機構と言い、この「鳩山と双璧のキチガイ」と連携しようと言う動きがあるが、
 私は、こんな異常な男と組むのはイヤだね。
 とてもとても、うまく飼いならせるとは思わない。
 ちょっと面倒臭いけど、私、大批判を繰り返すかも知れないよ。・・・(2013/01/18)>


   ◇

 鳩山については、民主党が政権を取る遥か以前から、その異常性を指摘していたつもりだが、今、鳩山について、それを紐解いていくまでの時間を費やすのが嫌だ・・・。

 パパパッと目についた、鳩山批判を再掲しておきます^^

   ≪[与党民主党考・123 「お痴呆さま」](2012/05/18)≫

 <☆このブログでも、何度言ったか分からないが、鳩山由紀夫の白痴振りは、「三下奴」揃いの民主党の中でも群を抜いている・・・。
 誰かが、ダイレクトに言わなくてはならなかった。
 でも、言われても、キョトンとしているだけで、今後も、同じよう愚行・愚言を繰り返し続けるんだろうけどさ・・・。
 こんな男を、一国の総理にしていたんだから驚きだ。
 まあ、覚せい剤でろれつの回らない田代まさしがニュースキャスターだった時もあったしね^^;
   《【産経抄】5月17日(2012/05/17)》
 <「恥を知れ」を校訓としている学校がある。東京都千代田区に本部を置く大妻女子大学である。女性だけではない。男性にこそ必要な言葉だ。自民党の野中広務元官房長官はそう考えているに違いない。
 ▼「男は恥を知るものだ。のうのうと沖縄に来て、県民に泥をかけるのか」。沖縄復帰40周年の記念式典会場で、鳩山由紀夫元首相を見かけて、苦言を呈したという。きのうの読売新聞が報じていた。
 ▼野中氏の怒りは理解できる。自民党政権下で進められてきた、米軍普天間飛行場の移設のための話し合いを台無しにしたのが、鳩山氏だ。衆院選前の沖縄で訴えた、「最低でも県外(移設)」の公約は、今から振り返れば詐欺に等しい。
 ▼案の定、政権奪取後その舌の根の乾かぬうちに自らの主張を撤回して、移設先を名護市辺野古地区とする日米合意を結んでいる。その後も、日米同盟を維持しながら、地元の負担を少しでも軽くしようと奔走する人たちを、愚弄するような発言を続けてきた。
 ▼今回も鳩山氏は「のうのう」と沖縄を訪れただけではない。「『最低でも県外』という気持ちを果たさなければ、沖縄の皆さんの気持ちを十分理解したと言えない」。宜野湾市での講演で、首相時代の決定を再び覆してしまった。外務省の中止要請を振り切って、イランを訪問し、まんまと利用されて帰ってきてから、まだ1カ月ちょっとしかたっていない。
 ▼大妻女子大学の創立者、大妻コタカによれば、「恥を知れ」とは、自分の良心に自ら鞭(むち)打つ、自己反省の糧となる言葉だという。鳩山氏も、自分に向かって言ってみたらいかがだろう。どんな苦言も、この人には蛙(かえる)の面になんとかだと、わかってはいるのだが。>
 ・・・この人、政界の引退を口にもしていたんだけど、いつの間にやら、それもなかったことになってる。
 「スキゾフレニア」の極みのような人間である。
 さて、野中広務氏だが、この人も問題あれど、顔のパーツ・キーワードの似ている輿石東に比べると、それでも格段に、上品な顔であることが分かる。
 「そんな印象の違いかよ」と思われるかもしれないが、その違いこそが、自民党と民主党の違いを象徴しているんだよね。
                                        (2012/05/18)>


   ◇

   ≪[与党民主党考・117 「稀代のバカ・鳩山」](2011/01/11)≫

 <☆未だに・・・、い・ま・だ・に! こんなキチガイ発言を繰り返している・・・。
   《鳩山前首相、民団新年会で「参政権、大きな道を開く年に」(産経 2011/01/11 13:08)》
 <鳩山由紀夫前首相は11日、都内のホテルで開かれた在日本大韓民国民団(民団)の新年会であいさつし、「皆様方の悲願である(外国人)地方参政権の付与に関して、大きな道を開く年にしていこうではないか」と述べ、改めて付与実現を目指す考えを強調した。>
 誰か、こいつを早く「友愛」してくれないかなぁ・・・。
 (注)・・・ここで言う「友愛」とは、スラング的に「消す」「粛清する」を意味します^^;
 まあ、オウム真理教で言うところの「ポア」みたいなものだ^^;
 以下の引用の「地球市民」は、鳩山言うところの「友愛」と同根です・・・。
   ◇
 <日本教育再生機構>の会報「教育再生(1月号)」記事「中国の正体 こう教えよう」より
 ・・・八木秀次・日本教育再生機構理事長 『日本の義務教育を終わる中学校社会科の最後のページには「地球市民を目指して」と書いています。「国民になりましょう」ではないんです。ユートピア思想というか夢物語というか・・・。』
 ぺマ・ギャルポ・桐蔭横浜大教授 『偽善者ですね、そういう教科書を作っている人は。』
 八木 『悪意があると思いますね。国民意識を相対化して、日本国民がみんな「地球市民」だと意識を持てば、日本を侵略しようと思っている国にとって一番都合がいいんです。』
 石平・評論家/拓殖大学客員教授 『そうですね。問題は、日本人が勝手に「地球市民」だと思っても周辺の国家の国民は誰もそうは思ってません。』
 八木 『憲法教育や政治教育で強調するのは、日本国民前文の「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」ですが、まず「平和を愛する諸国民」と言うのが嘘です。「我らの安全と生存を保持」するために「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼」する。「我らの努力」ではないんです。自分の国は自分で守ると規定してないんです』
 石 『日本国憲法はまず世界認識を間違っています。その幻想の上に国民の存立を託すということは、国家の義務を放棄しているということです。』
 ぺマ 『資源の問題や地球温暖化など地球的課題を解決するために「地球市民」的な考え方をするのは構いません。しかし国家を否定するのは完全に間違っています。理想を掲げるのは結構ですが、現実を教えなければなりません。それが教育です。』
 石 『いや、「地球市民」を理想とすること自体が日本の国益の障害になっているんです。国家を破壊することを前提とした、悪意に満ちたイデオロギーですよ。』
 ぺマ『「地球市民」と地球的規模で物事を考えることは区別しなければなりませんね。明治維新の志士たちのほうが、今よりもはるかに地球的規模で物事を考えていました。』
 石 『しかも国家意識を基本にしていました』 ・・・
   ◇
 鳩山の「友愛」は、国家間のコミュニケーション不全の極みである・・・。
                                          (2011/01/11)>


   ◇

   ≪[与党民主党考・54 「このバカ・・・」](2010/05/05)≫

 <☆人が人に対して感じるマイナスの感情を全て与えてくれることで有名な某日本国の首相ハトヤマだが、こんなことを今更言ってます・・・。
   《首相「海兵隊が抑止力と思わなかった」(産経 2010/05/04 18:56)》
 <鳩山由紀夫首相は4日、米軍普天間飛行場の移設問題に関し「昨年の衆院選当時は、海兵隊が抑止力として沖縄に存在しなければならないとは思っていなかった。学べば学ぶほど(海兵隊の各部隊が)連携し抑止力を維持していることが分かった」と記者団に述べた。また、昨年の衆院選で沖縄県外、国外移設を主張したことについて「自身の発言に重みを感じている」とも語った。>
 ・・・、・・・な! 今更、何を言ってるんだよ・・・。
 なんか、線路に踏み切りのなくちゃいけない理由が分かったとか、マンホールに蓋がなくちゃいけない理屈が理解できたとか、雨の日に傘がなくちゃいけない訳が分かったとか、そんな超常識を学んだことを嬉々として語られてしまったかのようだ。
 確かに争いは良くないけど、それはなくならず、世の中には相応の「力」を持って生きていかなくてはならないことは、男ならば、早くても小学生、そして、軍隊の必要性などは、遅くとも高校生ぐらいでは理解していなくちゃならないことだ(日本は、それをアメリカに任せてしまっているので、歪みが生じてもいる)。
 それを絶対に認めない人間どももいる。
 でも、それは、共産党とか社民党として、社会から隔離されてきた。
 だが、ここに、日本の第一党の、しかも、首相の発言としてかような言葉が発せられてしまった。
 そんな認識の首相のこれまでの発言で、日本国民が右往左往させられてしまったのだ。
 つまり、国民の一人一人以下の認識の人物に、我々は、政治リーダーを任せてしまっていたのだ(過去形だが、もちろん、現在進行形でもある)。
 トマス・モアが『ユートピア』で描くかのような、愚者上位と言う逆説の世界である^^;
 なんちゅうのかな?
 共産党や社民党は無知なのではなく、いちお、政治思想の選択肢の一つとして、「戦争を認めない」という決断をしているのが建前だ(故に、その思想矛盾は大虐殺を生む)。
 だが、鳩山は、それ以前に、何も知らない、無知蒙昧のヤカラだったのである。
 こんな痴呆者を、いまだに国のリーダーとして仰ぐ日本国民は、私も含めて異常である・・・。
 ゆ、友愛って・・・^^;
                                       (2010/05/05)>


   ◇

 こんなもんじゃないんだよ、私の鳩山批判は・・・!

 もっともっと遡れる。

 でも、こいつを相手にするのは面倒くさいから、もう寝る!!

                                          (2013/06/26)

[三遊亭鬼丸・三遊亭天どん]

2013-06-23 23:59:52 | 物語の感想
☆私、金曜日は、夜はお店を開くけど、昼の仕事の倉庫作業は休みである。

 なので、鬼丸師匠が月に一度呼ばれる「月イチお茶のみ落語」は、その木戸銭が500円であることや、午前中にチャッチャッと行なわれることも含め、条件として最高なのである^^

 母親(バーブ)を連れて、埼玉はプラザ・ウエストに向かう。

 思ったよりも遠かったが、複数人数で行くならば、車で行くほうが安上がり^^

 鬼丸師匠やカオリンのラジオ番組「ゴゴモンズ」を聴くようになって、その関係のイベントに参加するようになって、私は、一生 縁がなかったような土地を知ることができるようになった^^

 プラザ・ウエストは、とても大きな会館で、埼玉県民は金があるのぉ、と思った。

 ここの和室集会場での小さな落語会だった。

 パックのお茶が一本貰えて、それを飲みながら鑑賞しようじゃないか、が、「お茶のみ落語」の趣旨だ。

 三遊亭天どん(二ツ目)さんとの二人会。

 私は下世話ながらも、お客さん人数×(木戸銭-お茶代)÷鬼丸・天どん=・・・円、などと、どれくらいの稼ぎかを計算しちゃうのだが、

 まあ、鬼丸師匠・天どんさんとしては、これは落語文化を広めたり、自分の名前を広めて、次のRKG48総選挙での上位を狙う営業活動でもあるのだろう。

 そして、私はってーと、500円の木戸銭にもかかわらず、両名二席づつの噺が聴ける。

 非常に、非常に、お得だ!

   

 先ずは鬼丸師匠の登場だ。

 大きな落語会と違って、ソフトモヒカンをばっちし立ててないので、なんか、兜巾(ときん)のようだった。

     

 噺は「千早振る」

 最近 聴いた「崇徳院」みたいに百人一首を題材にしているが、それを茶化しまくっているのが鬼丸師匠の語り口には合うな^^

 母親は、鬼丸師匠の顔を評し、「なんか顔が締まってきたねぇ」と言ってた。

 次に三遊亭天どんさんの登場だ、

 まだ「二ツ目」で、秋に真打への昇進が決まっているとのこと。

 なんか面白い顔だった^^;(「明日にときめけ、夢にきらめけ!!」みたいな)

     

 天どんさんの一席目は「引導」

 序盤はおとなしめに始まるが、クライマックスのミュージカルシーンはやはり面白い!

 で、仲入りを挟んで、再びの鬼丸師匠。

 なんで、トリを二ツ目に譲るのだろう・・・? と、思った。

 また、この頃、ゴゴモンズリスナーと思われる男が、先に観覧していた女の子と合流した。

 鬼丸師匠は、夫婦喧嘩が題材の「厩火事」のまくらとして、鬼嫁話(「アスパラの力」「ハガキにJAPAN!」)をはじめた。

 この鬼嫁話はラジオでも話していて、私も聴いたが面白いエピソードだ。

 すると、そのゴゴモンズリスナー、鬼丸師匠がその話をし始めた途端に、オチを知っているものだから、大きな声で笑い始めたのだ。

 私は、その落語の段取りを破壊するような野暮に腹が立った。

 私など、ラジオでも、この間の神保町でも、このエピソードを聴いたが、やっぱ、同じ内容でも、その時その時のアレンジの違いに感心したりして、やっぱり、そのオチでは大笑いする。

 が、その話を知っているからといって、先回りで笑うような無粋はけしてしない。

 非常に自己チューのゴゴモンズリスナーは、鬼丸師匠の語りにも、我々の笑いのタイミングをにも、不協和音を奏でたと言えよう。

 最後に天どんさんの最後の噺、「舟徳」だ。

 大川の船頭の噺なのだが、そこまでの描写はないのだが、川を行く若旦那の船の動き・風景が手に取るように分かる面白い話であった・・・。

                                             (2013/06/23)

[映画『二流小説家』 『アフター・アース』を観た]

2013-06-22 17:13:08 | 物語の感想

☆パッとしない映画を二作観た・・・。

 どちらも、妙なテンポが、最初は格調高く感じるのだけど、後半、次第におバカに感じる点が似ている・・・。

   ◇

 先ずは『二流小説家 シリアリスト』だ。

   

 原作は海外ミステリー、それが邦画で作られた。

 猟奇連続殺人犯人(死刑確定)が、拘置所の中から、とある二流小説家に、自分の実録小説を書くことを依頼する。

 そこから、その売れない小説家の周囲に、更なる殺人が頻発する。

 そもそも、私は、首を切断するような作品が嫌いで、「占星術殺人事件」くらい突き抜けていたらいいのだが、今回の作品は、なーんか表面上、猟奇をなぞっているだけで、全然 凄みも嫌悪も感じない(もしかして、傑作『パヒューム』を目指していたのかな^^;)。

 上川隆也が作家を演じ、そのいまいち冴えないながらもの事件に巻き込まれていく様は、なんとも、妙にフランス映画的な画面作りで良かった。

 なので、この作品は、そのような傾向なのかと思った。

 奇矯な連続殺人犯を武田真治が演じていて、この人は、まだまだ大きな可能性を秘めた役者だと思うけど、物語の謎解きがつまらなかったので、その飄々として底知れない演技が、全く活きてなかった。

 なーんか、謎解きがトンデモで、作品が、個々の人間をイメージとして捉えている点は良かったけど、本来 驚かせるべきトリックをリアルに感じさせる雰囲気作りは全くなかったな・・・。

 片瀬那奈は、私の大学一年の姪っ子にそっくりだった^^

   

   ◇

 続いて、『アフター・アース』だ。

   

 序盤から、陽性のイメージのウィル・スミスが、厳格な宇宙の戦士である父親を演じ、親子共演の息子と作品上 接していて、非常にお堅いイメージだった。

 お堅いイメージ以上に、なーんか、やたらと親子関係の家族の回想のカットバックが入り、未開の惑星の冒険物語と言う胸躍る展開に深みを増すというよりは阻害する。

 ウィル・スミスの、やや、親子の愛情を語ることに重点を置く「親バカ」映画であることは差っ引いても、ウィル・スミスの今回の演技や、

 例えば、母親役の女優の顔立ちや雰囲気が、妙にハリウッド的ではないな、と考えつつ、

 なんか、拘らなくいてもいいような回りくどい展開に眠気を感じつつの鑑賞の末に、

 エンドクレジットを眺めていたら、

   [監督 M・ナイト・シャマラン]

 の文字・・・。

 私、なんか、全てが納得いきました^^;

 未開の惑星には、ウリ坊やヒヨコなど、可愛い動物がいたので、そこは良し!

 それから、酸素吸入薬を服用する時の「プシュッ!」と言う音も良かったかな^^

                                           (2013/06/22)


[高市早苗は、発言を、撤回も謝罪もする必要なし!]

2013-06-19 23:59:09 | 保守の一考
☆・・・自民党の高市早苗政調会長が、17日の神戸市における講演にて、

 (原発の再稼働問題について)「(東京電力)福島第1原発で事故が起きたが、それによって死亡者が出ている状況ではない。最大限の安全性を確保しながら活用するしかない」と言った。

 全く問題のない発言である。

 これに対し、いつもの如く、放射能ヒステリーのキチガイどもがマッチポンプで騒ぎ立て、

 その連鎖反応で、自民党福島県連が、19日午前、発言撤回と謝罪を求める抗議文を党執行部に提出したそうだ。

 「原発事故の影響による過酷な避難で亡くなられた方、精神的に追い詰められ自殺された方など1400人を超す災害関連死が認定されている」

 とのこと。

 で、高市早苗は19日の午後に撤回し陳謝に至る。

 最近、このように、何ら問題ない言葉に、キチガイどもの批判が集まり、状況を逆転させられることがよくある。

 高市早苗は、撤回も謝罪も必要がない!

 ・・・橋下弁護士の従軍慰安婦発言もそうだ。

 あれなど、もはや、日本においては、十年前に、ほとんどの中学歴史教科書から「慰安婦」と言う言葉が消え去ってから、「従軍慰安婦」は、特定アジア人(中国・韓国・北朝鮮)の単なる妄想であることが決定事項である。

 日本人のメンタリティの一つに、「面倒くさいので、多少のリスクを背負っても、慰安婦の存在を認めちゃったほうが楽だ」の意思が常に見受けられたのだが、どのような調査をしても、「旧日本軍の手に拠る慰安婦」の証拠が見つからなかったのである。

 さて、高市発言である。

 先ず、これは、先の大震災以後の、多くの放射能ヒステリーの人々に対してのセリフだったのである。

 思い出して欲しい。

 多くのマスコミや、浅はかなる言論者たちが、おどろおどろしい言葉を駆使し、今すぐにでも、日本が放射能で壊滅するかのような戯言を一年以上に渡って念仏仏教のように唱え続けていた。

 私は、あまりにも酷いニュースキャスターやラジオパーソナリティー、言論者の戯言は、ちゃんと録音や録画をしている。

 ははは、名指しで公表するか?(今は面倒くさいのだが・・・^^;)

 しかし、結果としてどうか?

 人ひとりとして、今回の原発事故で死んでいない。

 放射能では死んでいない。

 延々と2年以上に渡って、流言飛語を流布していた野郎どもは、それに対しての謝罪・撤回はしていない。

 しなくちゃいけないことにも気づいてない。

 妄想の垂れ流しである。

 なんで、高市早苗の正論が、間違ったことしか言えない奴らにけなされなくてはならないのか?

 その間、私もそうだが、多くの方が、「今回の原発事故での死者は出ていない」と、折に触れ、言っている。

 それに対し、多少の反原発の方々が、「間接的な死者は出ている」と言い続けてはいた。

 しかし、その死者が、自分らの主張する「怖い怖い放射能」とは、異なる形での死者なので、大きな声では言えてなかった。

 だが、高市発言に対しては、反原発主張のおバカさんたちの言い分が、

 「怖い怖い放射能。日本は滅亡するぅぅぅううう」から、「けしからん、間接的な死者が出ているってのに!」と、厚顔無恥にも大きなスライドを始めたのだ。


 そして、自分のかつての、ヒステリックで恥ずべき妄想言動を忘れたかのように、

 それに対しての高市発言に対し、それまでの自分の主張とは異なった言葉を、またも、おどろおどろしい修飾で、あらん限りの表現を駆使し、ヘイトスピーチし続けるのである・・・。

 いちお、言っておくが、今回の原発事故での「間接的被害者」は、行政のケアの不手際はあれど、

 そのほとんどの原因は、放射能ヒステリーのマスコミ垂れ流し妄想による「恐怖のストレス」が社会に蔓延した結果以外の何ものでもない!!

 繰り返すが、福島第一原発事故での、放射能に拠る死者は一人もいない・・・。


                                           (2013/06/20)

[映画『宇宙戦艦ヤマト2199 第六章 到達!大マゼラン』を観た]

2013-06-17 02:40:00 | 新・物語の感想

 ・・・以下は、書き途中です。(いちお、書き終えました^^)

 必ず、明日には書き終えますので、少々お持ちを!(書き終えましたってば!)

 とりあえず、私が、繰り返し言及している、森雪のお尻と、こんもり股間をお楽しみください^^

     

     
                      ・・・写真を堪能したまえ、タラン君!

☆先ず、予言しておきたいことがあります。

 8月に「2199:最終章」が公開されますが、おそらく、その最後に、このような特報が入るでしょう。

   《特報! 『ヤマト2201』製作決定!!
             『第一章:見えざる脅威』 2015年夏公開予定!!!》


   ◇

 さて、いよいよヤマトは、目的地のイスカンダルを擁する大マゼラン星雲に到達しております。

 前回の死闘によって、敵の大帝国ガミラスの一万隻の大宇宙艦隊は「三ヶ月」の距離のかなたに置き去りにされております。

 これはどういうことかと言いますと、ガミラス軍は、通常のワープ(小規模:ガミラス呼称「ゲシュタムジャンプ」)のほかに、大型のワープ装置「ゲシュタムの門」を用いて、大規模な宇宙空間移動を行なっている。

 ガミラスと地球の中間地点にバラン星があり、ここに、ガミラス正規艦隊のほぼ全て(一万隻)が終結していた。

   

 ヤマトは、一隻でここを突破、バラン星宙域にある「ゲシュタムの門」を破壊しつつ、自分だけはそこを通り抜けると言う、それはもう、私、口が「あんぐり」となるような鮮やかさで、ガミラス軍を、通常ワープ三ヶ月分の彼方に置いてきぼりを喰らわしたのでした。

 いやはや、これって、映画史上 稀に見る痛快展開でした。

 そして、ヤマトの行き着いた先が、大マゼランだったのです。

 ガミラスの兵力は、今や、ほとんど親衛隊のものだけです。

 が、猛将ドメルは健在、デスラーの命により、かき集めた少数寄せ集めの精鋭で、ヤマトと「七色星団の決戦」に挑むのです。

   

   

 本当に練られた脚本である。

 オリジナルでは、確かに、宇宙に版図を広げるガミラスとして、今回の決戦でのドメル艦隊は、作戦上では充分でも、全体においては貧弱の印象があった。

 だが、物語上、ガミラスの台所事情を示したことにより、ドメルの名将としてのやりくりや、

 また、ガミラスは大軍勢なれど、ガミラス絶対防衛圏内では勢力が手薄になっていると言う「状況」が一石二鳥で語られるのである。

 いや、今後、続編が作られるときに、滅亡したはずのガミラスに何故 大艦隊が残っていたのかという答えの提示でもあり、一石三鳥か。

 しかし、とにかく、今回の脚本、何かを展開させると、それに必ず付随して、物語上 厚みを増す「人物」を配置する。

 今回、ヤマトの波動砲口に挿入するドリルミサイルを輸送する発射担当の男は、かつては戦場でならした現在ロートルの歯っ欠け爺様なのである。

 残存兵力の殆どが親衛隊のガミラス軍は、そんな爺様や、劣等種族を正規兵にしてヤマトに戦いを挑んでいて、

 その劣等種族もまた(ここではシュルツと同じ殖民惑星ザルツの二等ガミラス臣民)、個々で、ガミラスへの軍人的な真摯な忠誠なども描かれ、サラリと描いているが、実に深い。

 また、今回の物語後半で、森雪が敵に拉致されるのだが、そこで彼女の警護にあたるのがザルツ人であり、また、貴族的な教育を受けたドメルの奥さんエリーサだったりする。

 おまけに、ガミラス軍のデスラー直近の女性参謀セレステラから、森雪が、ガミラスの崇拝対象であるイスカンダル人のユリーシアと誤認識されていることから訪問を受けたりして、

 ガミラス軍が多種族で構成されつつも、そこに厳然なカーストがあり、だが、その女性高官が異人種でありながら、デスラーによって取り立てられていることも説明される。

 更には、デスラーの「強権の元での全宇宙の平定」と言うラオウイズム(「北斗の拳」)や、そのセレステラを「底知れない慈愛」で側近として抜擢してくれたDIOイズム(「ジョジョ:第3・6部」あたり)も語られる。

 ・・・何か、このリメイク作の改変要素を紐解く時は、必ず、それに付随した、物語に深みを増す展開・演出が為されている。

 それはもう、それこそ、蜘蛛の糸のように張り巡らされれている。

 まさかの、シュルツの娘が、ユリーシア(と思われている森雪)に、お茶を注いで頬をあからめる展開があったり、

     
            ・・・シュルツの娘ヒルデ

 また、セレステラが用意したお茶が貴重品であったりのお茶文化の存在も、ガミラスの文化の一端を垣間見せてくれる。

 ヤマト艦内では、地球人・イスカンダル人(ユリーシア、ベシャリが可愛い)・ガミラス人の女性がパフェをパクつき、

 また、収容所惑星では、ザルツ人・ガトランティス人、親衛隊に星を絶滅させられたオルタリア人、そして、地球人(さよなら藪クン・・・)が、反乱蜂起するのだ。

 さりとて、それらの深き芳醇さは、オリジナルの斬新さがあってだ。

 今回、ヤマトの目的地イスカンダルが、実は、敵であるガミラスと二重惑星であることが判明する。

 旧作を知っている私には既知のことだが、これって、考えれば考えるほど、凄まじい設定だ。

 「希望」と「絶望」がニコイチなのである。

   

 そんなオリジナル要素があってこその、今回のリメイクだ。

 ちょっと不満だったのが、収容所の反乱の展開が、あまりにも都合が良過ぎるのと、

 収容所所長が、逃げるガトランティス人をライフルでハントするシーンがあるのだが、そこに、メーテルっちゅうかエリーサがさして表情も変えずに立っていて、なんか忘れちゃったけど、なんかの情報には反応すると言うのが、違和感ありありだった。

 おいおい、エリーサさんよお、目の前でマンハントが行なわれているんだぜ!

 いやはや、今回の『ヤマト2199』、色んな「イイ女」が出てくるけど、エリーサはベスト3に入るので、気になった次第。

 私の知っているエリーサは、もっと情が濃いはずだ^^;

   
          ・・・ドメルとエリーサ

                                           (2013/06/17)


[映画『バレット』を観た(寸評)]

2013-06-15 02:21:35 | 物語の感想

☆スタローン主演の、ウォルター・ヒル監督作。

 私のイメージでは、なんとなく「今さら」感のあるウォルター・ヒル監督である。

 御大過ぎる方を招聘して、いい作品が出来るのかね、と訝っての鑑賞だ。

 が、冒頭の画面作りのザラつきから、私は、かつての「ウォリアーズ」や「48時間」「ストリート・オブ・ファイヤー」を思い出させられ、そのハードな展開に、すぐ作品に飲み込まれるのだった。

 面白かった。

 今 挙げたウォルター・ヒルの代表作の魅力をそこかしこに(敵ウヨウヨの町から逃避行、反目しあう二人のバディムービー、最後に奇妙な得物を持ったタイマン勝負)、

 主演のスタローン独特の不器用さと熱血の魅力をうまく織り込んでいた。

 殺し屋の世界の非情さもスリリングに描かれ、殺し屋以上に非情な仁義なき敵に容赦なく殺され、復讐として容赦なく殺す姿は、こちらに「エンターテイメントとしての殺伐さ」さえ表出させていた。

 ジェイソン・ステイサムや、「96時間」シリーズのような無駄のない機能的な殺しのアクション・・・。

 スタローンとバディを組むのが、韓国系の刑事テイラー(サン・カン)。

   

 かなりいい味を出していた。

 スタローンと全く違うタイプなので、ミスマッチの新風が感じられた。

 日本だと、刑事と共闘する殺し屋の話なぞ、リアル展開においてはあり得ないし、米国であってもないのだろうが、最低限の縛りで、その不可能ごとをリアルに展開させる。

 荒唐無稽なアクションもあるんだけど、それをリアルに映す監督がいて、それをリアルに感じさせてくれる役者の演技がある。

 最近のスタローン作品は、ホント、クライマックスに向けてのカタルシス融解展開が完璧だ。

 で、そのクライマックスは、スタローンが、一回りも二回りも大きい敵との一騎打ち。

   

 容赦ないアクションが燃える。

 最後に韓国系俳優に華を持たせるのも、スタローンの余裕と言えよう。

 皆さんも観たほうがいいぞ、スタローンやウォルター・ヒル監督の「いぶし銀」を堪能できるぞ。

                                            (2013/06/15)


[映画『華麗なるギャツビー』を観た(寸評)]

2013-06-14 13:53:47 | 物語の感想

☆タイトルだけは知っている、かつて映画化もされた米文学作品の再映画化。

 画面は常に色彩豊かで鮮明、驚くほどスタイリッシュな意匠を施されていた。

 だが、物語のテーマ、その普遍性あってこそ、映像表現は活きる。

 主演はディカプリオで、私の大好きなキャリー・マリガンがヒロインだ。

 謎の富豪ギャツビー・・・、その夜毎の大邸宅の絢爛豪華なる大パーティーは、ただ一人の女性、人妻のデイジーに向けたメッセージであった。

 非の打ち所のない大富豪の紳士ギャツビーだが、恋焦がれしは、人妻であるデイジーであったが故に、その人生は不協和音を奏でていく。

 私は、これが、私を含む多くの男性の姿であろう「振られ男」の、一つ間違えれば「ストーカー」みたいな物語であるので、

 その作品としての完成度以前の問題で、なーんか身につまされて辛かった。

 ましてや、恋の相手が、世界で最も可愛いキャリー・マリガンである。

 女優が美しいのは当たり前、でも、ずーっと見つめていたくて、目が離せないような魅力の女性は、現代では稀だろう。

   
           ・・・クィーン・オブ・短髪

 ギャツビーの、数年会えなくても心が魅かれ続ける気持ちが分かるし、

 ディカプリオの、デイジーを見つめ続ける熱の入った視線の演技も素晴らしい。

 私とても、世界を左右するような富でもって、この女を手に入れたい。

 とは言え、私の口座はマイナス残高だけどね^^;

   ◇

 ・・・お金で手に入れられない「運命」と、

 どんなに華麗かつ強靭なる精神を持つ男でも、その「運命」の取りこぼし・・・、

 たった一人の女の存在で、思った以上に「脆い」と言うことが分かる作品であった。

   ◇

 二人を観続ける人物・青年ニックを、トビー・マグワイアが演じるが、物語の忠実なる傍観者として、いい演技をかましていた。

 ギャツビーとニューヨークに向かうシーンがあるが、

 あのシーンの高架は、マグワイア主演の『スパイダーマン2』で、ドクター・オクトパスと激闘を繰り広げる鉄道だよねぇ?

                                           (2013/06/14)


[反AKB論(2:マンコがイカ臭いオンナたち)]

2013-06-13 23:59:20 | 保守の一考
☆そろそろ、「反AKB論」についても、徐々に書いていかなくちゃね。

 だから、とりあえず、私のこれまでのAKB絡みのエントリーをまとめておく。

 基本、私はAKBについては、多分、これを読んでいる皆さんよりもはるかに疎い。

 が、そこはそれ、「天才バカ」を標榜しているので、核心は衝かせて頂いています^^

 なお、今日発売の週刊文春には、またも、AKBメンバーの乱行の記事が載っていたね。

 そんな行動が常態のアイドルグループ・・・、ないわなぁ・・・。

 「地下アイドル」的な存在以外の何ものでもない・・・(こんな言い方は、地下アイドルに申し訳なかった、すいません・・・)。

 私の大好きな、朝のNHKドラマ「あまちゃん」主演の能年玲奈だが、作中でAKBみたいなアイドルグループに所属するのだが、そのアイドルとしての役作りの演技の参考には「ももいろクローバーZ」を参考にしたのだそうだ。

 まあ、AKBなどは参考にできまい。

 飲むわ・しゃぶるわ・やるわ・何でもお金と引き換え…、それじゃあ、アイドルとして、逸脱し過ぎだ。

 同じCDを、ファンに何百枚を買わせている商業行為自体を、社会が許しているのもおかしい・・・。

 また、バカの小林よしのりが、「AKBファン卒業」を宣言したのだそうだ。

 これは、いつもの、何度も繰り返されてきた「ケンカ別れ」の亜種の行動だ。

 確かに、もはや、AKBに想いを込め続けるには、あまりにも裏切られ過ぎているね、こいつは。

 多くのメンバーを信じ、全く無視され裏切られ、最後の砦の大島優子にも、元彼の暴露が為され(二週間ほど前。それが投票にマイナスに反映されないのも不思議・・・)、

 今、小林は「まゆゆ」を信じるしかないようだ。

 もし、まゆゆにもスキャンダルが発覚したら、こいつ、これ以上、どうやって自分を騙していくのか・・・。

 まゆゆっちゅうのも、変なキチガイおじさんに、過度の期待を押し付けられて困っちまうわな^^;

 まあ、小林は、これからも、AKBについて、「老人のキレのない小便」みたいに、したり顔で語り続けていくと思うが。

 小林が、このブログを見ているのは、アクセス解析で分かっている。

 反AKBを書いていく中で、この小林には大きな恥を書いて頂こう。

 こいつは、先の「AKB選挙」で一位になった指原莉乃を貶めまくっているが(若い娘を、60男が執拗に攻撃し過ぎ!!)、

 今、私は、多くのスキャンダルに塗れたAKBの中で、唯一、この指原莉乃だけが、若さゆえの好奇心はあれど「純な恋愛」をしていたのではないかと思いはじめていて、

 だからこそ、打算や欲望のスキャンダルの他のメンバーよりも高得票を得たのでないかと考えている(多分、この要旨は、小林にパクられるだろう・・・)。

 うふふ、私は、ちょいと、この指原莉乃を庇ってやろうと思う。

   ◇

 以下、私のAKB絡みの文章の全てである。

 「AKB」の文字が一つでもあらば、その記事を羅列しております^^

   ・[何かしら無理矢理に話す(12・AKB商法と直接民主制とオレオレ詐欺)](2010-11-07)

   ・[何かしら無理矢理に話す(13・セブンイレブン700円以上購入クジ)](2010-11-17)

   ・[嘘吐きササク伝説・2(『敗北者』シリーズより)](2010-12-28)

   ・[近況報告 (62)](2011-02-18)

   ・[映画『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued』を観た](2011-02-21)

   ・[映画『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』を観た](2011-07-14)

   ・[前夜 (近況報告79&大腸癌シリーズ�&ミシュ蘭30)](2011-07-24)

   ・[映画『日輪の遺産』を観た](2011-09-06)

   ・[近況報告 (94・残業/やまぐちりこ/ツインテール)](2011-09-12)

   ・[近況報告 (120・激寒/グリーンマン/だぜ/『けいおん!』AKB商法/内股えくぼ/ペロペロ覇者)](2011-12-08)

   ・[素晴らしい原子力発電(3 現地へ/『チェルノブイリ・ハート』/『放射能のタブー』/秋元康)](2011-12-11)

   ・[近況報告 (134・バイトの話、彼女の話など)](2012-01-20)

   ・[近況報告 (140・フワッとギラギラ)](2012-02-10)

   ・[酔っ払ったのでダラダラ書く](2012-02-22)

   ・[マッチポンプ!!(中編:スカートめくり)](2012-04-18)

   ・[ちょくちょくある、私の予言者めいたトコ](2012-04-22)

   ・[近況報告・166 「フードフェスティバル<まんパク>・前田敦子似・チェシャ猫・新車](2012-05-31)

   ・[海宝真珠ちゃんに会いに行く…、てゆーか、観に行く^^;(3)](2012-06-07)

   ・[キャメロン・ディアス/暴力脱獄/指原莉乃/さあ、みんなも幼女を好きになろう!](2012-06-14)

   ・[鈴木凛さん、ミュージシャンに!!](2012-07-25)

   ・[カオリン、泣く・・・。(「GOGOMONZ」公開生泣き)](2012-08-2)

   ・[スマン、忙しいので、またも『敗北者』の再掲(2007/12/02)](2012-09-18)

   ・[日本復活最前線・7 「死ぬまで終わらない魂の拘束」(教育再生機構・講演会in高崎)](2012-09-27)

   ・[告白・ダメ人間の痴漢](2012-09-29)

   ・[子供たちをトンネルから守れ!(反トンネル・脱トンネル・卒トンネル!!!)](2012-12-03)

   ・[近況報告・206 「最高アクセス数、更新!! 小さな話を四つ」](2012-12-18)

   ・[一人で気楽に、優雅に正月気分^^v 前編:「ランチパック/寄席」](2013-01-04)

   ・[ヤバイ! 未成年も楽しめちゃう児童アイドルポルノAKB(&「私の性的作品の創作について」)](2013-01-11)

   ・[「武田久美子のホタテ」の代わりに、幼少の少年を代用したAKB事件(小林よしのりのバカ)](2013-01-12)

   ・[海宝真珠ちゃんに捧ぐのじゃ^^ (イタリアン料理修行・11 「モッツアレラチーズ揚げ」)](2013-01-21)

   ・[(18歳未満読むの禁止) ねっ? 似てるでしょ・・・。AKBとJKリフレ](2013-01-28)

   ・[AKB:恋愛禁止のセックス許可ルール(巫女は処女だが?)](2013-02-05)

   ・[AKBはヨゴレ / それに縋る小林よしのりの恥ずかしき迷走(前編)](2013-02-07)

   ・[北と南のツープラトン攻撃(核実験とレスリング除外)](2013-02-13)

   ・[近況報告・223](2013-03-21)

   ・[銀歯が抜けた話(タブレットで書いてます)](2013-03-23)

   ・[映画『シュガー・ラッシュ』を観た(寸評)](2013-03-30)

   ・[反「AKB48」論(1)](2013-04-07)

   ・[また、AKBか・・・](2013-04-24)

   ・[小林よしのりは、何で、嘘までついて媚びるのか? メディアクラシーにひれ伏して](2013-05-08)

   ・[10分で書く(その18)](2013-06-08)

   ・[多謝! 他者^^](2013-06-10)

 なんか、皆さん、気づいていて気づかないフリをして、とんでもないヤツラをアイドルとして掲げてしまっているね・・・。

                                          (2013/06/13)

[「オニセン ~三遊亭鬼丸&柳家小せん二人会~」に行ったよ^^]

2013-06-11 09:23:02 | 物語の感想
☆神保町の<らくごカフェ>に行ってきました。

 『オニセン ~三遊亭鬼丸&柳家小せん二人会~』である。

 寄席に比べると質素なホールであるが、まあ、落語と言うのは、聴くうちに、聴く者の心に、無限の舞台が広がっていくのが醍醐味なので気にしない^^

   

 私は、つい、昼食に際し、ハイボールを飲み過ぎて、やや眠い鑑賞態度であった。

 会場は満員…、先ずは、最初の挨拶、鬼丸師匠と小せん師匠の二人が、高座に二人で座った。

 その情景が、なんとも、おかしかった^^;

 高座には一人で座るものと言う、浅い落語鑑賞経験ながらも、私に先入観があり、狭い高座なので、膝をすり合わせて、二人で並んでいる図が違和感あった。

 ヱヴァンゲリヲン13号機のタンデムシートに着座しているシンジ君とカヲル君みたいだ^^;

 しかも、いつもは一人の噺家が、二人で「そうだよね」とか「ああ、あのときはね」とか話している図は、アイドルグループのイベントで、グループの中の二人の女の子が、フリートークしているみたいな感じだった。

 ・・・奇妙感覚のニュアンスがうまく伝わらなかったらごめんなさい。

 構成は、鬼丸一席→小せん一席→仲入り→小せん一席→鬼丸一席、の流れとのこと。

 順番が変則なようだが、これは、二人会ではあるが(二人会なので)、ちゃんと、前段のトリは小せん師匠で、後段のトリは鬼丸師匠と言う形式に沿っているのだろう。

 つまり、後から分かったが、鬼丸師匠の二席目がメインなのは元より、小せん師匠の一席目もメインのようだ。

 と、考えると、小せん師匠の語った「お見立て」は、わりと難度の高い噺と思われる。

 それと言うのも、私は、この「お見立て」を話す鬼丸師匠を知っているが、それは、三遊亭圓歌師匠との親子会のときのことだったし、また、私は行けなかったが、鬼丸師匠の独演会「タロ人会」の50回記念と言う節目の時にも話されたようなので、この噺は、少なくとも鬼丸師匠の「ここぞ!」の時に話されているような気がしたのだ。

 私には、噺のそれぞれの難度は分からないのだが、それは、いざ、自分が話してみたら分かることなのかもしれない。

 ただ、鬼丸師匠とラジオ番組「ゴゴモンズ」で組んでいる横田かおり嬢が落語を行なった時は「動物園」をやったので、それが初心者向きなのは分かった^^

 さて、鬼丸師匠の「長短」だ。

 筆卸し…、じゃなくて、姫はじめ…、じゃなくて、ネタ卸し、だ。

 しかも、登場人物の親友二人を、夫婦関係に置き換えた笑福亭鶴瓶ヴァージョンだそうだ。

 本人から「ええで^^」と許可を頂いて話すとのこと。

 で、すいません。

 私、この鬼丸師匠の一席目、小せん師匠の一席目、昼食に「メガ飲みハイボール」を二杯も飲んだ煽りで、酔っ払って、眠くて眠くて、十全なる鑑賞態度にありませんでした。

 話は追えていたのですが、それが精一杯で、笑う感性が鈍っていた。

 落語を生で聞くということは、演者と客の相互作用で盛り上がる側面があるし、笑いにきたのだから、最高の笑いを手に入れたかったのだが、ちょっとコンディション調整に失敗した・・・。

 だが、仲入りに、ホットコーヒーを飲み、眠気を吹っ飛ばした。

 やっぱり(前回見た柳家三三さんに続き)、外見が「コボちゃん」「フリテンくん」系の小せん師匠の軽快に語る「猫と金魚」は面白かった。

 ゲラゲラ笑って聴いた。

 小さな会場なので、おそらく、小せん師匠は、高座から私を見ていて、「あのイケメン(私)、さっきはウツラウツラしていたのに、今度は爆笑しているぞ!」と思ったかもしれない^^;

 この話は、「のらくろ」の田河水泡が作った落語だそうだ。

 私も落語を作りたいな。

 そして、鬼丸師匠の大トリだ。

 演目は「ねずみ」だ。

 内容は、小せんさんの「猫と金魚」と、ネタ的にも登場人物的にもリンクさせている。

 ただ、私は少し驚いていた。

 私、この「ねずみ」を聴いたのが、歌丸さんのもので、イメージ的に難度の高い大作だったのである。

 でも、鬼丸師匠はスイスイと、端折ることもなく語っていく。

 面白い。

 ちゃんと、左甚五郎作の木彫りの動くねずみに「三木松」と名を付け、ミッキーマウスマーチを歌うオリジナル要素を付加させる余裕もあった。

 鬼丸師匠本人は、途中、登場人物の一人の名前を忘れてしまったことを気にしていたようだが(翌日の「ゴゴモンズ」で二度も言及していた^^;)、私は、その時の対処が面白かったので気にならなかった。

 落語家と言うのは、一挙手一投足・その顔の微妙な変化・音声のトーンなどを、観客につぶさに見られているわけだが、

 「YOUTUBE」などで見ると、名人と言われる志ん朝さんなどは(何代目か知らんが)、一文節ごとに、大平元総理の「あ~、う~」みたいに、「ん~?」と言い、私などは「その間に、次を思い出しているな^^」と分かるし、

 先代の円楽さんも、明らかに不自然な沈黙が多々見受けられた。

 それでいいと思うし、それが噺家個々の味だと思うのだ。

                                            (2013/06/11)

[映画『G.I.ジョー バック2リベンジ』を観た(寸評)]

2013-06-07 14:40:12 | 物語の感想

☆まいりましたなー。

 『1』(クリック!)の時も思ったんだけど、なーんか面白くないんだよなぁ。

 ふんだんに、キャストにも特撮にも制作費も掛けていて、舞台設定や、それを彩るSF(秘密兵器)的なギミックの数々もちゃちさはないのだが、

 それに血肉を通わすものが、全く感じられない。

 どんなに爆発しても、銃弾数が多くても、高所でのアクションでも、全然 ドキドキしないのだ。

 う~ん、困りましたね。

 ただ、今回は、登場人物の掘り下げが少しだけど深まり、メンバーそれぞれの、家族やら友情やら、子弟の関係やら人生においての目標みたいのが語られて、そこで、戦いに対してのメンバーのモチベーションが私にもやや伝わり、少しは共感できたかな。

 見る前は、今回からブルース・ウィリスも出るということで、テコ入れに期待したのだが、あんま活躍してなかった。

 ああ、原田泰造(イ・ビョンホン)も前作に続いて出ていて、今回は仲間として合流するぞえ。

   

                                            (2013/06/07)


[(再掲) 『敗北者へ』 (その160・自分を律することのできない上官)]

2013-06-05 23:59:42 | 保守の一考
☆忙しいので、昔 書いた文章を載せておきます。

 この頃、現場の管理責任者だった私は、所属していたI社に激怒し、業界大手のI社を潰すつもりで、年末に親父が死んだのに、攻撃の手を休めなかった頃です。

 I社は、私に、膨大な日数の有給の買取や、退職金をチラつかせましたが、私は激怒していたので、「お金は要らない」と、ひたすらに攻撃していました。

 ヤクザの言葉で、「金に転ばないヤツが一番に恐ろしい」がありますが、

 私は、それです。

   ◇   ◇   ◇



   2008.01.05 [『敗北者へ』 (その160・自分を律することのできない上官)]

 ☆すいません。

 さすがに、お通夜と告別式で疲れて、今夜は、「イノウエ君⑤」と「派遣・請負契約書公開」と言う、体力を使う更新をするパワーがないので、短いエントリーを!

     #     #     #     #

 昨夜のお通夜では、私は斎場に泊まり、以下の本を読んだ。

若き世代に語る日中戦争 (文春新書)
クリエーター情報なし
文藝春秋


 伊藤桂一 『若き世代に語る日中戦争(文春新書)』である。

 とても、好著である。

 保坂正康の『あの戦争は何だったのか(新潮選書)』よりも数段いい!

 詳しくは、今年70周年を迎える<ノモンハン事件>について世界で一番詳し(くありたい^^;)い[わかりやすい「戦争]ブログで語りたい^^

 私は、自分が、請負ラインリーダーをやっているとき、自分のラインを軍隊に例えたものであり、この本には、その旧日本軍の軍隊システムが実に分かりやすく記されているので、とても興味深かった。

 ・・・組織がことを為すときに、「戦略」「戦術」などと言う言葉を使うが、軍隊において「戦略」を起こすにあたる単位は「師団」なのだそうだ。

 師団は、一万人ぐらいの人員の計画行動となる。

 製造会社組織では、大きな工場レベルだろう。

 「戦術」を起こすにあたる単位は「中隊」で、その人員は、100~250人くらいとなる。

 製造会社組織では、大きな工場の一棟レベルであろう。

 私は、自分のラインが、その中隊レベルにさえないことを知っていた。

 わずか、小隊レベル(30人~50人)であった。

 小隊(プラトーン)の第一義は、作戦行動のスムーズな進行であろう。

 そのリーダーは下級士官(少尉・中尉)がなるのだが、私は、それでさえないと思っていた。

 テレビでやっている『ケロロ軍曹』は、総員5~6人の<ケロロ小隊>の実質的リーダーである(ホントは上にクルル曹長がいるのだが・・・)。

 私は、自分を、現場に最も密着した存在である軍曹程度にしか思っていなかった。

 どんなに、営業のHにもてはやされ、さも偉そうな「統括リーダー」なる言葉を与えられようとも、それが実体のない「イメージ」上の言葉でしかないことは身をもって分かっていた。

 私の態度は、謙虚にならざるを得なかった。

 しかし、バカな人間はいる。

 リーダーになったとたんに、あたかも、自分が将官にでもなったかのように、ふんぞり返る奴がいるのである^^;

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 『若き世代に語る日中戦争』には、こんな戦場での恋愛が語られてもいる。

 とある上官の奥さんは、とても人扱いがうまい。

 理由を聞くと、元婦長さんだったのだと言う。

 その上官は戦時中、負傷し入院し、従軍看護婦であったその婦長さんと知り合い、気が合い、「(戦争が終わって)生きていたら、一緒になってくれないか?」と言い、「いいですよ」となり、後年、結ばれた。

 自分が何かことを為しているときは、先ず、それに専念し、それをなし終えた時に、次にすべきことに移行するのが筋道だろう。

 まさか、リーダーになって数日で、自分専用の「従軍慰安婦」を、現場で調達しようとする人間などは、世界中、どこを探しても稀であろう。

 そういったメンタリティが基底にあり、冬の底冷えの如く、深々と作業者の心に不安定感を生み、まさしくそれが現場に作用し、アキラと言う男のラインは撤退へと帰結したのである。

 何で、先ず、リーダーとして現場確立の前に、そんなことを仕出かしたのか!?

 そう言ったことの異常性が、アキラのバカには認識できないのだろう。

 お前は、公私混同の最たることをしでかしたんだよ・・・。

 現場で、けして、やっちゃいけないことをしたんだよ・・・。

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 実は、請負化が決まった時、私と、営業のHは二人でホッと一安心し、会話をしていた時がある。

 以下は、私がリーダーになって、100日が経過した頃の話である。

 H 「さて、これで落ち着きそうですね。次は、職場恋愛なんかがあってもいいですね^^」

 私 「作業者がそれをするのもいいでしょう。
   でも、私は、リーダーと言う立場上、それは極力避けます。
   管理者側に立つと、美人じゃなくて、
   ブスだけど真面目な○○子さんみたいな子が
         可愛くてしかたがなくなってしょうがないものですがね^^;」

 H 「いいですよね、○○子さんは、いい子ですよ」

 私 「そうですね。
   でも! リーダーが、特定の女の子と過剰に仲良くするようなことがあっては、
                        現場に示しがつかなくなります」

 H 「多少はそういうことがあっても許されますよ」

 私 「ダメです・・・」

 ・・・アキラをリーダーにして、Hがアキラに公私混同を許したことで、十月の未曾有のトラブル続出が起こった。

 リーダーの人格は、・・・その行動は、ラインに如実に反映されるのですよ。

 それが分からない限り、I社は、失敗生産ラインを作り続けるだけである。

                                    (2007/01/05)


   ◇   ◇   ◇

 まあ、私が現場リーダーを退いた後にリーダーになった「アキラ」っちゅうのが、メチャクチャな現場運営をした訳だ。

 このアキラ、後から「廃人」みたいになってしまい、私は「ざまあみろ!」と言ったものです・・・。

 私の現在の昼間の職場でも、女性パートにばかり媚びへつらっていた男のリーダーが、現場から排除されていました。

 私は、やっぱり、「ざまあみろ!」と思いました^^v

                                            (2013/06/05)

[映画『リアル 完全なる首長竜の日』を観た(寸評)]

2013-06-02 23:59:33 | 物語の感想
☆スタローンの映画とこちら、今日はどちらを見ようかと迷ったのだが、こっちを見て、ちょっと残念な思いがした。

 あんまし面白くなかったし、すっごく長く感じ、眠くなった。

 自殺未遂し昏睡状態の妻(綾瀬はるか)の意識に、「センシング」と言う技術で夫が入り込み、自殺の原因・昏睡からの開放を模索すると言う物語。

 この作品、当初から、なんとも言えない不安定感を生じさせていて、それは作品の長所の一つである。

 舞台は、現実の世界と、妻の心の作り出した「仮想現実」が交互に語られていくのだが、当初の段階から、あたかも、ヒッチコックの『断崖』で、妻を殺そうとしているのかも知れない夫が妻に手渡すミルクのグラスが光って強調されていたように(グラスの中に豆電球を入れてたそうだ)、不自然なライトが全編を覆っていて、この物語にハッピーエンドは不似合いだと思っていた・・・。

 で、『オブリビオン』と続けて観るに及び、つくづく、キューブリックの『2001年 宇宙の旅』が、現代SFにベーシックとなるイメージを与え続けているかも痛感させられた。

 うん、綾瀬はるか演じる奥さんの心内スペースが、正に『2001年~』での、スターゲイトの行き着く果てのホテル風の調度の小部屋に似たものがあるし、

 綾瀬嬢の目の前をペンが飛ぶイメージも、キューブリックが苦労して撮った無重力の中をフワフワ飛ぶペンと同じだ。



     すいません、起きてから続きを書きます!!