『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[(速報)育鵬社教科書、愛媛県今治市、四国中央市、上島町でも採択]

2011-08-30 23:34:26 | 保守の一考
☆いちお、八月末までが採択の期日ですね。

 駆け込みで、3市町村で採択決定です^^V

   《愛媛の3市町で育鵬社の教科書採択 (2011.8.30 16:04)》

 <愛媛県今治市、四国中央市、上島町の教育委員会は8月30日、市町立中で来春から使用する歴史と公民の教科書として、教科書改善の会(屋山太郎代表世話人)のメンバーが執筆した育鵬社の教科書をそれぞれ採択した。
 育鵬社の教科書は平成14年度から発行されている扶桑社の歴史・公民教科書を継承。愛媛県では県教委が既に県立中高一貫校全3校と特別支援学校用として育鵬社を採択している。今治市と上島町は現在、今治採択地区として扶桑社教科書を使用しているが、今回から市町単独採択となり、それぞれが育鵬社を選んだ。四国中央市は扶桑社時代を含めて初採択。
 育鵬社の教科書は横浜市、大阪府東大阪市、神奈川県藤沢市、東京都大田区など各地で採択が相次いでいる。今年度の教科書採択期限は31日。(SANKEI EXPRESS)>

 私の調べでは、今年の採択地はまだ数地区ある。

 これからの採択地の教育委員の方々!

 まだまだ、発車のベルは鳴り止みませんよ!

 早く、育鵬社号に乗り込みましょう!!!

   PS.ところで、育鵬社の社名のネーミングライツ権が、私の行使によるという伝説はどうなったんでしょうか?

     「Wikipedia」などの記事が書き直されていて、腹が立つんですけど?

     育鵬社初代片桐社長の命名と変わっている・・・。

     片桐機長め、逆噴射しやがったな!!!^^;

                                                    (2011/08/30)

[東日本大震災/福島での私の思い・53 「二本松・川俣・浪江・飯舘・南相馬(完結篇④ タケノコ)」]

2011-08-30 23:11:14 | 保守の一考
☆・・・これまでの流れ(正確には時間は前後しています^^;)。

 クリックしてね^^

   [東日本大震災 (福島での私の思い・46 「二本松・川俣・浪江・飯舘・南相馬(前編)」)]

   [東日本大震災 (福島での私の思い・47 「二本松・川俣・浪江・飯舘・南相馬(中編・情報公開の是非)」)]

   [東日本大震災 (福島での私の思い・49 「二本松・川俣・浪江・飯舘・南相馬(完結篇/その①)」)]

   [東日本大震災 (福島での私の思い・50 「二本松・川俣・浪江・飯舘・南相馬(完結篇 ② 真野ダム)」)]

   [東日本大震災/福島での私の思い・52 「二本松・川俣・浪江・飯舘・南相馬(完結篇③ 伝説のコンビニ)」]

   ◇

 驚いた。

 先のノルウェーの無差別虐殺テロの被害者の母親がこんなことを語っているのだそうだ(森達也のブログより)。

 《・・・ノルウェーには死刑がない。人間は苦しみを与えられてはならず、その命が他の目的に利用され る存在であってはならないと考えるからです。今も死刑を行っている国は、(幼い子供たちも含めて)すべての 国民に、「殺人で問題は解決する」というメッセージを与え続けていることになります。これは間違っています。犯罪者の命を奪っても犯罪は撲滅できません。残された憎しみと悲しみが増えるばかりです。
ノルウェーに死刑がないことを、私はノルウェー人として誇りに思っています。
 ・・・事件後にストルテンベルグ首相が、ノルウェー在住のイスラム系の人々と共にモスクで「多様性は花開く」と語ったとき、そしてこの民主主義の核心への攻撃がかえって民主主義を強くするのだと語ったとき(http://www.vg.no/#!id=42543, 2011年7月31日)、私は本当に誇らしく思いました。これこそがノルウェーだ、これは忘れてはならないこと、そして変えてはいけないこと、そう思ったのです。・・・
 ・・・首相の姿勢は、大多数、いえ、ほとんどのノルウェー人の思いの反映です。ノルウェー国民は今、なによりも共に手をとり、互いの肩にすがって泣き、こんな攻撃に連帯を弱めさせまいとしているのです。被害者の母親の一人は、事件後にインタビューで、「一人の人間がこれだけ憎しみを見せることができたのです。一人の人間がそれほど愛を見せることもできるはずです」と語っています。私の友人たちも知り合いも、みな同じ態度で臨むと言っています。・・・》

 ストルテンベルグ首相の主張は、背後関係は分からないがまっとうだと思うよ。

 でも、それに「便乗」する被害者の母親の主張・「一人の人間がこれだけ憎しみを見せることができたのです。一人の人間がそれほど愛を見せることもできるはずです」は常軌を逸しているね。

 大事な肉親を無くし、可哀そうで申し訳ないが、その主張は狂っている。

 「ラブ&ピース」の小野洋子でさえ、レノン殺害犯の仮釈放に反対していたのに。

 トマス・モアの記した「ユートピア」の帰結は、日本において、「愚者を上に仰ぐ」と言う、鳩山総理や管総理を生み出したことに帰結しただけではなく、

 ノルウェーにも仇花を咲かせたのだな・・・。

   ◇

 昔、日曜名作劇場で「わたしのアンネット」と言うアニメ作品があって、

 ・・・この物語、かなり荒んでいた。

 物語の序盤で、弟・エリック(名前を忘れたので仮名)の足を不自由にさせる原因を、幼馴染のペーター(名前を忘れたので仮名)が作ってしまうのだ。

 そして、アンネットは、物語の全編、ペーターを許さず、憎み続けるのだった(和解するのは物語の終盤)。

 アンネットは可愛い顔をしているので、当時の私は見ていて気にならなかったが、

 このアルプスを舞台にしたキリスト教圏の物語をうがった目で見ていただろう創価学会の知り合いが、「あんな、ずーっと憎悪を抱き続けるアニメ作品の主人公はおかしい・・・」と指摘してきて、

 私は、「ああ、それもそうだなぁ」と、ちょいと感心した。

 確かに、物語の「さじ加減」がおかしかった。

 それに輪をかけて、雑誌に、ある宗教家(神父)が、『わたしのアンネット』を評し、「アンネットがああまでペーターを憎むのは、それほどまでにエリックを愛しているからだ。それは素晴らしいことだ」とか書いていて、

 私は、かなりゲンナリした^^;

   ◇

 ただ、ノルウェーの被害者の母親のような言葉も、『アンネット』を評した宗教家のような言葉も、

 別の状況においては、たまに、私の心を掴む。

 フランク・マーシャル監督の『生きてこそ(1993)』の、そのラストシーンだ。

 <(あらすじ)・・・1972年10月13日にウルグアイのステラ・マリス学園のラグビーチームを乗せた乗員乗客45名のウルグアイ空軍チャーター機がアンデス山脈に衝突・墜落し、厳寒の山脈で72日間の生存を果たし生還した16人の事実を元にしたドキュメンタリー映画。(「Wikipedia」より)>

 生きるための「人肉食(アンデスの聖餐)」で有名な事件だが、作品は至って自然に流れる。

 自分らの捜索が終了したことを遭難した機内のラジオで知った主人公らは、自力でアンデス山脈の踏破を決断し、

 有志で、幾つもの峠越えと、ふもとの村への生還にチャレンジする。

 さて、疲労困憊で、大きな峠を越えようとする主人公らの気持ちは、その向こうに広がっている村のイメージだ。

 しかし、無情・・・、そこにはアンデスの峰々が途方もなく広がっていた・・・。

 だが、主人公を演じたイーサン・ホークが、「これこそ、神の存在の証明だ^^」とか「この大自然の存在が、我々の生還を確かにしてくれている^^」とか前向きなことを言うのである。

 私は、かなり感動した。

   ◇

 ・・・5月15日。

 私は、南相馬市は原町区下渋佐の泥土の中にいた。

 ここは、かつては、田園の中に、ポツポツと建物が点在していた土地だろう。

 堤防の海岸線から、二キロほどの地域が、津波の影響で泥土と化していた。

 荒地の廃墟を「眺めつつ」、車で、出来る限りの海岸線ギリギリまで進む。







 これ以上まで進めないところまで車を走らせて、停車。

 遠くに数メートルの高さの堤防のシルエットが見える。

 私は、下車す。

 安全靴に、泥土のネチョリとした感覚。

 浜風は生暖かかった。

 私は、ケレンなく、呼吸をする。

   

 私は、この時、なぜか、色んなものに感謝した。

 自分が、まさに「世界の中心」にいることが嬉しかったし、

 ここで、呼吸し、生きていることが嬉しかった。

 それが、せめてもの、今の私の出来る「行動」だった^^v

 ・・・私は、堤防の切れ目に、ズンズン進む。



 前に進まなくちゃ、「敵」を殴れねえからな^^

     

 歩きつつ、色々な生活の断片を泥土の中に見出す。

 針金のハンガーや、折りたたみ机、額縁の外枠・・・。

 マイケル・ジャクソン(アフロ時)のマグカップなんてのもあったよ^^

 ・・・そして、今回の旅の終着点へ。

 他の被災場所に行くつもりはなかった。

 いわゆる「放射能(幻想)」を浴びてみせるのが目的だ^^;



 津波は、当然に堤防を乗り越えただろうが、塞き止められた水流は、この堤防の切れ目に最も集中しただろう。

 写真の建造物、鉄棒が曲がっていますね・・・。

 ・・・さて、東京に帰るか・・・。

 私は、踵を返した。

 ふと、視線が、とあるモノを捉えた。

「おお」と、私は声を上げた。

「震災も放射能も関係ない。どっこい、タケノコは成長しまくりますよ^^」

     

 私は、思わず、「アハハハ^^」と笑ってしまった・・・。

                                                   (福島篇終了 2011/08/30)

[映画『インシディアス』を観た、叫んだ^^;(超短信)]

2011-08-27 23:59:55 | 物語の感想
☆ガッデム! 面白かった~^^

 今夜は、『日輪の遺産』を見ようとしていたのだが、残業後だし、明日も早いので、長尺は避けて、全く予備知識なしに、この作品を見た。

 あまりメジャーじゃない作品のレイトショーなのに、客席が8割がた埋まっていて、昨今のシネコン状況を知っている私は意表をつかれた。

 最近のヒットホラー、『SAW』と『パラノーマル・アクティビティ』の二大製作者が手を組んだ作品と言うのが吸引力となっているのか?

 ・・・結果、私は、その「計算された力づくのホラー」に、何度も悲鳴をあげてしまうのだった^^

 一緒に見ていた姪っ子は、そんな滑稽な私に大喜び!

 物語は、引っ越してきた家族が、屋敷に巣食う悪霊に苛まれる・・・、って感じ。

 タイトルからして、音楽の煽りを効かせた豪快さがある。

 しかし、タイトルバックは、屋敷の部分部分をセピアチックに撮った風情あるもの。

 だが、その背景には、何か不思議な影がチラホラ。

 もう、その辺から、私は作り手の術中にはめられているのか^^;

 この作品は、客を怖がらせよう怖がらせようと言う直な下卑たものと、妙に格調高いアーティスティックなものが高度に混在していた。

 作品は、三つのパートに分けられよう。

   1・幽霊屋敷、お母さんの受難編。

   2・霊媒師と胡散臭い二人の部下編。

   3・不思議の国のお父さんはスタンド使い編。

 「1」での、得体の知れない現象の数々が、洋画らしからぬホラーの描き方だったが、とても怖かった。

 「2」「3」と、悪霊との勝負の構造になってしまい、「1」で作り上げた恐怖の雰囲気を、それぞれの傾向で破壊しそうだったが、そんなことはなく、

 ホラー文法で、ミステリーの謎解きをちゃんとしてくれた『リング』のように、

 この作品も、ホラー文法内での筋道(ルール)をガッチリと示してくれた。

 多くを理解させてくれつつ、その、恐怖で不条理な世界を堪能させてくれる稀有な作品だった。

 あの、アーリーアメリカンな幽霊世界でのシュールな殺人状況の構築などには、どうしても、作り手の芸術的な感性を認めざるを得ない。

 D・リンチやキューブリックの味わいも、うまく取り込んでいるしね。

 ・・・面白かった。

 見終えて一時間以上経つが、まだ、身体全体が浮き足立っている。

 作品が、私の感覚を支配したのだろう。

   PS.赤ちゃん、かわゆす^^

                                                    (2011/08/27)

[『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』、テレビでやってますね^^]

2011-08-26 22:26:48 | 物語の感想
☆私にとって、永遠の名作です^^

 公開時、私が、一週間の間に5回、映画館に見に通った記録をリンクさせておきます^^

   [映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』を観た](2009-06-27 23:59:45)

   [『ヱヴァ:破』を観た(二観目:セカンド・インパクト)](2009-06-29 23:13:06)

   [『ヱヴァ:破』を観た(三観目:三角関係)](2009-06-30 16:15:16)

   [『ヱヴァ:破』を観た(四観目:視姦/弛緩/史観)](2009-07-03 23:29:24)

   [『ヱヴァ:破』を観た(五観目:五感を駆使して)](2009-07-07 13:33:29)

 <金曜ロードショー>で放送されているのですが、私、DVDを購入しているのに、録画してしまいました^^;

   [やるね、amazon。『ヱヴァ:破』DVD、発売日前に届いたよ!](2010-05-25 18:40:23)

 とにかく、クライマックスのシンジ君の「熱血」が最高にグッとくるのです!!!

                                                    (2011/08/26)

[徹底的ですね、埼玉・愛媛で育鵬社教科書、採択決定!!]

2011-08-25 23:17:23 | 保守の一考
☆育鵬社教科書採択決定地は、いずれも、左翼による陰湿な反対運動を背景にした中であるがゆえに、

 どこも、とても大変に感謝すべきなのですが、横浜・沖縄とスゴ過ぎて、ちょいと感覚が麻痺しています^^

 そんな中で、矢継ぎ早に、埼玉・愛媛が採択決定しました^^

   《愛媛の3校でも歴史・公民ともに育鵬社採択 (2011/08/25)》

 <愛媛県教委は25日、松山西、今治東、宇和島南の3中等教育学校などの教科書採択を行い、歴史、公民とも「日本教育再生機構」のメンバーらが執筆した育鵬社の教科書が選ばれた。
 委員会では「わが国の歴史や文化に愛情を持たせる工夫がなされている」などといった意見や、公民で「松山の『坂の上の雲』のまち再生計画といった地域に密着した身近な題材を取り上げている」「学習指導要領を最もよく踏まえている」などと高い評価が相次ぎ、いずれも全員一致で採択。これまで3校は育鵬社の前身である扶桑社の歴史教科書を平成15年度の開校以来使ってきた。公民教科書の採択は初めてとなる。>

   《埼玉県立伊奈学園中が育鵬社の教科書採択 (2011/08/25)》

 <埼玉県教委は本日、県立中高一貫校の伊奈学園中学校(伊奈町)で来春から使用する歴史および公民教科書として、教科書改善の会(屋山太郎代表世話人)のメンバーが執筆したフジサンケイグループ・育鵬社の教科書を採択しました。都道府県教委の採択は東京、神奈川に続いて3例目です。>

 誠に嬉しい^^

   ◇

 さて、ちょいと話が変わるが、今朝の産経新聞の「正論」欄は、藤岡信勝が登場していた。

 彼は、現「新しい歴史教科書をつくる会」会長である。

 ・・・簡単に書く。

 育鵬社教科書の前進は、扶桑社教科書であり、その作り手は「新しい歴史教科書をつくる会」が担当していた。

 その教科書は、保守思想の数少ない教科書であり、保守派の希望であった。

 しかし、その「新しい歴史教科書をつくる会」の中心には、「極左脱退組(信勝)」や「自称保守・実態左翼(西尾幹ニ)」が跋扈していた。

 保守派は割れ、その内紛は、数年続いた。

 そして、私さえも含めた者たちが応援し、新しく立ち上げられた組織が<日本教育再生機構>である。

 扶桑社は、教育関係を司る出版社・育鵬社を立ち上げた。

 育鵬社は、教科書作りの同士として、<日本教育再生機構>を選んだ。

 「新しい歴史教科書をつくる会」は迷走をし続け、自由社と言う左翼出版社と組み、今、斜陽の時を迎えた。

 「つくる会」会長の藤岡信勝は、「正論」欄で、このような内容を記している。

   《尖閣の地に勇気ある教科書改革 (2011/08/25)》

 <沖縄県石垣市。エメラルドグリーンの美しい海に囲まれた日本最南端の観光・文化都市である。市は尖閣諸島を管轄しており、昨秋の中国「漁船」衝突事件で一躍、有名になった。その石垣市が今、教科書採択問題で揺れている。
 ≪「保守」市政の誕生が発端≫
 4期16年も続いた「革新」市長が昨春の選挙で敗れ、「保守」市政が誕生したのがことの発端だった。中山義隆新市長は、現職の高校校長の玉津博克氏を教育長に任命し、その玉津教育長が教科書採択手続きの改革に手を着けた。
 教科書の採択は教育委員会の権限だが、法律は複数教委にまたがる共同採択地区の設定を認めており、各教委の代表から成る「採択協議会」を設置し、そこで1種類の教科書を選ぶとされている。
 沖縄県は6つの共同採択地区に分かれている。その一つ、八重山採択地区を構成する自治体は石垣市(4万9千人)、竹富町(4000人)、与那国町(1600人)の1市2町である。人口では石垣市が9割を占めているが、協議会委員は3つの自治体から同数の委員が選ばれる。悪平等である。
 3市町を、首長の政治姿勢で色分けすると、石垣市と与那国町は保守、竹富町は革新である。石垣市の玉津教育長は、八重山地区採択協議会の会長でもある。玉津会長は、2つの改革を推進した。
 第一は採択協議会の委員構成の変更。従来の委員は3市町の教育長(3人)、担当課長(3人)、事務局より担当職員(1人)、会長の属す事務局から補助職員(1人)、保護者代表(1人)の計9人だった。協議会の委員は、教科書採択について教育委員と同等の決定権を持つ。その委員に担当課長や担当職員、補助職員まで入れていたとは驚きを禁じ得ない。
 ≪委員構成変更と順位付け廃止≫
 6月27日、八重山採択地区協議会は規約を改正して、委員を、3市町の教育長(3人)、3市町の教育委員(3人)、八重山地区PTA連合会代表(1人)、学識経験者(1人)の計8人とした。職員を外して教育委員を入れ、学識経験者を加えたのである。極めて常識的な改善であり、他県のどこにでも見られる構成となった。
 第二は調査員(現場教師)による順位付けの廃止だ。平成2年の文部省通知は、「教職員の投票によって採択教科書が決定される等採択権者の責任が不明確になることのないよう、採択手続きの適正化を図る」よう求めている。にもかかわらず、八重山地区採択協議会の報告書の書式には「採択調査員」、「採択教科書名」、「採択理由」とあり、調査員は1社絞り込みの答申を出し、それ以外の教科書が採択される余地は全くなかった。文部省通知に反する事態が長年放置されていたのである。
 こうした中で県教委の不当介入事件が起きる。8月3日、教育事務所を通じ、「協議会メンバーに校長・三市町教委指導主事を新たに追加すること」を求めてきた。教員出身委員の比率を高めて、保守系の教科書の採択を阻止するという狙いだった。左翼グループが宣伝してきた戦術を、公権力を使って実行に移したのである。
 ≪県教委の介入を全面的に拒否≫
 採択協議会は、8月9日に3教育長から成る役員会、翌日には総会を開き、県教委の介入を全面的に拒否した。一連の会議で、最も原則的な主張を展開したのは与那国町の崎原用能教育長である。
 崎原教育長は「現場の先生の言いなりで(協議会の)組織が形骸化、旧態依然としていた」と、従来の教科書選定プロセスを痛烈に批判し、「教育長も(教育委員会職員の)指導主事も委員に入った場合、2人の意見が別々では仕事ができない」と述べた。教育長と部下の職員が対等の資格で一票を投じる委員になるなど、行政組織の指揮命令系統の破壊である。こんなやり方が長年行われてきたことこそ糾弾されて然るべきだ。
 8月22日、玉津教育長は記者会見し、平成17年に県教育庁義務教育課が出した通知の存在を明らかにした。それには「『一種絞り込み』を是正すること」と明記されていた。県教育庁義務教育課の狩俣智課長は産経新聞に対し、「1社絞り込み」について、「それも一つの決め方だ」と容認する認識を示していたが、文科省の通知とも過去に自らが発出した通知とも矛盾する観点から、恣意的指導を行っていたことになる(23日付産経新聞)。沖縄県教委の「指導」の問題点については国会でも質問があり、文科省が調査し国会に報告することになっている。
 注目の八重山地区採択協議会は23日に、規約通り8人のメンバーで会議を開き、非公開、無記名投票によって教科書を採択した。この結果を承認する教育委員会は石垣、与那国で8月26日、竹富では29日に開かれる。このうち竹富町の慶田盛(けだもり)安三教育長は今回の採択に先立ち、保守系の教科書が選ばれても竹富町教委は承認しないと広言している。まだまだ波乱は続きそうだが、日本最南端の採択地区で行われた勇気ある改革は今後、沖縄の教育のあり方を大きく変える端緒になるかもしれない。(拓殖大学客員教授・藤岡信勝)>

 この男の、共産党上がりの性格を考えると、自分たちが僻み・妬み・嫉みをぶつけてきた<教育再生機構>の躍進に、切歯扼腕の思いにあると思うが、

 産経新聞の編集者とのやり合いで、割と、大人びた内容で、この「正論」欄を発表出来たようだ。

 ただ、「自分ら(つくる会)の活動が下地になり、再生機構の躍進があった」と見せたい主張は見え隠れする^^;

 残念ながら、事実としてそれはない。

 「保守運動の、失敗の<反面教師>」としてならば、学ぶべきことはあるが、

 あくまでも、「ああなっちゃいけないよ!」としての害悪の証明でしかない。

 藤岡も西尾も、演技での<反面教師>ではなく、エゴむき出しの<反面教師>だったからね。

 ・・・正直、「つくる会」は完全なる衰退の時期を迎えた。

   ◇

 すいません、眠くなってしまいました。

 途中ですが、寝ます、おやすみなさい。

 続きは、後日、書きます^^

                                                    (2011/08/25)

[富士総合火力演習を見に行く(予行。でも、火量は同じ)]

2011-08-24 23:59:06 | 保守の一考
☆正直、凄かった。

 マジで「衝撃」を受けた・・・。

     

   ◇

 今、一番ホットな「組織」と言ったら、<なでしこジャパン>…、そして、うん、<自衛隊>であろう^^

 その、自衛隊の、一年に一度の大イベント<総合火力演習(の予行)>に行った。

 知り合いの自衛隊3佐より観覧券を頂いたのだ。



 私は、職場の数人に声を掛けるも、多くの人が、この、<富士総合火力演習>を見に行ける幸運を理解していなかった。

 私が、なんか買い物にでも誘っているぐらいにしか感じていないようだった。

 二つ返事で「行く。たとえ出勤日でも休んで行く」と応じてくれたのは岡部氏だけであった。

 岡部さんは、特に軍事に興味があるわけではないが、この大イベントを見られる価値は分かっていたのだ。

 最終的に、私は券を無駄にしたくなかったので、甥っ子や母親(70歳)まで連れて行くことにした^^

 前日に、3佐からメールが入った。

「・・・なお、小さ過ぎるお子様は、戦車の発砲音と言うか衝撃波がトラウマになりかねませんので、やめた方が良いと思います・・・」

 特に、甥っ子を連れて行くとは言ってなかったのだが・・・^^;

 ・・・、・・・。

 指摘もさることながら、何よりも、「衝撃波」と言う言葉に驚いた。

 でも、「ままよ!」と甥っ子も連れて行った。

 まあ、会場には幼女もいっぱいいて、妊婦さんもいましたよ。

 衝撃波で破水したらどうすんの!?

 駐車場から会場までの歩く道のり(登り道)が長くて、私は、甥っ子よりも、母親の身体が一番心配でした^^;

   ◇

 で、見終えて戻り、本日、私の誘いを断った職場の野郎どもにまくし立てた口上を載せます。

 私は岡部氏に、「奴らに損した気分を味あわせる為に、すげぇ面白かったように言います^^」と告げました。

 すると、岡部氏は、「いや、本当に面白かったから、私もそう伝えます^^」とのこと。

 では!

   ◇

『いやぁ、こりゃ、本当に凄かったですよ。

 行って良かったぁ。

 何しろ、本番の観覧は30倍の倍率で(本当^^)、ヤフーオークションでは数万円の価値があるイベントですからねぇ(嘘^^;)。

 今回は予行で、そのチケットは自衛隊関係者にしか入手できない代物ですが、会場には一万人近くは来ていたと思いますよ。

 想像して下さい。

 まず、スタジアムのようなひな壇の席が設えられていまして、目の前には、視界いっぱいの広大なバトルフィールドが広がっているんですよ。



 霧は濃かったんだけど、演習が始まると晴れて、富士の裾野が広がっています。

 遠くは、2キロほど向こうにまで、標的の丘が望めます。

 ・・・一番に凄かったのは、戦車の砲塔からの発射の際の、まさに「衝撃波」です。

 これには驚いた。

 「バンッ!!!」と、本当に大きな音が辺りを席巻し、空圧がビシーッと広大な空間を圧倒するんですよ。

 これぞ、文字通りの「一大ページェント(宗教的野外劇)」!!!

 戦車には、装甲車両を含めて大きさのヴァリエーションがあって、やはり、大きな車両のほうが口径も大きくて、音も凄まじくて、演習も後半になると、こっちも、「この大きさの戦車は音がヤバイ」と分かってきて、耳を押さえるんですよ^^

 それから、逐次、状況を説明するアナウンスが入るんですが、「テッコウ(鉄甲弾?)」っちゅうのが、やたらと大音響で、私たちは「テッコウ、撃てッ!」が聞こえると、甥っ子と耳を塞ぐのです^^

 普通の弾薬は速くて目視できないんだけど、

 やっぱ、ロケット弾は良いですよ。

 まず、「シュバッ!」と発射すると、スローペースで飛ぶんですが、ロケット自体が発火すると、そこから目標に一直線です。

 目視できるギリギリのスピードで、突き進みます。

 思わず、「ウォーッ!」「ウワーッ!」と感嘆の声が出ちゃいます。

 で、「時差」もあるんですよ。

 発射してから目標に当たるまでも数秒の時間がありますし、かなたで、目標が爆発しているのを見ているのに、音がこちらに届くまで、これまた数秒かかる。

 大きなスクリーンもあるんだけど、そちらからの音声・映像のほうが、リアルよりも先に音が届いて、私は最初、その時間差に、一種の音声のヤラセ(口パク)みたいなものを考えてしまうほどだった。

 目に見える範囲で、音が届くのに時差があるというのが信じられなかったんですよ。

 演習場の広さ(大パノラマ)が分かるってもんです^^

 また、それぞれの戦車の能力や、弾薬の種類で、その射出スピードも違うんだけど、

 その数両の戦車で、時間をずらして発射して、目標への着弾を同時に行なうという「荒技」も見せてくれた。



 また、空中で破裂する弾もあって、やっぱり、それぞれの戦車から撃ち出して、空中で、「富士山」の形を描くという「荒技」も見せてくれた。

 輸送ヘリは、戦車の砲撃で敵を払った後の「戦場」に強行着陸し、積んでいた装甲車を降ろしたりもした。

 狭い輸送ヘリからギリギリのスペースで車両を発車させるのは地味に面白かった。

 偵察のバイクは、丘をジャンプで飛び越えて、私は映画「大脱走」のスティーブ・マックィーンを思い出しました^^

 また、戦車なんだけど、攻撃し、戻るときも、砲塔だけは、敵に向け続けているんだよね。

 曲がっても、砲塔の角度が調整されて、常に一点に向いている。

 これって凄かったよ。

 奥に列になって去っていく戦車たちも、砲塔は横の敵に向いていて、道の高低差で戦車は上下するんだけど、なんか、それが九十九折りでおもむきがある。

 「ヱヴァンゲリヲン:序」で、このようなシーンがあったなぁ。

 私が好きな戦車は、レーダー付きのだ。

 カブトムシのツノみたいのが、エレキングの目のように、ゆっくりと回っているのだ。

 メチャ格好いい。

 カラーリングも、茶系でなく黒くて、悪魔みたいでいい^^

 稜線からツノだけ出しているのもいいね。

 四角いロケットポッドを抱えている戦車も、私が見たかった姿だ。

 そこから、大きなミサイルが発射され、それが「パカッ!」と空中で開くと、「南京玉簾」みたいな、大きな長い割り箸を繋げたみたいな爆薬が広がり、地上に落ちて爆発する。

 これは、地上の地雷を広範囲に誘爆し、戦車の経路をつくるのだそうだ。

 アパッチもコブラも拝めました^^



 偵察ヘリが「無人」と聞くと、不気味さが募って良かった。

 これ、客席上空を煽りまくった。

 映画「ブルーサンダー」のクライマックスみたいに、客席上空で一回転しそうになるほど反り返り、私たちはやや恐怖を感じた^^;

 前半は、それぞれの兵器の個別の紹介で、後半は、登場車両の複合演習だった。

 クライマックスのこれでもかの見せ方は、私を圧倒してくれた^^

 おっと、機銃掃射だが、目標の風船の一つを割り損ねていましたぞ^^;

 では、状況終了!!!                           ・・・』

   ◇

 てな感じで、私は、みんなに言って回って、行かなかった者に「億劫がらずに一緒に行けば良かったな」と思わせるのだった^^v

                                                    (2011/08/24)

[快挙! 沖縄で育鵬社の公民教科書を採択!]

2011-08-23 23:59:04 | 保守の一考
☆ 歴史教科書は残念だったが、公民が決まった!

 これって、凄いことなんだよ。

   《沖縄初 育鵬社の公民教科書を採択 領土記述を評価 (2011.8.24 00:45)》

 <沖縄県石垣市と与那国町、竹富町からなる教科用図書八重山採択地区協議会は23日、地区内の中学校21校で来春から4年間使用される公民の教科書について「日本教育再生機構」のメンバーらが執筆した育鵬社の教科書を採択した。沖縄県での同社の採択は初めて。同社教科書は領土問題に関する記述が充実しており、昨年9月、石垣市が行政管轄する尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突事件など国境での相次ぐトラブルが採択に影響を与えたともいえそうだ。歴史については同社は採択されなかった。
 同協議会では、この日の審議を非公開とし、歴史、公民とも育鵬社を含む各7社から選定。関係者によると、委員8人が無記名で投票し、公民は賛成多数で育鵬社に決まった。
 決定を受けて3市町では月内に各市町教委に答申し、正式に育鵬社教科書を採択するが、竹富町は育鵬社に反対しており、町教委が不採択とした場合、同協議会の役員会で再協議となる可能性もある。
同協議会では今回、現場の教員らが各教科書を順位付けした上で1社に絞り込んだ答申を承認するという従来の方式を廃止。教育委員会の採択権を制約する不適切な仕組みを改善した。
 公民教科書の尖閣諸島に関する記述では、育鵬社、自由社、清水書院がわが国の立場を明記。中国の主張に根拠がないことを押さえた記述となっているが、他社は日本と中国の主張を単純に併記したり、記述そのものがない社もある。こうした姿勢と一線を画した育鵬社の筆致も評価されたとみられる。育鵬社の教科書採択は、横浜市や大阪府東大阪市などに続き7例目。ほかの公立学校では、東京都立の中高一貫校10校の中学課程や神奈川県立平塚中等教育学校で採択されている。>

 左翼や極左の育鵬社教科書採択反対運動は、昨今の有事(尖閣海戦や東北大震災)で、全く現実とそぐわないことが国民にははっきりと分かっている。

 が、その反対運動は、より先鋭的に、なりふり構わぬものとなっていて、

 特に、沖縄の教育界は、鉄壁の<北朝鮮の傀儡の「現場」>と化していた。

   《不適切採択の疑い 教員ら1社に絞り込み 八重山地区の小中学校教科書 (2011.8.20 01:30)》

   《教科書採択で自宅に「心理的圧力」 (2011/08/16 21:32)》

 その中での、育鵬社公民教科書の採択・・・、快挙である。

新しいみんなの公民―こんな教科書で学びたい
クリエーター情報なし
扶桑社


 採択に至る力学は、例えば、「他の教科書を推す勢力の、あまりのおぞましさに辟易」などと言う反作用の要素もあるのかも知れないが、

 ともあれ、この教科書で学ぶ沖縄の子供たちに、真っ当な勇気と希望を与えられる筋道がついたことは嬉しい限りである。

 採択の結果は順守されるとして、

 さて、次の問題は、現場の教師が、この教科書を熟読し、子供たちにちゃんと教えられるか、だ。

 日教組教師は、ガリ版削ってでも、偏重思想を教え込む可能性が、まだまだ大きい・・・。

   <今日の一言>

「おいおい、まさか、保守派は、フジテレビ韓流推し批判デモに参加してないよなぁ^^; ありゃ、愉快犯だぞ。

 おば様方が、韓流ドラマを娯楽の一つとして楽しんでいることは事実だし、その自由は当然にあり、それを提供する側の権利はあるぞ」


 ・・・別に、私ぁ、好きじゃないけどさ。

 脱原発・反原発運動の波にストレスを溜めた保守派の戯れか?

                                                    (2011/08/23)

[特別リンク/<シー・シェパード>の映画『オーシャンズ』]

2011-08-22 23:59:08 | 保守の一考
☆今夜のテレビ放送の影響で、このエントリーが、我がブログ最高のアクセス数を稼ぎました。

   [欺瞞! 観てはいけない! <シー・シェパード>の映画『オーシャンズ』](2010-01-28 02:47:44)

 みんな、疑問に思ったのでしょう・・・。

 その疑問の解消に、少しでも役立つことを祈ります。

 世界は腹黒い野郎どもがいっぱいるんですよ・・・。

 さて、私は、明日は、自衛隊の「総合火力演習(予行)」を観覧してきますね^^

                                                      (2011/08/22)

[映画『カンフー・パンダ2』を観た(超短信:定番とありきたり)]

2011-08-21 23:59:04 | 物語の感想
☆<ワーナーマイカル・日の出>は今、レイトショータイムにビール半額サービスを行なっていて、

 私は、生ビールを二つ買いながら、店員さんに勧められたナチョスをつまみに、予告編の段階でホロ酔いだ^^

 そして、これから、ある一定のレベルの面白さが保証されている作品を見ることだし、ああ、幸せだなぁと思った。

 しかし、本編が始まり、村がオオカミの山賊に襲われ、そこにカンフーパンダ・ポーと仲間たちが助けにきて激しいアクションが始まるが、なんか面白くないのだ。

 全然、ノレない。

 今回の敵は、前作のような巨漢のパワータイプではなく、知略と技の孔雀と言うのがなかなか面白く、そのシェン大老が出てきたときだけは、ちょいと興味がひかれたが、

 次第に眠くなり、私は作品を4分割した時の3番目のパート部分を寝てしまった^^;

 なんか、見ている手応えが「ポケモン」映画を見ているみたいだったのだ。

 これは、米国産3Dアニメの危機だと思う。

 そもそも、この作品を作ったドリームワークスも、ピクサーにしても、その作品の数々は総じて、あまり複雑ではない「定番」の展開である。

 その、安心して見れる「定番」が、「ありきたり」と思えてしまうと、退屈な作品このうえなくなってしまう。

   ◇

 私は、前作の「カンフーパンダ」を見たとき、ちょいと「型にはまりすぎているな」と思った。

 意味が分からないかも知れなくて、アニメじゃないが、「レオン」を見たときも、そう思った。

 「ヒックとドラゴン」や、古いが「アイアン・ジャイアント」などもそうだね。

 それは悪くはないが、その「定番」を「普遍」足らしめるには、丹念な描写が不可欠だと思うのだ。

 上記に挙げた作品には「普遍」があった。

 今回の「カンフーパンダ2」には、それがなかった。

 そもそも、「カンフー・パンダ」はパロディとして楽しめたのかも・・・。

 さりとて、私が好む「行間を読む」ような「粗さ」も皆無であった。

 ドリームワークスは、(私は見たことないのだが)「シュレック」シリーズでも、次第に作品の魅力を減じていたようだ。

 3Dアニメならば、何でももてはやされる時代は終わったようだ。

 少なくとも、ドリームワークスは危機感を持って欲しい。

 ただ、赤ちゃんポーは、故クヌート並に可愛かったです^^

                                                    (2011/08/21)

[近況報告 (91・『ブリーチ』読みまくる近頃/来週号に日番谷登場)]

2011-08-20 22:58:39 | 物語の感想
☆職場の娘っ子が『ブリーチ』大好き娘であり、その<ドリーム小説>を書いてあげ、このブログで公開したら([腐女子同僚(ドリーム小説『BLEACH』)] )、

 多くの方に楽しんでもらえたが、それと同数、「もっと『ブリーチ』を勉強してから続きを書いて欲しい」の意見も貰った。

 「『ブリーチ』を勉強して欲しい」というのも、なんともいえない言い草だが^^; まあ、ここ3,4日で、『ブリーチ』コミックを20冊くらい購入し読む毎日・・・。

 元々、私は、『ブリーチ』の7巻までは、発売とほとんど同時に買っていたのだが(原作者の前作『ゾンビパウダー』も)、「そのうち、買おう買おう」と思っているうちに52巻の大著になっていた。

 で、読みまくりつつ、来週の月曜発売の「少年ジャンプ」を、今日、早売り店で買ったら、連載10周年記念で「ブリーチ」の主人公が表紙で、巻頭カラーも飾っていた。

 道理で、先週までの展開が急激に早過ぎると思った。

 普通ならば、もっと主人公の絶望感を伸ばす展開でなければならなかったと思うが、

 ああ、今回の巻頭カラーに合わせての高速展開であったか。

 そして、なんと、今回、『ブリーチ』大好き娘のダーリン・日番谷冬獅郎が登場した。

   

 こりゃ、あの娘、喜びつつ、怒るだろう^^

 そもそも、私が、この娘と仲良くなろうと思ったのは、この娘を気に入っているS君と言う若者がいたから、「コネをつけてやるか」と考えたのが発端である。

 しかし、仲良くなるにつれ、私は、この娘が筋金入りの「二次元恋愛」志向であることが分かった。

 だから、S君には、「マジ諦め給え」と言い続けているのだが、

 このS君が、しばらくすると、私の言っていることを忘れたかのように、ケロリと娘への想いを語り始めるのでイライラしていたのだ。

 また、娘が、マンガやアニメでの日番谷隊長の一挙手一動作に心を揺り動かされているのは、既に書いた。

 が、彼女ののめり込みは、遂に、「『ブリーチ』の連載、早く終われ」段階まで来ている。

 つまり、このまま連載が続いて、日番谷隊長が、娘の意に沿わぬ展開の渦中に突入していくのならば、いっそ、連載を終えて欲しいと言うことなのだ。

 ちょっと、「オレのものにならなければ殺す」のようなストーカー心理と近しい感じがする^^;

 それでも、日番谷の再登場は、彼女を喜ばせもするだろう^^

   ◇

 仕事から帰宅したら、横浜に行ったそうで、姪っ子が崎陽軒のシューマイをおみやげに買ってきてくれていた。

   

 昔ながらの味をおいしく頂いた^^

                                                      (2011/08/20)

[映画『シャンハイ』を観た(短信)]

2011-08-18 23:59:08 | 物語の感想
☆試写会が当たりました^^

 渡辺謙と菊池凛子とミカエル・ハフストローム監督(トルシエ似)の舞台挨拶もありまして、私は、あまり、かような派手な試写会は経験なかったので嬉しかったです。

 ・・・へーっ、舞台挨拶のスチール写真撮りは、観客そっちのけであのように写すのか^^

   ◇

 なかなか面白かった^^

 開戦前夜の上海を舞台に、共同租界と言う特殊舞台設定の中、物語が紡がれる。

 メインの四人、ジョン・キューザック、コン・リー、チョウ・ユンファ、渡辺謙は、それぞれ貫禄の演技で、

 大作ゆえの「アマルフィ」とか「アンダルシア」とかエメリッヒ作品っぽい大味感が現われそうなのを阻止してくれていた。

 いかにも大作なのに、上映時間が1時間45分と言うのも潔い^^;

 問題は、メイン格とされている菊池凛子演じる女・スミコが、全くメインじゃなく、最後の最後まで、阿片窟の売春婦役で、その外見さえちゃんと映されてなかったことだ。

 「最後の最後」も、白目向いて倒れるだけである(その演技は無駄にうまい^^;)。

 ネタバレだが、予告編でも流れているので書くが、知的だが傲慢な日本軍将校タナカ(渡辺謙)が、スミコの死に涙を流す。

 せめて、タナカとのこれまでの過去を回想させる絵柄が欲しかった(健常の頃のスミコの姿)。

 そうしないと、女優としての菊池凛子が浮かばれない^^;

 また、作品を見ている者にも思い入れが起こらない。

 ジョン・キューザックと、チョウ・ユンファ演じる上海の大立者の奥方(コン・リー)の不倫関係だが、ラブシーンが欲しかったな。

 作中、キス一度きりじゃあ、あまりにもプラトニック過ぎる。

 もっともっとあざとく泣かせてくれる「追い詰められる恋」の流れにして欲しかった、それを指向している作品なのだから。

 PS.ああ、南京のデマ話や日本軍の野蛮さがさりげなくプロバガンダされていて軽く辟易しましたね。

                                                    (2011/08/18)

[映画『メカニック』を観た(短信)]

2011-08-15 22:57:19 | 物語の感想
☆なんと言うか、見せ方は異なるが、『96時間』や『パリより愛をこめて』みたいな、切れ味のいいアクション作品であった。

 ジェイソン・ステイサム主演なので、荒唐無稽ながらも、痛快な作品かと思ったのだが、

 序盤は、70年代的ながさついた画質に、わりと堅実な演出で話が進んでいくので、

 一緒に行った若い子が見るには、ちょいと退屈な展開だなぁ、と心配してしまった。

 ・・・機械(メカニック)のように完璧な殺し屋家業を送ってきたアーサーは、

 自分に指令を出していたハリーが、組織の裏切り者であることが分かり、組織の依頼を受けて殺す。

 しかし、弔いの場で、ハリーの息子スティーブと知り合ってしまう。

 アーサーはスティーブに乞われ、殺しのテクニックを教えつつ、稼業を続けていくのだった。

 しかし、幾つもの依頼をこなしていくうちに、裏切り者とされていたハリーが、どうやら、組織にはめられていたことを知り、また、スティーブも、自分の父親殺しに、実際の手を下したのがアーサーだと薄々感づいていくのだった・・・。

 とにかく、暗殺稼業の事例がなかなか多くて、アーサーがスティーブとコンビを組んで後も、スティーブの段階を踏んだ殺し屋としての成長が、途中で何らかの脱線をしつつもタクティクスに描かれ、また、アクションも機能的、スピード感がありつつも弾薬の量は多く、物語は加速度的に盛り上がっていく。

 これは、前半のドラマを丹念に描いたからこそのカタルシスだと思う。

 アーサーの、組織への復讐がクライマックスだが、そこには、父親の死の真相を感づいたスティーブが、いつ、アーサーに復讐を果たすのか、のサスペンスが付加され、ヤキモキ気分なのに、爽快な気分なのだ。

 全編を、ジェイソン・ステイサムがハードボイルドで通すが、その笑顔は優しく、女はイチコロだろう^^

 私も、彼のようなハゲを目指して生きて行こう。

 スティーブ役のベン・フォスターだが、「非常に役に立つチンピラ」として、最近の映画には珍しい味わいを持ったキャラクターであった。

 私は、スティーブに、去年の傑作のひとつ『ストーン』のエドワード・ノートンに似た凄みを感じました。

 う~ん、帰りの車中、この映画の話題でかなり賑やかになりましたよ^^

 「身長2メートル、体重135キロのチワワ好きのホモの殺し屋」の話とかさ^^;

                                                    (2011/08/15)

[映画『ツリー・オブ・ライフ』を観た(短信)]

2011-08-13 23:59:27 | 物語の感想
☆正直、きつかったなぁ。

 最初の30分間くらい、延々と「宇宙/地球/生命創造」のイメージ画像が続く。

 「物語」で進んでくれているわけじゃないので、退屈なことこの上ない。

 でも、恐竜時代のトコでは、妙にCGに金をかけた恐竜描写がある^^

 退屈だが、睡魔に襲われなかったのは、それぞれの超自然の描写が、音響や音楽ともども、こちらを引きつけるような映像が続いていたからなのと、

 何らかの物語的なテーマ性を理解しなくちゃならないと必死で見たからだ。

 だが、作品全般を通しても、それは、なんだかよく分からなかった。

 私よりも「頭のいい人」は、そこに、何らかのテーマ性との有機的なつながりを見るのだろうが、私にはわからんかった。

 ・・・どでかい宇宙の中にも、その片隅で生きる家族の事情があり、その家族の息子(だけじゃないが主人公なので…)にとって、宇宙に匹敵する苦悩なのである・・・、

 大宇宙=神の視点においては、個々の人間の運命は、良くも悪くも自由である・・・、てな陳腐なことしか思いつかない・・・^^;

 ただ、中盤の、主人公の少年期、その父親への愛憎入り乱れ具合と、美しい母親への思慕、弟への父親の教育のエピゴーネン的な接し方など、かなり骨太に撮られていて目が離せなかった。

 私が「世俗」的に思ったのが、父親サイドの、子への教育の難しさだ。

 父親と言うのは、子供と四六時中一緒にいる訳じゃないからね。

 だが、ある種の父親と言うのは、四六時中、子供のことを考えたりはしている。

 それを、短い時間に教え込もうとするとき、父親主観と子供主観の違いによって齟齬が生じ、不協和音が奏でられる。

 ・・・と、これと似たようなセリフは、ブラッド・ピットが演じた父親自身によって語られるが、頭で分かっていても、実践は難しいのだな。

 また、反対に、音楽的な才能の片鱗を見せた、ギターを弾く次男に、父親がピアノを絡めるシーンは良かったね^^

 私は、自分が父親になるようなことがあったときの困難と、自分と父親の関係を想い続けながら、見た。

 良い面も悪い面も、私の父親の教えにもあったと思うが、私も、草むしりのやり方は「根っこから」と教え込まれたものだ^^

 中盤の「物語」は実に良かった。

 だが、終盤に、また、訳が分からなくなってしまったよ^^;

 私は、この作品を、宇宙終焉の完結に至った『伝説巨神イデオン・発動篇』の「その後」として見ていたのだが、

 と考えると、終盤の「死者・生者、三途の浜辺で入り乱れ」みたいな状況は<因果地平>と考えればいいのかな?

 いい作品だとは思うが、かったるいので、もう二度と見ることはないでしょう・・・。

                                                      (2011/08/13)

[まあ、当然だわな。「日本海」表記と竹島帰属問題の国際法廷付託]

2011-08-12 23:53:21 | 保守の一考
☆・・・なんちゅうか、そもそも、あちら(半島南)には得る(強奪する)ものしかない因縁の吹っ掛けだった。

   《米「日本海」表記変えず 韓国「東海」と主張 (2011/08/11 10:58)》

 <米国務省高官は10日、「日本海」の表記について「われわれの基準に基づいており、変更する考えはない」と述べ、「日本海」単独表記を支持する考えを重ねて強調した。記者団の質問に答えた。
 韓国では、昔から「東海」と表記され、日本の植民地支配が「日本海」の呼称を国際的に広めたとの主張があり、韓国政府は「日本海」を「東海」と呼ぶべきだと主張している。(共同)>

 アメリカが「東海」を認めちゃったりすると、面倒だったが、ここは一つ安心した^^

   ◇

 得るものしかなかったあちらの因縁による竹島実効支配を何とかしてリセットする動きが出てきましたよ^^

   《竹島問題で国際司法裁判所付託 韓国に提起検討 (2011/08/10 01:44)》

 <韓国が不法占拠している竹島の領有権問題について、政府が国際司法裁判所(ICJ)付託による解決を目指し、韓国政府への正式な提起を検討していることが9日、分かった。政府筋が明らかにした。ICJ付託の提起で竹島領有の正当性を国際社会に訴える狙いだが、韓国が付託に同意する可能性は低く、この対抗措置に反発するのは必至だ。
 ICJ付託提起の検討が急浮上したのは、韓国の竹島実効支配への強硬姿勢に歯止めがかからないためだ。日本は昭和29年と37年に韓国側にICJへの付託を提起したことがあり、今回実現すれば49年ぶりとなる。
 竹島へは今春以降だけでも韓国の閣僚5人が訪問するなど、実効支配をエスカレートさせている。韓国政府は竹島近くの鬱(ウル)陵(ルン)島視察を計画した自民党議員3人の入国も不許可とした。日本政府はそのたびに抗議し、松本剛明外相は1日にも韓国の申(シン)●(=王へんに玉)(ガク)秀(ス)駐日大使に12日の竹島での韓国国会「独島領土守護対策特別委員会」開催中止を申し入れたが、反発を受けただけだった。
 韓国がICJ付託を受け入れる見込みはほぼないが、外務省幹部は「正式に交渉テーブルに上げ、韓国の対応に日本がいかに怒っているかを示すことになる」としている。
 政府がICJ付託の提起を長年行わなかったのは、紛争化が日韓関係には得策ではないとの自民党政権時代からの判断があったためとされる。韓国は竹島問題を1910(明治43)年の韓国併合の過程で略奪された「歴史問題」と主張し、「領土問題はない」との立場をとる。韓国側が最も嫌がるのがICJ付託で、政府内には「韓国の反発を招くだけで逆効果だ」と懸念もある。
 一方、国際法へ訴える「正攻法」を封印してきたことには「日本の主張について『発言も許さない』との政治風土を韓国に定着させてしまった」(外務省幹部)との「反省」もあり、今回の検討に至った。
 松本外相は9日の参院外交防衛委員会でICJ付託を問われ、「平和的な解決のためのあらゆる手立てを取らなければならないと考えている」と述べた。
 ■国際司法裁判所 国連の司法機関として1946年に設立。領土問題などさまざまな国家間の紛争を平和的に解決するため、国際法などに基づき判決や命令を出す。裁判開始には当事者国双方の付託合意が必要で、判決には強制力がある。本部はオランダ・ハーグで、所長は日本の小和田恒・元外務事務次官。最近では7月、タイとカンボジアの国境未画定地域から両国軍の撤退を命じた。>

 あちらの気性は、エスカレートし続ける。

 頭のいいやり方ならば、淡々と実効支配を続けることで満足してればいいのに、

 こちらの心情をも支配しようとするので、当然の反発を受ける。

 『俺を好きに ならなかったら殺す』という、究極の社会通念破壊発言で名をはせた、少女監禁魔・ 露天商手伝いの鄭隆之と、さすがは同じ血が流れている民族だな!

 そして、昔から、この問題を国際法廷に出そうとすると、あちらは黙り込んでしまうんだよなぁ・・・。

                                                    (2011/08/12)

[映画『カーズ2』を観た]

2011-08-11 23:55:25 | 物語の感想

☆観てきました^^

 大エンターテイメント作品でしたね。

 私は、前作での、アメリカの寂れた片田舎(ラジエーター・スプリングス)の風景に、名実ともに再起に賭ける実力者(ライトニング・マックィーン)の姿をうまく絡めた物語にえらく感動させられ、

 この後のピクサー作品、・・・「レミー」も「ウォーリー」も「カールおじさん」もイマイチ楽しめなかった(「トイストーリー3」は凄かった)。

 そもそも「カーズ」は単体で完璧に仕上がっていた作品なので、同じテーマでやるのなら、作る必要はないし、一作目ほどの感動は味わえないと考えていた。

 「2」の予告編では、やたらと、物語の最初の舞台が日本であることが強調されていたので、「売らんかな」が感じられて、ちょっといやだった。

 しかし、それは杞憂だった、ちゃんと極上の出来で面白かった。

   ◇

 総勢5人の「みんな」で観にいった。

 私は、いつも一緒に行く母親や姪っ子や彼女以外の人物との鑑賞は、その人が楽しんでいるかどうか気になるのだが、ピクサー作品ならば、ある一定の水準は必ず保たれているので、他者を気にせずに没頭した。

 舞台となる国々こそ、マックィーンの出場するワールド・グランプリ・レースの主催地なのだが、

 そのレースに付き添い、レースの影に暗躍する組織の陰謀を暴くスパイたちに勘違いされて、スパイ仲間にさせられる、赤錆びたレッカー車・天然ボケキャラのメーターこそが、今回の主役であった。

 冒頭から、後にメーターと絡む、ロジャー・ムーア風のスパイカーのアクションが凄い。

 アニメならではの縦横無尽な動きに圧倒される。

 で、こと、アクションにおいては、全編、そのテンションが維持される。

 ただ、気になるのが、スパイアクションが海あり空ありと多彩なので、肝心のマックィーンのレースアクションが面白くなくなりそうってこと。

 でも、レースのほうも、最後の最後までスピード感があって、楽しいんだよな^^

 ただ、「カーズ(車ら)」とタイトルをつけていることを考えると、あまり、空を飛ぶカーキャラはよろしくないし、

 船や飛行機も擬人化されているのがどうしても気になる^^;

 これじゃあ、「マシーンズ(機械たち)」だべよ。

 しかし、トーキョー・パリ・イタリア・ロンドンと、そのCG映像の町並みは非常に見事。

 特に、私は日本人なので、見たことのない、でも紛うことなきトーキョーの映像に感心した。

 パリやイタリアの、奥深い箱庭的な描き方もロマンチックだ。

 ただ、ロンドンの映像だけはやたらと実写的だったね。

    ◇

 今回は、徹底的に作品傾向がエンターテイメント化されていたが、

 多くの人が、前作のノスタルジックさが忘れられていることに不満を覚えただろう。

 しかし、テーマは、先に進んでいる。

 今回は、<ラジエーター・スプリングス>の具現化であるメーターが、そのまんまの容姿・個性で「世界」に通用できるのかがテーマなんだよな。

 天然キャラにしか見えないお騒がせメーターが、しかし、こと、自分の分野では非常に的確な意見を語れることがわかり、そこに「職人」の凄さを感じるも良し、

 「カーズ」世界を揺るがす大犯罪の黒幕を、エリザベス女王の前で、メーターが的確に解き明かす姿も、非常に素晴らしい。

 ピクサー作品と言うのは、万人に受け入れられる娯楽性と、万人の心を打つ人生上の普遍的な「寂しさ」の配分を、物語に絶妙に据えたとき、文句なき傑作ができると言う典型の作品である^^

                                                    (2011/08/11)