雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

狂言。

2009-08-09 15:36:10 | …and so on
ついに、酒井法子が警察に出頭しました。「覚せい剤が自分の家にあったかどうか記憶にないけど、あったとすれば間違いありません」という日本語として全く意味をなさない供述をしているとのこと。今まで何人かの芸能人がこの手の事件で逮捕されてはいますけど、何というか、一番往生際が悪いなぁという感じがします。逃走したというのもそうだし、自分と子供しか住んでいない家に他人が覚せい剤を置いていったとでもいいたいのでしょうか。逮捕状が出る前も出てからも、かなり(というか相当)同情的に見ていたのですが、何でこんなに往生際が悪いんだろうと思ってしまいます。

子供がかわいそうというのは誰しも思うところだけれど、そもそも、子供もいて仕事もそれなりに順調だったはずの人間が薬物なんかに手を出す意味が分からない。夫とうまくいってなかったというのはあるにせよ、今のご時勢、駄目な夫にはとっとと見切りをつけて、シングルマザーとして頑張っている芸能人なんてそれこそ山のようにいるわけで。芸能界にいれば子供と2人ぐらい、食うに困らない生活はできるんじゃないかと。こんな事件を起こしてしまえば、たとえ本人がどれほど否定しようとマイナスのイメージはついて回る。真夜中の公園で単純に酔っ払って素っ裸で騒いでいるのとは、ちょっと訳が違いますからね。これで万が一覚せい剤なんか使っていなかったという結果になったとしても、何事もなかったかのように天下のトヨタ自動車のCMに出られるとは思えない。

夫が職務質問を受けた時点で一緒に尿検査を受けてしまえば、自分も覚せい剤を使っていたのがばれてしまう。だから逃げたということなのでしょう。それにしても、覚せい剤が体内から排出されてしまうと思われる日数を逃げていたとして、それで私の身体からは何も出てこないでしょうと言ってみたところで、誰もシロだと信じてくれるわけはないのです。そんなグレーな人間が大手を振って生活できるほど、この国は甘くないと思う。最後まで哀れだった所属事務所の社長だって、うがった見方をすれば最初から分かってたんじゃないの?とも取られかねない。狂言失踪劇に一役買っていたとまでは思いたくないですけどね。いずれにしろ、捕まった以上はヘンな悪あがきなどしないで、子供のためにも、知っていることは包み隠さず正直に話して欲しいものです。