『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[映画『最強のふたり』を観た(寸評)]

2012-10-30 23:28:00 | 物語の感想
☆これは非常にいい作品で、完成度も高かった。

 完成度の高い作品だと、私はあまり語ることがないので、なんか、つれづれに記す。

 似たタイプの良作『最高の人生の見つけ方』でも、私は感想を書くことに困ったんだよなぁ。

 パラグライダー事故の後遺症の全身麻痺で、かろうじて首から上だけが動かせる状態の大金持ちのフィリップは、腫れ物に触るような周囲の対応に倦んでいた。

 そこへ、ただ失業保険を貰う就職活動の証明書のためだけに採用テストを受けに来た黒人青年ドリスがいて、その飾らない態度に魅かれ採用するのだった。

 ドリスもまた、フィリップの孤独な姿に、自分の価値を見出していくのだった。

 ・・・私のハンドルネームは、映画『ミッドナイト・ラン』から取られたのだが、その作品の監督 マーチン・ブレストは、この『最強のふたり』と似たテーマや構造の『セント・オブ・ウーマン 夢の香り』の監督もしている。

 『最強のふたり』がフランス映画であることを知らなかったので、最初は驚いたのだが、国を越えた『セント・オブ・ウーマン』のリスペクトと思えば合点もいく。

 『セント・オブ・ウーマン』では、アル・パチーノが盲目の元軍人を演じていて(さすがにうまい!)、毒舌で、純朴な若者が振り回されていた。

 『最強のふたり』については、きっちりとまとまっている作品なので、それぐらいしか語ることがないなぁ^^

 おっと、フィリップの娘役が、小生意気で可愛かったぞ^^

   ◇

 映画に関してのよもやま話を書いておく。

 私は、<MOVIX昭島>のタダ券のポイントが二人分あったけど、使ってしまった。

 <MOVIX昭島>では、映画予告の更に前に「ごはんかいじゅうバップ」が流されるのだが、あれはなんか、デザインなどのナゲヤリ感があって面白い^^。

     

 で、それから、<ワーナーマイカル日の出>のポイントでの無料券が3枚ある。

 <ワーナーマイカル日の出>では、映画の更に前に、イオングループの海外での教育ボランティアについての報告があり、カンボジア・ベトナム・カンボジアでの学校造りについて語られる。

 今、その活動は、ミャンマーに移っているのだが、ミャンマーに学校が必要な理屈や、学校を作ってもらえた感謝の言葉を語るおじさんの顔が、役所広司にそっくりなので、皆、どうぞ見て楽しんでくれ!!!

 あと、私、『宇宙戦艦ヤマト2199 第3章』を見逃してしまった、痛恨のミスだ。

 特典のステッカーを、7章分、ヤマト型の台紙に貼っていくことになるのだが、3章のステッカーがないので、台紙の一部が、これにて欠けてしまうことになる・・・。

                                           (2012/10/30)

[今日の「GOGOMONZ」投稿(5)]

2012-10-30 21:41:02 | GOGOMONZ(ゴゴモンズ)

☆今日の<FM NACK5>「GOGOMONZ」でも、私の投稿が読まれましたよ^^

 ≪鬼丸師匠、カオリン、グッドアフタヌ〜ン!
  私の「あの時の自分とそっくり!と思えた他人の行動」です。
  それは、学生時の新入生や、新社会人が頑張って「背伸び」した時です。
  例えば、牛丼屋での「つ、つゆだくで!」とか。
  行きつけの定食屋さんでの「い、いつもの!」とか。
  ラーメン二郎での「ま、増し増しで!」とか、
  店員の目を見て挑むように注文する人を見ると、自分の青い頃を思い出します。≫


 本当は、これだけでは物足りないかなと思い、もうちょい文章を繋げたのですが、それは「蛇足」のようでして省かれていました^^;

 でも、凄く恥ずかしい話を書いていたので、省略されてホッとしました^^(とてもとても、恥ずかしくてここには書けない^^;)

 それから、今日の最初に流れた曲は「異邦人」で、私の大好きな歌なので嬉しかった^^

 永遠の名曲です!

 なお、鬼丸師匠が、今日の放送で、横田かおり嬢(カオリン)の「とある件」について、

 あたかも『饅頭こわい』のように、「これについてはもう言ってはダメだ! 誰かがブログで書いてはダメだぞ! なっ! ダメなんだからな!」などと繰り返し言ってましたが、・・・私、書きませんぞ^^;

 確かに、私は、アニメの魔法少女達を使ってエロいと言うか、お下劣な投稿も書いたけど(高アクセスなので、続きも下品に書くが…)、それが実在の人物となると、生々しくていかん。

 ただでさえ、以下のエントリーが、ずーっとアクセス数が高くて、「なんでやねん」と後悔していて、消そうかなと思っているのだ。

     [カオリン、泣く・・・。(「GOGOMONZ」公開生泣き)](クリック!)

 うん、ずーっと、このブログのエントリーのベスト3に入り続けているんだよ^^;

 おそらく、カオリンの熱狂的なファンが、繰り返し見続けているだけなのかも知れない。

 でも、なーんかさ、本人たちの目に留まっていたらと思うと、よろしくないなぁ^^;

   ◇

 ・・・しかし、ラジオネーム<みかんオレンジ>さんは、毎日読まれていて、一日複数回も当然のように読まれていて、しかも、「FM NACK5」のあらゆる番組を網羅しているのが凄い。

 この間なんか、池辺愛さんの新番組「MONAKA」では生電話で出演していた。

 確か、私の記憶が正しければ、<みかんオレンジ>さんは、二ヶ月ほど前に、ラジオ投稿引退していたはずだが・・・(介護の仕事が決まったとかで)。

 でも、今は、それまで以上のピッチで、良質の投稿を繰り返している。

   ◇

 で、池辺愛さんなのだが、数週間前の放送で、「加圧トレーニング」というものに挑戦していた。

 ・・・加圧トレーニング(かあつトレーニング)とは、腕や脚のつけ根を専用のベルトで締めつけ加圧し、血流量を適切に制限した状態で行うトレーニング法。(「ウィキペディア」より)

 で、なんか、線の細い美人の愛さんが、番組内でゴムのバンドで縛られるのですが、締め付けがきつくて、辛そうに、か細い声をあげるのです。

「ううっ、・・・もう、私、ダメ、みたいです・・・はあッ!」とか。

 ・・・午前中から、いいもの頂きました!^^v

   ◇

 で、<みかんオレンジ>さんの話に戻る。

 鬼丸師匠が、番組内で、「う~! 学生時代に戻って、俺もちゃんと甘い恋愛してみてェ~」とか言ったら、

 <みかんオレンジ>さんが「別に若返ったからといって、モテない人は過去に戻ってもモテませんよ」とクールに投稿していた。

 でも、私は、今の記憶を持って過去に戻ったら、モテずとも、そこそこの恋愛は繰り返せると思うんだけどなぁ。

 何よりも、恋愛においての決定的な失敗は避けられる(いや、繰り返しちゃうのかな・・・)。

 だけども、格好良さよりも、面白さや優しさを重視する娘っ子は多いっスよ。

   ◇

 [「三遊亭圓歌&鬼丸 親子会」に行く(含む「鬼丸断髪式」)]シリーズも、すぐに書きますからね^^

                                           (2012/10/30)


[映画『009 RE:CYBORG(3D)』を観た]

2012-10-28 08:40:15 | 物語の感想
☆凄いや!

 アニメは、もう『ヱヴァ』だけで充分だと思っていたら、『まどか☆マギカ』で驚かされ、『アシュラ』で「これもありだな」と思い、ここにきて、またも凄いのを観せられた・・・。

 大概、『009』級のビッグタイトルだと、古くから知っている人の心の中には、「俺だったら、こうする!」みたいな構想があるもんだと考える(そんな考えで、私は、いきあたりばったりだが、小説「JOJO」を、このブログで書いている^^)。

 私にも「俺009」があった。

 そもそも、私、「009」は大好きで、サンデーコミックス(秋田書店)版も定期的に読み返すし、『超銀河伝説』も映画館で見たし(パンフもいまだに持っている)、そのテレビ放映では、クライマックスで犠牲になったハインリッヒの復活シーンがカットされていたのも覚えているし、こんなエントリーも残している。

   [『サイボーグ009』の映画と萬画(2009/01/09)]・・・クリック!

 だが、今回の作品は、私の「俺009」をはるかに凌駕するイマジネーションに溢れていた。

 果たして、石ノ森章太郎タッチかと言われると異なるのだろうが、その原形は残している作画のレベルは、現在のアニメでは最高位に位置すると思う。

 3D効果も抜群で、奥からの継ぎ目(段階)のない滑らかな立体感覚であった。

 それぞれのキャラが、それぞれ自立して動いている様が現代的で、原作晩期の、キャラ別短編連作のハードボイルドでアダルトな雰囲気を思い出す。

 アダルトといえば、「003」ことフランソワだろう。



 「009」の島村ジョーに下着姿で縋りつき、濃厚なキスをむさぼるシーンはエロかった。

 エロくて良かったが、本来のフランソワとは違うなぁ…、顔はローラみたいだったし、それはそれでいいんだけど、フランソワは、メーテルや和登サンと同じ、「永遠の美しき女」のイメージでもあるからなぁ。

 また、ギルモア博士の、全能ならざる故の「胡散臭さ」なども(特に初期の、00チームの「ブラックゴーストからの離脱篇」の時の、目の黒い頃の博士ね)、うまく作品に抽出されていた。

 原作版も、わりと初期の頃から、ベトナム戦争に突入せざるを得なくなったり、晩期のアダルトタッチと言い、現実の社会情勢への照らし合わせが行なわれているが、

 今回の作品も、アメリカの陰謀論や軍産複合体などと言う言葉が出てきて、石ノ森スピリッツに溢れていた。

 アクションシーンも、これでもかとリアルな空気感だ。

 00チームが、現代兵器に対し、必ずしも無敵でないのが、いいね。

 兵器の重厚さに対し、それぞれの00メンバーの能力の発現も、物語に則し、非常に効果的に配されている。

 かっこいいハゲの007(グレート)は、スパイ稼業ゆえ、アダルティーに地味に、

 006(張々湖)は、非常に有能なギルモアのエージェント的な活躍をし(その中華料理屋の登録商標の訴訟でギルモアと争っているそうだが^^;)、その能力は、全てを焼き尽くす。

 ジェロニモは、インパルスさえも伴なうパワーを発揮し、そのとき、身体にアメリカインディアンのタトゥーを浮かび上がらせる。

 001(イワン)は、無敵で不気味でちっこくて可愛い。

 004の能力は機能的だし、なんか暗い過去から解き放たれて、喋る喋る^^;

 今回は、しかし、DIOの「ザ・ワールド」的に活躍する009と、時を経て、いつしか009らと袂を分かっていた002(ジェット)の物語といえた。

   

 私は、成層圏を舞台にしたクライマックスでは、あの『地下帝国ヨミ編』の語り草のラストシーンが再現されるのかと思っていたよ^^;

 ただ、今回の物語、008(ピュンマ)が、その能力を全く発揮する機会が無かったのが、別に008に思い入れはないが、残念かなと・・・(続編は海洋物かな?)。

 と、思いきや、そつがない、なんと、作品の作り手は、アフリカの遺跡から発見された「天使の化石遺体」を物語に絡め、

 石ノ森が目指してやまなかった「最終章・天使篇」を醸してもくれるのだった。

 この「天使」のシークエンスだけは、ちょっと話が理解しにくく、観終えて後も、15%ほど疑問が残る。

 が、そこは、観る者に委ねているのだろうし、幻想的かつ哲学的な命題の提示は、石ノ森のポエティカルな面をうまく出していた。

 そして、エンディングの「ポエティカル」だが、そこは、009が刹那の「万能」を持ち、「奇跡」を起こすのだが、これは、映画『超銀河伝説』での、宇宙誕生の真理「ボルテックス」と同じだな。

 オリジナルの意思を継ぎ、更に、その上を目指したこの作品、是非、皆さん、見てくれ!

 かっちょいいぞ!!!^^v

                                           (2012/10/27)

[映画『アルゴ』を観た(短信)]

2012-10-26 23:59:06 | 物語の感想
☆女の子ってのは面白い。

「ポイントを溜めたタダ券が二人分あるから、一緒に行くぞ!」と私が言うと、「そりゃ得したね、やったあ!」と叫ぶのだが、

 そもそも、私は、女の子と映画を見に行くときは、必ず相手の分も払うので、いつでも、あなた、「やったあ!」じゃねーか^^;

 まあ、それはノリだから、可愛いもんなんだけどね^^

   ◇

 うーむ、ベン・アフレック監督、やっぱ、その映画作りは非凡である。

 面白いのである。

 ・・・1979年・・・、イランのアメリカ大使館が過激派に占拠され、その一部の人々・6人が、大使館から脱出、カナダ大使館の高官の私邸に匿われる。だが、イランの国中が、旧パーレビ政権の首脳や、そのパーレビを受け入れたアメリカ人に憎悪を燃やしていた。捕まれば即処刑の状況の中、アメリカ国務省は、CIAの人質奪還のプロに強力を依頼、そのトニーは、思案の末、イランへ行く映画撮影をでっち上げ、そのロケハンの中、6人を映画スタッフに仕立て、そのままイランから脱出しようとするのだった。

 先ず、その、実在した奇想天外な作戦を、映画作品にしようと言う企画自体で、この映画の作り手は、すでに勝利していると思った。

 もちろん、かっちりと作り上げなければならないが。

 価値観の違う異世界に突入していく雰囲気作りも非常に良かった。

 私は、UNTAC撤退直後のカンボジアに乗り込んだ経験があるので、「常に警戒を怠れない世界の雰囲気」を見事に描いていると思った。

 近似の作品で、ふと思い出せるのは『ブラックホークダウン』くらいしかない。

 とにかく、一大作品を作ることを世間に知らしめるために(主に、間接的にイランに対し)、アメリカ国内でもハリウッド人の協力を仰ぎつつ、マスコミ操作を行なう。

 SF冒険活劇「アルゴ」は、あたかも製作進行中の如き様相で公式に発表される。

 脚本の読み合わせ公開などもして、そこに、占拠され続けているアメリカ大使館のニュースが、作り手によっての、かなり抜群のモンタージュで平行して語られたりする。

 見事だと思った。

 イラン内での作品でありながら、ハリウッドや国務省本部も舞台となる。

 二局三局の展開は、物語にスケールを加えてくれる。

 それぞれの登場人物の、1970~1980年代に生きた容姿・衣装も雰囲気がある。

 映画『ミュンヘン』を観た時や、拉致被害者が事件に遭った時代の記録映像を見たときの郷愁に近いものがある。

 一番うまかったのが、その脱出行のサスペンス描写である。

 事実とは変わってもいるのだろうが、あざとくも、イスラム過激派の追跡行と、交互に、

 しかも、微妙に、見ているこちらのサスペンスのボルテージが上がるように、追っ手の側の時間軸を早目に設定し、運命を交差させると言う意地悪さもある・・・。

 しかし、面白いのは確かだ。

 堅実な作りの中で、そのコッポラ並みのモンタージュの「煽り」は、こちらに絶大な効果を発揮し、中頃から終盤にかけて異常なドキドキ感をもたらしてくれる・・・。

                                           (2012/10/26)

[映画『ハンガー・ゲーム』を観た(短評)]

2012-10-26 01:00:35 | 物語の感想
☆・・・これね、すっごく面白かった!

 公開されてから二週間ほど経つが、見逃さないでよかった。

 でも、もう眠たいので、短い更新でごめんなさい。

 眠れる時には、木の上ででも寝ておかないと、回りは敵ばかりだからな、気を抜けないのさ。

 話は超B級で、政府によって、完全に管理された暴動抑制の「殺人ゲーム(番組)」に参加させられた少年・少女の物語、だ。

 今、パッと思い出すのは『火の鳥・生命篇』や、スティーブン・キング原作の、映画版ではシュワちゃん主演の『バトルランナー』かな。

 作り手は幾らでも、安易に撮れて、そこそこ面白く出来る設定だ。

 しかし、この作品は、2時間半という長尺に、作品的な厚みをもたせ、妙に格調高き大作として仕上げた。

 いざ、殺人バトルが始まる前までも、独裁国家パネムの、搾取される12の地区の貧困と、首都の豪奢な生活が描きこまれ、

 また、「殺人ゲーム」番組の背景の、マスコミ(政府と一体化している)や視聴者のあり方など、プレイヤーのスター扱い(人身御供)的な面がみっちりと語られる。

 プレイヤーは、12歳~18歳の男女で、黒人の子や狐顔の子、ソバカス娘など、美少女がたくさん出てきて嬉しかった。

 特に、主人公の妹役が可愛かった^^

     
                ・・・ウィロー・シールズ

 で、肝心の主人公(ジェニファー・ローレンス)も、情が濃い顔立ちで、とても魅力的だ。

 この人、『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』のミスティ役だよね。

 日本的な柔らかさをもった顔立ちで、いい佇まいだ。

 得意とする武器が「弓」で、とても凛々しい^^

 続編も出来るそうで、主人公のそもそもの彼氏と、戦いの中で、仲間の男と芽生えた恋愛などの因縁が、今後、いい意味で面倒な展開になりそうだ。

 つまり、作り手は、『トワイライト』+『ハリー・ポッター』ラインを狙っているのでしょう。

 面白いので、ドンドン作ってくれい!^^

                                            (2012/10/26)

[ジェバンニ・橋下・朝日]

2012-10-25 23:59:28 | 保守の一考
☆そろそろ、この後、今夜観た映画の感想を書いてから寝たいと思うので短い更新です。

 遠隔操作の、いわゆる<なりすまし脅迫メール>事件についてです。

   ≪“2秒で300文字の書き込み”不自然さ認識も… (朝日 2012/10/23)≫

 <なりすましメール事件で誤認逮捕された男子学生の取り調べで、横浜地検が男子学生の供述などによって、捜査の不自然さを認識していながら、裏づけ捜査を怠っていたことが分かりました。
 男子学生(19)は、横浜市のホームページに小学校の襲撃予告を書き込んだとして誤認逮捕されました。関係者によりますと、ホームページには2秒間で約300文字が書き込まれていましたが、男子学生は、横浜地検の取り調べについて、「検事には『2秒では書き込めない』と伝えた」と話していたことが新たに分かりました。最終的に、男子学生は「『一心不乱に打ち込んだ』と2秒での書き込みを認めたら、検事にそれ以上、追及されなかった」と話していたということです。検察は、捜査の不自然さを認識しながら、裏づけを怠ったまま男子学生を家庭裁判所に送致したことになります。検察は、男子学生が罪を認めた経緯についても検証を進めています。横浜地検は23日午前、男子学生の保護観察処分の取り消しを家庭裁判所に求めました。>

 2秒で300文字と言う「速記」が、私に『デスノート』のジェバンニを思い出させました^^

 その長編作品のクライマックスだ。

 重要な謎解きに至り、探偵ニアの指示で、「デスノート」の記された内容も含めた複製を作る(量膨大・字体も真似る)に際し、ジェバンニ捜査官が、あり得ないスピード「一晩」で仕上げたのです。

 多くの読者が、当時、「そんなバカな!」とのけぞったものです^^;

   

 ・・・ただ、上記の記事ですが、あらかじめワードかなんかに書いていた文章を、コピペすれば、2秒でもおつりがくるメール作成時間であったでしょう・・・。

 私は昔、「2ちゃんねる」の会社掲示板に書き込むとき、自分が書いたとバレないように、あらかじめ書いておき、朝礼の時とかに、「2ちゃん」の送信ボタンを押して、アリバイ作りをしたことがありましたよ^^;

DEATH NOTE (デスノート) 全12巻&別冊 完結セット (ジャンプ・コミックス)
小畑 健
集英社


   ◇

 続いて、橋下弁護士VS朝日グループの話です。

   ≪朝日出版社:週刊朝日問題で混同される 橋下氏に訂正要求(毎日 2012/10/25)≫

 <橋下徹大阪市長の出自に関する週刊朝日の連載を巡り、同誌を発行する朝日新聞出版と社名が類似する「朝日出版社」(本社・東京都千代田区)が困惑している。橋下市長が自らのツイッターで計5回、誤って同社の名を挙げて批判。同社は24日、ツイッターで橋下市長に訂正を求めた。
 朝日出版社は62年設立で、英語教材や写真集などを手がける。朝日新聞と無関係で、社名は創業者の出身校「岡山県立岡山朝日高校」にちなむ。
 橋下市長は19日、ツイッターで「朝日出版社や週刊朝日は、今回の記事の問題性など全く認識していないどうしようもない集団」などと、3回にわたって記載。ツイッター上で第三者から誤りを指摘されて「了解です」と書き込んだが、22日に再び「週刊朝日や朝日出版社のえげつない体質」と2回間違えた。
 電話やメールで「もう購読しない」などとする抗議を約40件受けた朝日出版社は24日、橋下市長のツイッターに訂正を求めた。【吉田卓矢、原田啓之】.>

 ・・・実は、私も、過去に同じ間違いをしており、この問題においては橋下弁護士を責められない。

   [素晴らしい本『放射線のひみつ』(1)](2011/06/20)

 <・・・この本、何よりも、反原発で動いているだろう左翼新聞・朝日新聞系列の出版社から発売されている。
 ・・・そして、朝日出版社は、良心に基づき、刊行したわけだな!
 ・・・…と、ここまで書いて、試しに調べたら、朝日出版は朝日新聞系列ではないみたいだ^^;>


 でも、俺はちゃんと調べるくらいの節度を持っていたぞ!^^;

 以下、名著です^^

放射線のひみつ
中川 恵一
朝日出版社


 おっ、続編が出たのか?

放射線のものさし: 続 放射線のひみつ
中川 恵一
朝日出版社


                                             (2012/10/25)

[「三遊亭圓歌&鬼丸 親子会」に行く(含む「カオリン写真集」) その3 ]

2012-10-25 06:35:20 | 物語の感想
☆先日、『映画館落語 かもめ亭』を観たんですが、

 そのナビゲーター(『世にも奇妙な物語』のタモリみたいな役回り)の林家たい平が、江戸の町人に扮し、その妻役と寸劇をします。

 その中で、たい平さんが「くーっ、花魁の喜瀬川との逢瀬は思い出すにたまんねーっ!」とか言って、奥さんが「なによーっ! そんなことがあったの、キーッ!」と嫉妬し、たい平さんが「なーに、落語の話だよぅ」といなす。

 この<喜瀬川>という花魁、落語の幾つかの噺に登場するようだ。

 今回の「落語 親子会」での三遊亭鬼丸師匠の演目「お見立て」では、喜瀬川が、上客なれど嫌いだから拒否ると言うわがまま振りをかましている。

   ◇

 ・・・同行したA子さんは、多ぼうさん・歌扇さんの落語で、段々とお笑い感性が引き出されてきて、

 鬼丸師匠が演じる田舎者のお大尽・杢兵衛の口癖(?)「マァ~」の表情で、思わず吹き出してしまってからはスイッチが入り、笑い通しだった。

 鬼丸師匠も、キレ良く話を運んでいく。

 ただ、自分の師匠の前だからなのでしょうか、私の勝手な思い込みなのでしょうか、ちょっとだけ、いつもより固い様な気もした。

 ・・・後で、圓歌師匠が高座に上がった時に、「ずっとオレは、そこ(舞台の袖)で座って見ていた」と言ったので、つまり、話す鬼丸師匠を横から凝視していたわけで、やや固くもなると思う。

 さて、私の母親だが、いつものごとく、笑うだけで済ませずに、感想や先回りの言葉を発するのだが、

 A子さんは、鬼丸師匠の次のセリフが聞き取れなくなるので、露骨に嫌そうな気配を醸した^^;

 もう、A子さんは、笑いに繋がる鬼丸師匠の言葉一つ一つを、「もったいない」ので、逃さない態勢に入っていた。

 その気持ち、すっげえ分かる^^

 私の母親は、と言うと、時に、なんちゅうか、オチまで言っちゃうほどに、寄席に強引に参加したがるタイプだ。

 私にとって、落語とは、落語家の話運びや、動きや表情の落語的なリアル感、効果的な間(ま)が重要だと考え始めていて、

 もはや、オチが重要なのではなくなってきているので、母親がオチをつい叫んじゃうことにダメージは受けないのだが、やはり、エチケット違反のように感じる。

 前口上で、鬼丸師匠が、自分の「鬼丸」の名跡の由来を話していると、母親、「その話聞いた!」などとほざく。

 私は、早口で、「それもまた、繰り返し楽しむ・楽しめるのが落語なんだよ!」と言う。

 でも、母親本人は至ってエンジョイしているのだ^^;

 お客さんに、小学生高学年らしい男の子が数人いて、高音の笑い声を響かせていた(声変わりしていない)。

 なんか、若いのに、落語の愉しみ方を知っているのが不思議だったのだが、後日、「GOGOMONZ」の放送で鬼丸師匠の語りを聞くに、

 どうやら、鬼丸師匠が夏休みに開いた「落語講義(ワークショップ)」の生徒らしかった。

 だから、落語の鑑賞法を心得ていたのだな^^

 私が小学生の頃などは、「うんこ!」とか「ちんこ!」とかの一言の叫びでゲラゲラ笑っていて(今もそう^^;)、落語のような、形式を踏んだ緻密な笑いは理解できなかったよ^^

 私の後ろの青年も、「フハハハハハッ!」と、笑いの感受性をフル回転させていて、非常に爽やかだった^^

 この青年、「GOGOMONZ」リスナーに違いない!

 ・・・私の後頭部を見て、笑っていたのではなかろうな!!

   ◇

 ・・・私の後頭部、まさか、写真に収めていまいな!

   ◇

 11/8、午後4時・・・。

 ついに、三遊亭鬼丸が「断髪式」の時を迎えた。

 なんで、私が、当日に、この「断髪式」の模様をブログで、皆さんに報告しなかったかと言うと、

 ・・・私、この日、会社を突発で休んでしまったからなのだ(ああ、言っちゃった!)。

 その当日に、厚顔無恥に報告は出来なかった・・・。

 でも、さすがに、ニ週間以上が過ぎた今ならば、こうして語れもしよう^^;

 で、<スタジオ・アルシェ>は、基本 撮影禁止であるが、この「断髪式」がはじまってから番組終了までは、特別に、観客のカメラ撮影がOKであった。

 まだ鬼丸師匠は現われていなかったが、「撮影OK!」のアナウンスが掛かると、詰め掛けたリスナーが、いっせいに、携帯のカメラやデジカメを、ガラス張りのスタジオに向けた。

 携帯もデジカメも、被写体が、それぞれの裏面に浮かび上がる。

 みんな、横田かおり嬢を写し始めたーッッ!!!

「ま、負けるもんか!」

 私も、油ギッシュな携帯を、カオリンに向ける。

 オイリーな故に、ピンボケである^^;

 
  「まだ、はじまっていないのに、みんな、カメラ向けてる~!^^」

  
   「あれっ? ミドランも来てくれたんだ~!^^」

   
    「さて、ヘッドホン付けて、お仕事・お仕事!!^^」

    
     ・・・なんか、子供みたいな表情で可愛いですね^^

     
      歯並びがとてもいいんですよね^^

      
       ♪また会う日まで~^^

 かおりん、大人気でした。

 今週の月曜日の放送で、カオリンが、数年前、新大久保の、よく当たると評判の韓国人占い師に、何度目かの挑戦で、やっとアポが取れた時の話を語っていた。

 その占い師に、恋愛の可能性のある人の名前と誕生日を箇条書きするように促されたそうで、

 とりあえず、生活の中で関係のある異性の名前を列記したそうだ。

 すると、その占い師、いかにもぞんざいに、「ダメ!」「ダメ!「ダメ!」「ダメ!」「悪魔!」「ダメ!」「悪魔!」「無理!」「ダメ!」と、箇条書きされた男の名に評価を下していったのだそうだ。

 で、かおりんは、自分のこれからの恋愛に不安を感じたとのこと・・・。

 さて、でも、かおりん、公開生放送のようなイベントでは、大変な人気です。

 そこで、私は、とある企画を提案したいのです。

       <天下一恋愛武道会>

 ・・・我こそは! の、「ゴゴモンズ」の独身男性リスナーが、番組に「名前と生年月日」を送るのです。

 番組スタッフさんがそれを集計し、かおりんとともに、くだんの韓国人占い師を訪ねる訳です。

 ・・・「ダメ!」「ダメ!「ダメ!」「ダメ!」「悪魔!」「ダメ!」「悪魔!」「無理!」「ダメ!」「悪魔!」「無理!」「ダメ!」「ダメ!「ダメ!」「ダメ!」「悪魔!」「ダメ!」「悪魔!」「無理!」「ダメ!」「ダメ!」「ダメ!「ダメ!」「ダメ!」「悪魔!」「ダメ!」「悪魔!」「無理!」「ダメ!」「ダメ!」「ダメ!「ダメ!」「ダメ!」「悪魔!」「ダメ!」「悪魔!」「無理!」「ダメ!」「ダメ!」「ダメ!「ダメ!」「ダメ!」「悪魔!」「ダメ!」「悪魔!」「無理!」「ダメ!」・・・。

 その果てしないマイナス評価の彼方に・・・。

          「ベスト!」・・・!!

 最高の評価を受けたリスナーは、カオリンと二人のデート権を得られるのです(鬼丸師匠の落語会を見に行くのだ)。

 かおりん 「えっ! あ、あ、え…、わ、私、あ、あの、幸せに、なれるんです、か…?」

 占い師 「ええ^^ さあ、素直におなりなさい、その方の胸に飛び込むのよ^^」

 かおりん 「・・・はいッ!」

    ♪すれ違う時の中で あなたとめぐり逢えた

    ♪不思議ね 願った奇跡が

    ♪こんなにも側にあるなんて

    ♪逢いたい想いのまま 逢えない時間だけが

    ♪過ぎてく扉 すり抜けて また思い出して

    ♪あの人と笑い合う あなたを 愛しき人よ

    ♪悲しませないで 泣き疲れて 眠る夜もあるから

    ♪過去を見ないで 見つめて 私だけ

    ♪You're everything You're everything

    ♪あなたが想うより強く やさしい嘘ならいらない

    ♪欲しいのはあなた Oh Oh Yeah

                         (fin... じゃない、このシリーズ、続きます! 2012/10/25)

[昨日の「GOGOMONZ」投稿(4)]

2012-10-23 22:11:49 | GOGOMONZ(ゴゴモンズ)

☆木曜日に続いて、月曜日も、私の投稿が「GOGOMONZ(FM NACK5)」内で読まれた^^

 非常に嬉しかった^^

 私は、「火曜日だけのミドラン」と言うラジオネームで、本職が休みのバイトの日に、町を作業で歩き回りながら、聴いたり投稿したりしていたのだが、ラジオレコーダーを購入し、毎日 聴けるようになり、ラジオネームを「毎日ミドラン」に変えて投稿するも、基本 火曜日しか読まれなかった。

 ラジオを聴いていたら、月・水のディレクターと、火・木のディレクターは違うとのことで、私は、火・木しか読まれなかったので、月・水のスタッフのお好みではないのかな、などと勝手に思っていたのだが、このたび、初めて月曜日に読まれた^^

 番組内では、「GOGOMONZ」グッズ三点セット(ステッカー・扇子・手ぬぐい)をゲットすることを「グランドスラム」プレゼントと言うのだが、

 私の「グランドスラム」は、月・火・水・木で読まれることだ^^

 あと水曜日にも読まれれば、私の「グランドスラム」採用が達成されるぞ!

   ◇

 幾つか、記しておくことがある。

 私は、杏林大学卒の横田かおり嬢(かおりん)を、勝手に「社会科学部」と思って、過去ログで書いていたのですが、それは私の勝手な先入観で、間違っていました、訂正します^^;(詳しくは、「Wikipedia」の「横田かおり」の項を読んでね^^)

 番組内で、鬼丸師匠がかおりんに「かおりさんは理数系なんだよね?」と言ったので、「ん?」と思ったのだ。

 それから、かおりんは、先週の木曜日の番組内で、「アイドルも、モデルも、歌手も、目指したけどうまく行かなかったぁ」とか言ってましたが、32歳にして、そんなツルンと整った可愛らしさを持つ女性は稀有だと思いますよ。

 アイドルで通じるわな。

 それと、まだ書き終わっていない「三遊亭圓歌&鬼丸 落語親子会」の続きですが、すぐに書きますので、少々お待ちを!^^

 私、<アマゾン>で圓歌大師匠の「中沢家の人々(完全版)」を購入し、通勤中に何度も聴いています^^

中沢家の人々・完全版
クリエーター情報なし
オーマガトキ


     ・・・後光が差してる^^

 で、車の中で、「ウヒャヒャヒャ^^」と笑っています。

 でも、その身振り手振りも見たいので、そのうち、DVDも買おうかな^^

 ・・・では、昨日の「GOGOMONZ」採用投稿です!

 短いです。

   ◇

 ≪鬼丸師匠、カオリン、グッドアフタヌ~ン!

 私の「自分の将来が不安になったアノ時」です。

 床屋で切ってもらい、最後に、「こんな感じですが、どうでしょう?」と、カットしてくれた方の持った手鏡が後頭部にかざされ、それを見て、アルシンドを懐かしく思い出した、まだ三十路序盤のアノ時の私。

 どうでしょう? と言われても、どうしよう?

 以上!   ≫


   ◇

 鬼丸師匠もカオリンも非常に受けてくれて、

 鬼丸師匠は、「三十路序盤でアルシンドを思い出すのなら、今はどうなんだ^^」と言ってました。

 それについては、今後の投稿でうまく答えられたら良いなぁとは思った次第です。

 実は、今日の投稿テーマに、うまく、現在の後頭部の現状を織り込んで書いて投稿しようと思ったのですが、今日は、あの暴風雨の中で作業していたので、書く余裕が無かった^^;

 元「火曜日だけのミドラン」なのに、肝心の火曜日に投稿できんかった^^;

 ただ、現在においても、「ツルッパゲ」ではないことは、ここに記しておきます^^;

 前から見ると、普通にフサフサの髪型に見えるのが、なんとも、いろんな意味で罪深いものがあるんですよね。

 我が母親などは残酷なので、私に向かって、「前から見ると普通だけど、横から見ると、頭頂部から後頭部にかけて、日本刀でスパッと斜めに斬られた人みたいだ」などと、真っ当な人間ならば口が裂けても言ってはいけないようなことを平気で言うんだよなぁ・・・。

                                             (2012/10/23)


[「映画館落語 かもめ亭・第二弾」を観た(寸評)]

2012-10-22 06:20:10 | 物語の感想
☆今回も楽しみに観に行きました^^

 このシリーズ(前回へクリック!)は、テレビで顔は知っているけど、その本業はなかなか観たことがなかった第一線の落語家の芸を堪能できる^^

 林家たい平が狂言回しで、その、めったに見れない楽屋裏の風景も含めて、極上の高座を見せてくれる。

 今回は、春風亭昇太と三遊亭円楽だ。

 先ずは、春風亭昇太の「長命」・・・(オリジナルタイトルは「短命」。そのままだと縁起が悪いから変える噺家が多いとのこと)。

 私は、この方の落語CDを持っていて、幾つかの噺を聴いていたのだけど、それほどにうまさを感じていなかった。

 しかし、今回、その表情や身振り手振り、立ち居振る舞いとともに観ていたら、そのあまりの絶妙なうまさに感心した。

 今回の噺は、最初こそ、スロースタートだが、次第に、笑いの箇所が密になっていく。

 隠居さんの話(三人の夫に次々に先立たれた美人奥さんの、ちょいと色っぽい背景)に、なかなか合点のいかない八っあんへの状況の繰り返しで話が進んでいくのだが、繰り返せば繰り返すほど面白くなっていく。

 ただ、クライマックスの、八っあんの奥さんの口調が、完全に、現代の、つっけんどんな嫁ノリになってしまったのが、やや興冷めの感があった。

 私は、江戸のファンタジーとして、この話を聴き終えたかった。

 CDでも、どうも、駄々っ子風の口調の時、「いまどきの子供」を感じさせた箇所が、いまいち私には合わなかった。

 高度なレベルをもった噺家なので、その微妙な差異が大きくなって気になった。

 聞き終えると、私、つい、拍手していました^^

   ◇

 続いて、鬼丸独演会でも観た翁家和助さんの太神楽だ。

 鬼丸独演会では、和助独演会(笑)であったのだが、今回は、小花さんという相方と混合ダブルスであった。

 多彩な技に唸る^^

 そもそもの和助さんもとぼけた味を持っているのだが、この小花さんも、表情で演技するのが面白かった^^

   ◇

 続いて、三遊亭円楽さんだ。

 私は、この方の思い出としては、ロサンゼルス・オリンピックの時に、そのプレ・オリンピック特番で、マラソンの瀬古利彦選手に似ているということで、ロサンゼルス・オリンピックのコースを走りつつ紹介すると言う番組に出ていたのを思い出す。

 それ以外ではCMや「笑点」でしか知らない。

 つまり、楽太郎時代・円楽襲名後を通して、その落語を聴くのは初めてだ。

 演目は「ずっこけ」。

 先ずは、色んなタイプの酔っ払いの図や、その飲み方でうまさを堪能させてくれる。

 で、とある飲み屋に長居をしている酔っ払いの本題に入るのだが、

 う~ん、ここの見せ方が、私には、ちょいとやだった。

 春風亭昇太さんともども、三遊亭円楽さんも芸がハイレベルだから、ちょっとの瑕疵が気になるのだが、

 私には、お通しの「ぬた」を食べながら、クシャミをして、その手に残ったものを顔に塗りたくり、「これで箸を使わずとも、舌を伸ばせばつまみにありつける^^」と言うのが、芸がうまいばかりにリアルに感じ、気持ち引いてしまった。

 全ての歯の間を爪楊枝で掃除し、その爪楊枝を、爪楊枝入れに戻すのもきつかった^^;

 もっとも、最終的には、いつの間にやら拍手をしているのだけどね^^

                                           (2012/10/22)

[映画『エクスペンダブルズ2』を観た]

2012-10-21 09:48:56 | 物語の感想

☆うむ、メチャ面白かった。

 スタローンが、『ランボー・最後の戦場』で見せた「コテンパンさ」を見せつけてくれた。

 正直、シリーズの『1』はクソだった。

 『1』では、

 アクションの一部を構成するに過ぎない、所詮は「筋肉」でしかないことを忘れていて、その描写に固執、作品をつまらなくした…、

 それは「つまらなさ」を代表する一つの要素に過ぎないが、

 アクションよりも自己顕示欲(豪華キャストも含め)の押し出しが、作品全体の統合を著しく乱していた。

 味方に裏切り者を作ったのも失敗で、スタローン作品なんて、チームが一丸となってこその、見ているこちらが敵に対しての猛りを共有できるものなのだ。

 スタローン作品の「孤独」を感じさせるセリフも、それを前面に押し出されると陳腐で、苛烈なアクションの中でこそ、心に染みるものなのだ。

 そういった『1』での失敗を含みつつも、やっぱり私は、スタローン作品が大好きなので、レイトショーに駆けつけた。

 連れは『最強のふたり』を所望していたが、お願いして、こちらを見た。

 初っ端から、凄まじいアクションが目白押し。

 悪の要塞にチームが突っ込んでいく。

 そう、この作品では「悪」は、徹底的に「悪」なのである。

 もう、なんか、要塞内では、「北斗の拳」のような無法地帯が、現実的なギミック(建物や装備)とともに「ファンタジー」として存在していて、何も考えずに作品に没入でき最高である。

 アクションの見せ方も、素晴らしく散文的で、血しぶき飛びまくりの高解像度、チームの乗る車両には「字幕スーパー」がペインティングされていて、次に何をやるのかを「荒くれ者」属性とともに説明してくれる。

 予告編で観た派手なアクションは、ほとんど、このプロローグで見られるのだが、それは「つかみはオッケー!」でありつつ、それだけで終わっちゃう作品が多い中で、この後の本筋で、それ以上のアクションを多彩に見せてくれる。

 プロローグでは、敵にとらわれた男の正体に、映画館の中のみんなが歓声をあげた^^

 残念ながら、チームが地元に戻って来たときのたむろする場所のミッキー・ロークはおらず、ジェット・リーもプロローグのみの出演であったが、ロークはともかく、リー・リンチェイの方は、チームの、依頼によっての編成の可能性を感じさせてくれて良かったかな。

 プロローグだけで、充分 リーの活躍も堪能したし^^

 で、本筋の前で、チームの若者の一人ビリーに「フラグ」が立ち、だが、それが、この作品に、我々が感情移入できる最大の肝となる。

 もう、悪は徹底的に殺すのである、うっしゃああ!!!

 なお、エピローグでは、ビリーの恋人への、チームのささやかな愛情が感じられまする。

 物語は、アルバニアの山中に落ちた中国輸送機に積まれていた物の回収をチームが、ブルース・ウィリスに依頼されたことにはじまる。

 ここで、スタローンは「いつも面倒臭い現場仕事を押しつけやがって」云々と言うのが、後にウィリスの現場参入につながる^^

 なお、チームには、回収対象の金庫の暗証コードを解除させるスペシャリストの中国人女が同行する。

 この女優(ユー・ナン)、ちょっと存在が薄いかなと思いきや、次第にいい女っぷりを見せてくれる。

 そして、この女を「旅の仲間」に加えた辺りから、物語は、バトルアクション映画に名を借りた、アルバニアの深き森を舞台にした「ファンタジー・ロードムービー」へと変貌していく。

 それは、アニメ文法を実写アクション映画に移した『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』に似ているかな^^

 最高である^^

 もう、完全にあり得ない世界を、現代的なギミックで構築しちゃっているのである。

 例えば、『ワンピース』の航海や、『銀河鉄道999』の旅で、主人公らは、色んな世界に行って問題を解決するじゃない?

 それと同じで、スタローンやジェイソン・ステイサム、ドルフ・ラングレンらが、なんか、旧ソ連が、敵国・アメリカ研究のために作ったアメリカの町のゴーストタウンや、

   

 男を全員炭鉱作業にさらわれた「女・子供だけの村」、

 炭鉱のような「プルトニウム貯蔵庫」を巡って、それぞれの問題を解決していくのである。

 ましてや、ゴーストタウンで絶体絶命の危機にあったチームを、たった一人で、敵の戦車などをぶっつぶして救ってくれるのが伝説のコマンドー(チャック・ノリス)だったりして、そのジャンプ漫画的なノリに、「わかってるなぁ^^」と感心させられるのである。

 「女・子供だけの村」なんて、「村を救って!」と言う女の依頼を断わり、でも、さしたる理由もなく、すぐに、子供をさらいに来た「悪の軍団」を、変装したりの罠を仕掛ける必要もなかろうに、妙に凝った設定で、一人残らず皆殺しにする。

 その意味もない、「拒絶」と「皆殺し」の上げ下げが、こちらを盛り上げてくれる。

 物語は、悪の組織によるプルトニウム強奪と言う、やや社会派の題材を扱っておきながら、みんな、プルトニムを素手で運んでいたりしていっそ心地良い。

 そして、悪のリーダー(ジャン=クロード・ヴァン・ダム)は徹底的に冷酷である。

 ちゅうか、冷酷な装いさえもなく、進んだ後に屍の山を築いていく。

 しかし、人を殺すことには二重三重に用意周到なのだが(プルトニウム確保作業に従事した作業たちを部下を使って銃殺しようとしたり、にもかかわらず、貯蔵庫自体を爆破しようとしたり)、妙に、その脱出経路はおそまつで、

 すぐに、空港近くでチームに待ち伏せされる。

 ヴァン・ダムらは、混雑する空港に逃げ込む。

 逃げ惑う空港の客たち、しかし、そこに、スタローンチームがやってきて、ヴァン・ダムらをバリバリ撃ちまくる!!!

 おいおい、ヴァン・ダムたちも威嚇するだけだったぞ^;

 ここではシュワちゃんもブルース・ウィリスも参戦。

   

 「アヴェンジャーズ」状態で、クライマックスに突き進むのだ!

 そして、最後には、スタローンと、ジェイソン・ステイサムが、それぞれの宿敵とタイマン対決するのだが、うん、やっぱ力が入る。

 ステイサムの切れ味鋭い動きと、スタローンの因縁含めた戦いは、やはり燃えるし、

 敵がこれでもかの悪党なので、その残酷な末路にも、観客は「ざまあみろい!」と歓声を送るのである!!!

   

                                             (2012/10/21)


[ストーカー組織「新しい歴史教科書をつくる会」(訴えた相手へのお誘いかよッ!?)]

2012-10-20 23:59:23 | 保守の一考
☆朝、会社の駐車場で産経新聞を読んでいたら、怒るよりも呆れた。

   

 超簡単に説明する。

 あまりにも、左翼(日教組などね)が跳梁跋扈する教育界を憂いて、15年前に「新しい歴史教科書をつくる会」が発足した。保守派の多くは一丸となり、この組織に集ったが、いつしか、敵の敵は味方的に、変な奴らも集ってきたし、また、中心にいた人物達も、元共産党員の反動保守であったり、元々の性根が左翼的で、偶然一つの具体例が保守的な考え方に合致していただけの人物らもいた。定期的に内紛が起こり、5年前、老害に侵食された「つくる会」から、多くの離脱者が出た。「お前らが出て行かないから、俺らが出て行くぜ!」って感じ。離脱者達は、八木秀次・元「つくる会」会長のもとに集い、「日本教育再生機構」を旗揚げした。私、ミッドナイト・蘭もその一人だ。「つくる会」の教科書の出版元はフジサンケイグループの扶桑社で、だが、内紛を経、契約のシステムに我欲を反映させる「つくる会」と距離を取ることにして、日本教育再生機構の編集する教科書の出版元となった。扶桑社はその後、教科書に特化する出版社として育鵬社を作り、扶桑社の教科書作成を継承した。もはや、「つくる会」の一部の首脳が扶桑社(育鵬社)から出版されていた教科書に所有権を主張するのはおかしかった。いや、扶桑社(育鵬社)とても、教科書の一部を書いた「つくる会」の方々へやぶさかでない思いはあった。部分的には、ほんの部分的にはその人らが執筆していたのは確かだ。ささやかな感情の問題に過ぎないが・・・。だが、それ以上に、「つくる会」は、もはや、道理をわきまえない「全て俺らのもの」的な、大陸・半島的なメンタリティを前面に押し出してきた。そう、「つくる会」の離脱者たちは、そんな、「つくる会」の日本人らしからぬ振る舞いに、そもそも愛想を尽かしていたのだ。そして、この直近の五年間、「つくる会」は、教科書作りのあらゆる局面において不始末を繰り返した。杜撰な記述、他社からの盗作に告ぐ盗作、教育再生機構への僻み・妬み・嫉みの感情から来る裁判沙汰の乱発・・・(私も、一度 訴えられている^^;)、常軌を逸した組織行動である。そういった、どんどん退会者が出る中で「つくる会」が行なった策は、全て裏目に出た。昨年の教科書採択結果も、教育再生機構の大躍進で終わった。もはや、そこには、正義の欠片もなく、ただ、会に固執する中心人物と、そこにのみ居場所を求められない、正常なバランスを失った群れが、大陸や半島、国内の左翼などとの作用・反作用の関係にのみ存在を確認するしかない組織と堕してしまっていた・・・。

 それが、ここにきて、またも、怖気を振るうような頓珍漢な訴えを起こしたのだ・・・。

 その人格に対し、コテンパンに愛想を尽かされて振られた男が、

 女が、自分で働いて稼いだ金で買った洋服に対し、「俺とつき合っていた時に着ていた服だから俺のものだ! だから脱いで、そして返せ!」と言っているようなものだ。

「はぁ・・・」と、私はため息をつく。

 竹島や尖閣諸島に対しての半島や大陸のリアクションにそっくりだが、

 だが、半島(南朝鮮)や大陸(支那)には、自分らが不利になるので国際法廷には訴えないことについての変な理屈を構築する「思慮」はある。

 だが、「つくる会」は、内部で、自分らの考え(の間違い)を再検討する「思慮」をもち得ず、自家ヒステリーのみを肥大させているが故に、周囲(社会の客観的な視線)を鑑みることなく、訴訟などに突っ走るのである・・・。

 まあ、今の「つくる会」は、社会へ起こした非常識への反作用で存在意義を発揮しているが故に、このような愚行に至るは必然でもある。

 ・・・しかし、このまま、社会に無視され続ければ、なーんか、またぞろ、過去の屈辱を思い出して・掘り返して、私にまで飛び火してくるかもしれないなぁ・・・^^;

 ・・・と、思いつつ、残業を終えて帰宅。

 私はポストに届いていた郵便物を取り出す。

 なにやら、講演会のお知らせが来ていた、「あっ! 教育再生機構からかな?^^」と、私は、その場で立ち止まり、詳細を読む。

     「・・・えっ!?」

 ・・・「つくる会」からだった・・・。

   

 ・・・なんで、なんで、かつて訴えた相手に、講演会のお誘いを送って来るんだよぉ!

 ハガキ代と印刷代と手間がもったいないですよ・・・^^;

                                            (2012/10/20)

[久し振りに『GOGOMONZ』で読まれたよ^^v]

2012-10-19 23:59:20 | GOGOMONZ(ゴゴモンズ)

☆いやはや、FM NACK5『GOGOMONZ』(エンターテイメント・バラエティ番組)・・・。

 ここのところ、なかなか力を入れて投稿を繰り返していたつもりだったが、全然 番組で採用されず、ちょいと悔しかったのだが、

 昨日の放送を録音をし、今日の朝、通勤しながら聴いていたら、ふいに読まれましたよ!^^;

 最近では、「こりゃ名作だな」と思い投稿したものも読まれず、落胆していたのだが、

 昨日の投稿は、「これは、山椒のように、小粒だけどピリリとからい傑作が書けた!」との自信と、そして不安が入り乱れつつの気持ちだったのだが、・・・ふぅ、読まれましたよ。

 今までで一番 嬉しかったかも^^v

 よくよく考えると、10万人が聴いているラジオ番組の2分間くらいを、私の書いた投稿が独占するのである。

 喋りのプロ・三遊亭鬼丸師匠が読みあげ、可愛い横田かおり嬢が「ヒャッホーイ!」と盛り上げてくれるのである。

     『こんなに嬉しいことは無い』・・・by アムロ・レイ

 しかし、今後も、このレベルの投稿(名作ではなく傑作)を送らなくちゃならないのは、つらしッ!!!^^(←でも、嬉しそう)

 では、以下、今回 採用された投稿です!^^v

   ◇

 ≪鬼丸師匠、かおりん、グッドアフタヌ~ン!

 私の、「言わないだけです、知っています。 あなたが犯した反則」です。

 ちいちゃい話です。

 私の働いている職場では、朝礼を終えると、30人ほどのメンバーが各部署に散っていくのですが、最初は、全員で一列になって一つの扉から出て行きます。

 その扉は、開くと、バネの力で自然に閉まるタイプのドアで、一人目がいったん開けると、だいたい、二人目はドアに触れずに通れまして、三人目の途中で閉まっていくようなタイミングのものでした。

 で、大人のたしなみとして、一列になったメンバーは、全員、さりげなくドアに触れつつ、軽く押して、ドアを常に開けた状態にし、自分の後ろの人に負担が掛からないようにして出て行くのでした。

 しかし、A君は違いまして、

 前の人が完全にドアを開いて出て行くと、必ず、その後に、ドアには手を触れずにすり抜けていくのです。

 すると、その後の人…、つまり三人目は、ほぼ閉まりつつあるドアに無理して手を伸ばして、開かなくてはならなくなります。

 ちいちゃい話ですが、朝からの、この理不尽な仕打ちは、その日の仕事を左右します^^

 私たちは、A君がすり抜けて行くたびに、「おいおい、それは反則だぞ!」と心の中で思うのです。

 以上!     ・・・≫

   ◇

 どうです。

 なんか、鬼丸師匠も、とてもノッて読んでくれまして、

 かおりんも、「A君は大物か!?」と「欧米かッ!?」みたいに言ってくれ、

「私も(大宮の)ルミネからアルシェに行くときの扉でよく同じ目に遭う^^;」とも語ってくれた。

 私、嬉しい^^

 嬉し、恥ずかし、原宿キッス! ・・・ゾッコン! てな感じです。

 来週も頑張るぞ! オーイッ!^^

 PS.録音したラジオは、みんなに聞かせて自慢しました!!^^

                                             (2012/10/19)


[日本復活最前線・11 (教育再生機構・講演会in高崎)]

2012-10-19 23:27:50 | 保守の一考
☆さて、「講演会」篇を、今回で終わらせておく。

   ◇

   ≪今、子供たちに伝える道徳とは
        ~『13歳からの道徳教科書』編集委員が語る~ ≫


13歳からの道徳教科書
道徳教育をすすめる有識者の会・編
扶桑社


   <貝塚茂樹先生の語り>

 ・何故、道徳が教科として必要かと、教育システム上の観点で語れば、大学での教科教育が当然のものとして行なえるからだ。

 ・先ほど、道徳の専門家は数人しかいないと言ったが、それは、大学で、教育科目として道徳を学べないので、誰も知り得ないからだ。

 ・何かしらの意図をもって、国家が指揮する教育に反対ばかりしているのならば、日教組は、是非、独自の学校を作ってみて欲しいものだ。

 ・教科教育にならないと、学問としての体系化もままならない。

 ・教員養成にも、もちろん教科化が必要で、それにより、現教師が道徳を考えると言う、現場の活性化にも繋がる。

道徳教育の取扱説明書: 教科化の必要性を考える
貝塚 茂樹
学術出版会


   <八木秀次先生の最後の語り>

 ・日本は現在、衰退期にあるが、1970年代には、英国病なんて言葉に代表されるように、英国やアメリカも衰退した時期があった。

 ・しかし、サッチャーやレーガンの政策により、国力はV字回復に向かった。

 ・その政策とは、「国民精神の覚醒」である。

 ・栄光の時代を思い出させ、「少し前の先輩方は出来た! 自分等にも出来るはずだ」と、自分らの民度の高さを再認識させた。

 ・それが、国民道徳の教えである。

 ・英国では、それがビクトリア朝の美徳であった。

 ・福沢諭吉や中江兆民の教えを見直そう。

 ・マハティール・モハマドは、「立ち上がれ、日本!」と、かつて、自分がリーダーであったマレーシアが、日本をお手本・参考にする「ルック・イースト」政策を実施した、その時代の日本の復活を願っている。

 (蘭による注)・・・「ルック・イースト」は「日本の集団主義と勤労倫理を学べ」という政策であるが、ここで言う「集団主義」とは、全国生活指導研究協議会(全生研)の考える「集団主義」とは全くの逆ベクトルである。

 ・現実主義者の朴正煕は、日本から経済援助を受け、日本を教師として学び、韓国を立て直した。

 ・日本には固有の文化がある、そこに自信と愛国心を取り戻し、国の復活を目指して行こう!

精撰尋常小学修身書―明治・大正・昭和…親子で読みたい (小学館文庫)
クリエーター情報なし
小学館


   <貝塚茂樹先生の最後の語り>

 ・今、第三次吉田内閣時代の文部大臣・天野貞祐の書籍を読んでいるが、そこでの天野氏の、当時、にわかに勃興を始めた「共産主義的な組織による国家システム破壊の波」、それへの警鐘は強烈だ。

 ・氏は「修身復活」を唱え、迫り来る「道徳蹂躙による国家衰退」の時代を危惧していた。

 ・(この後、貝塚先生は、天野貞祐氏の文章を読み上げるが、私は、速記できなかった。だけども、こちらを読めば、その思想が垣間見れよう)

 (蘭による注)・・・天野貞祐氏は、「戦前の国家のみを重んじて個人の尊厳を踏みにじった軍国主義的な愛国心は強く否定したが、同時に戦後の個人のみを重んじて国家を省みない愛国心否定論に対しても強く反発した。天野は国家を自己存在の母胎と自覚して、自己の使命・理想に邁進させるのが愛国心の本来の役目である」との考え方を持っていた。

 学長を務めた獨協大学の名前の由来に「独立協和」を求めていたそうで、これはまあ、異論はあろうが、「和して同ぜず」みたいで、私は嫌いじゃない^^

 さて、私は、天野貞祐氏の、「戦前の国家のみを重んじて個人の尊厳を踏みにじった軍国主義的な愛国心は強く否定したが、同時に戦後の個人のみを重んじて国家を省みない愛国心否定論に対しても強く反発した」との言葉の、戦前と戦後の変遷の、全くの逆パターンを行なったのが全国生活指導研究協議会(全生研)の教育だったと思っている。

 戦前の悪いところ、戦後の悪いところ・・・、を、「反体制」の思想の末に、見事にチョイスしている。

 ・・・次回から、『滝山コミューン一九七四』篇を書いていきたい・・・。

滝山コミューン一九七四 (講談社文庫)
原 武史
講談社


                                           (2012/10/19)

[「三遊亭圓歌&鬼丸 親子会」に行く(含む「鬼丸断髪式」) その2 ]

2012-10-18 22:56:56 | 物語の感想
☆さて、今日は仕事だったのだが、「GOGOMONZ」は録音していて、でも、明日と明後日と明々後日は放送がないので、今夜は聞かずに週末のお楽しみにとっておこう。

 しかし、今日の私の投稿は、なかなかの傑作だったと思うので、読まれてなかったらマジ悔しいなぁ・・・。

 まあ、それはさておき、断髪式の続きから。

 特別公開生放送の<スタジオ・アルシェ>前は、前回来た時よりも混雑していた。

 放送時間ギリギリに到着した私は、後ろのほうに立った。

 番組ははじまったのに、CD店<ナック5・タウン>のスピーカーからは曲が流れていて、鬼丸師匠・カオリンの話がはっきりと聞こえなかった。

 近くにいた子供連れの夫婦が、「西野カナうるせえ」とか言っていて、掛かっている曲が西野カナなのだと知った^^;

 それをお店は察してか、しばらくしてから西野カナは消えた・・・。

 鬼丸師匠は、心なしか、いつもよりもモヒカンが立っていて、

 カオリンは、これまで二度 私が見かけたときにはカップの飲み物だったのだが、この日はペットボトルの<い・ろ・は・す(I LOHAS)>を飲んでいた。

 正直、この日は、終盤の<断髪式>に、聴衆の興味は向いていたと思う。

 私は、第一回目の<ジャンケン大会>を終え、公開生放送に来たリスナーへのプレゼントである<ナック5ステッカー>を貰ってから、途中で抜けて腹ごしらえに行った。

 本当は番組ステッカーを配る予定だったらしいが、発注したステッカーが届かず、急遽、<ナック5ステッカー>に鬼丸師匠&カオリンがサインしたものが配られた。

 私は、番組ステッカーは3枚持っているので、はじめての<ナック5ステッカー>で嬉しかった^^

 しかし、この日、500人以上のリスナーが、入れ替わり立ち変わり詰め掛けたと思う。

 500枚超のサインは辛かったんじゃなかろうか?

 二人とも、サインのほかに一言やイラストを付け加えていた。

 歌扇さんに多ぼうさん、ご苦労様!(嘘! 嘘!^^;)

 携帯ラジオは聴きっぱなしにしたかったので、食事をするといっても、聞こえなくなるので屋内には入れず、マックでテイクアウトし、鐘塚公園で食った。

 ちなみに、イギリス圏では、「テイクアウト」を「テイクアウェイ」と言う。

 ・・・戻ると、<スタジオ・アルシェ>前は、更に混雑していた。

 私は、<ナック5タウン>のCDラックの並んでいる間に立った。

 ラックでは、CDジャケットのショコタンが笑っていた。

 と、その向こうを見ると、若い夫婦がいて、2歳くらいの可愛い男の子を、旦那さんが抱っこしていた。

 丸くて、目がクリクリしていて、とても可愛い子だった。

 身体も、パグみたいにモコモコしていた^^

 「クラウン」マークのTシャツも可愛い^^

 私はチラチラ見ていたし、その夫婦の後ろの若者二人のリスナーも、抱っこされて後ろを向いているその子を見て、いとおしげに微笑んでいた。

 私だったら、その子のホッペぐらい触るのにな、と思った。

 ショコタンの棚が邪魔だった^^;

 その男の子は、たまにグズった。

 でも、可愛い顔なので、グズっても可愛い。

 でも、あまりガン見すると、両親が嫌がると思い、しょうがないので、スタジオに見えるカオリンで我慢した。

 カオリンも可愛いが、子供の可愛さにはかなわない^^;

 私は、その子がグズって声を出すと、見る口実が出来たと思い、チラ見した。

 うむ、天使みたいに可愛い^^

 しかし、その両親は、周囲に迷惑が掛かってないか気になっているようだった。

 そして、それが原因かは分からないが、その夫婦は、もうすぐ<断髪式>だと言うのに、その場を離れていってしまった・・・。

 奥さんの着ているティーシャツの、ハードロックバンド「KISS」の絵柄が、哀しげに見えた。

 ・・・で、話が、その翌日(10/9)に飛ぶのだが、翌日の「GOGOMONZ」の番組最後のメールが、なんか不思議な内容だったのだ。

 番組では異色というか・・・。

 こんな内容だ。

「私の旦那はとても子供好きで、自分の二人の息子はもとより、いつも、子供には温かい目を向けています。先日、家族で、近所の回転寿司に行きました。ボックス席に回され、食事を楽しみました。…と、隣りのボックス席には、赤ちゃんを連れた夫婦がいました。その赤ちゃんがあまりにも小さくて可愛かったので、私の旦那は微笑ましくも、見るともなしに眺めていました。さて、食事を終えて、帰ろうとし、隣りのボックス席の前を通ると、主人は、その若い父親にこう言われたのでした。『(赤ちゃん連れてきていることに)なんか文句あるのか?』 主人は思わず絶句してしまいました。好意を持って眺めていたのに、それを悪意に取られてしまい、私たち家族の楽しい食事の後の雰囲気が一転しました。どう考えても、いまだにモヤモヤしております・・・」

 ・・・いや、この投稿、いつもの「GOGOMONZ」の流れの中では、非常に変わっている内容なんだよなぁ。

 ただ、私は、その話に、「クラウン」マークのTシャツの子供と、その両親をちょっと連想したのだ。

   ◇   ◇   ◇

 「三遊亭圓歌&鬼丸 親子落語会」は、鬼丸師匠の登場によってヒートアップしていた。

 演目は「お見立て」であった。

 嫌な客を拒絶する吉原の花魁の嘘が、どんどんエスカレートしていくお話。

 

 古典落語だそうだが、そこに、鬼丸師匠は面白い顔芸を付加していた。

 花魁・喜瀬川にベタ惚れする田舎者のお大尽・杢兵衛に、なんて言えばいいのか、話す前の癖と言うか、変な表情の「マァ~」ちゅうのを付け加えたのだ。

 例えば、入れ歯の人が喋る前に、口元をムニャムニャとするじゃないですか?

 それみたいに、杢兵衛も、顔を馬のようにビヨ~ンと伸ばして、「マァ~」と言うのだ。

 そこには、意味はない。

 意味はないんだけど、時代を経て練りに練られた古典落語にあっては、そのナンセンスは大きな効果を生む。

 先ずは、まだ話に杢兵衛が登場していない段階で、店の若衆の喜助から杢兵衛の来訪を告げられた花魁・喜瀬川は、「やーよぉー、あんな田舎モンのじいさん、『マァ~』とか言ってばかしだし・・・」と言うのだ。

 もちろん、「マァ~」のトコは顔を伸ばす。

 私たち観客は、「ん? なんだ、今の『マァ~』ちゅうのは」と、違和感を感じる。

 凄く気になる。

 そして、杢兵衛の登場。

 「マァ~」をやる。

 こういうときの、鬼丸師匠の目つきは最高なんだ!

 観客は、「ああ、これか!」と合点がいって大笑いするのだ。

 そこまで、一緒に来ていたA子さん、楽しんで見ていたようではあったが、正直、顔を覗き込むことが出来ないので、反応がよく分からなかった。

 しかし、ここにきてはじめて、A子さん、「ぶふーっ!^^」と吹き出した。

「おお、A子さん、笑ってる! 笑ってるゾ!^^」

 私は大喜びするのだ。

                                          (続く 2012/10/18)

[「三遊亭圓歌&鬼丸 親子会」に行く(含む「鬼丸断髪式」) その1]

2012-10-17 23:49:40 | 物語の感想
☆10/14・・・、母親とA子さんと、久喜市での「三遊亭圓歌&鬼丸 親子落語会」に行きました。

 「<親子会>と言っても、実の親子ではなく、師弟の関係なんだよ」と、私はA子さんに説明しました。

 A子さんは、ブログに名前とかを出すと怒る方なので、その人となりをあまり詳しくは書けないですいません^^;

 母親は、ボーッとついてきていた。

 久喜総合文化会館前で、今回の会の看板を見ると、A子さんは「これが鬼丸って人かぁ、変な顔・・・」とポツリと呟きました。

 そのA子さんが、2時間後には鬼丸ファンに変貌するのだから面白い^^

 会館のロビーに入ると、鬼丸グッズを買ってくれたお客さんに、三遊亭鬼丸師匠がサインをしまくっていた。

 まだ着替えていなかった。

 横には三遊亭歌扇さんが立っていた。

 歌扇さんはガタイが良くて、鬼丸師匠は意外にスリムである。

「えっ! あれが鬼丸さん^^ なんか凄い(こんな間近で見られるなんて)。ミドランはサイン貰わないでいいの?」と聞いてきた。

「俺は、あんまし、対面することには不思議と興味がないんだ。応援はするけど^^」

 さて、館内に入る。

 母親は、ボーッとついてきていた。

 私は、このA子さんが、必ず落語を楽しむことになると確信していた。

 なぜなら、いつも、話をする時、「また、あの話をして!」とか言うことが多いからだ。

 面白い話は、何度聞いても面白いと言う考え方の人は、絶対に落語を好きになるはずだ^^

 それが分かっているから、大枚9000円(3人×木戸銭3000円)も苦じゃない^^

 たまに、女の子で「その話聞いたよぉ~」と不満を漏らすタイプがいるけど、こちとら、分かってて面白い話を繰り返すわけだから、「待ってましたぁー!」と言って欲しいものなんだよね。

 出囃子が流れ、前座の「多ぼう」さんが出てきた。

 女性だ。

 ラジオで鬼丸師匠が「多ぼう」さんの話をたまにしていて、鬼丸師匠はそのルーズっぷりをよく語っていたが、元女優志望だと聞いていたので、その容姿にはなかなか期待していたのだが、その期待にはいささかそぐわなかった・・・^^;

 「開口一番」と題された噺をした(今調べたら、これは「無筆の手紙」と言う噺だそうだ)。

 開口一番、なんか子供のような活舌なので驚いた。

 前座さんなので、それ程の期待はなく、でも、話の流れによどみはなく、うまくこなしていたと思う。

 途中で、「無筆」という言葉が出てくるのだが、すぐに意味は分かってくるのだが、最初は分からなかったので、そこでちょいと多ぼうさんが説明を入れてくれてたら、流れに小休止も出来るし、その後の話の理解も十全に深まるのでないかと思えた。

 後ろの席の若者が、かなりノリがよく、初っ端からゲラゲラ笑っていたので、私たちもリードされて、心おきなく楽しんだ^^

 続いて、歌扇さんである。

 鬼丸師匠と組んで落語会を開くことが多いので、私、この方を聞くのは三回目である^^

 題目メニューには「落語」と書かれているだけだったが、調べたら「桃太郎」という話であった。

 以前 聴いた噺にも、超高速の長台詞があったのだが、今回も「桃太郎の童話」を、作中の子供に話す中でやっていた。

 歌扇さんの得意技なのかも知れん。

 後ろの席の若者も「ウハウハ^^」と笑っていた。

 一つだけ苦言、いいでしょうか?

 前口上で、老人ホームでの落語会の話をしてましたが「半分は耳が聞こえなくて、半分は寝ていた^^」と言う歌扇さんの話が、

 後で圓歌師匠の、歳を重ねた末に語られる「ジジィ・ババァ」話と比べたとき、

 歌扇さんの若さもあるので、A子さんには、ややきつく聞こえたとのこと。

 ・・・ただ、これは落語の宿命なのかもしれない。

 鬼丸師匠も、高座では、放送禁止用語などを普通に使う。

 あえて使う冒険心もあろうし、それをやめると、落語文化の衰退に繋がることを直感してもいるんだろうな。

 歌扇さんが袖に戻る時に、いつもと違うことが起こった。

 歌扇さんは、次なる方のためへの座布団も裏返さず、演者の名前が書かれた大きな紙の捲りも行なわなかった。

 ああ、歌扇さん、ミスってしまったのかあああ!

 ・・・違った。

 今回、それは一番下っ端の多ぼうさんの仕事だったのだ。

 そして、鬼丸師匠が出てきた。

 いつもの笑顔だ^^

 ・・・と、話しはじめてしばらくして、A子さんが呟いた。

「なんか、チラシと顔が違う・・・」

「断髪式で髪を切ったんだよ」

「ううん、そうじゃなくて、わりと格好いい」

 それは、高座で語る落語家は、この上なく格好いいぜ!

   ◇

 10/8・・・、西武ライオンズがリーグ優勝を逸したことに伴ない、その優勝に、自慢のソフトモヒカンを賭けていた鬼丸師匠は断髪することと相成った・・・。

 その「断髪式」の模様は、「GOGOMONZ」番組内で生中継されるのであった・・・。

 断髪を前にして、アルシェの公開スタジオのガラス張りの中でむせび泣く「ガラスの40代」、黒羽織の「カラスの40代」・・・。

   

   ♪壊れそうなものばかり、集めてしまうよ

   
        「くーっ・・・」

                                             (続きます 2012/10/17)