雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

辻褄。

2009-08-17 21:01:42 | works
また東京に人が戻ってきつつあります。幸いなことに、通勤時間帯はまだ人が少ないなぁという感じでしたが、事務所は平常勤務になってきました。今日も、本社からの資料要求を該当セクションに投げ、明日までによろしくといって帰ってきてしまいました。明日出てきた資料の辻褄が合っているかどうかをチェックして本社に提出しなければなりません。何回も同じような資料を作らされるので、担当セクションの方がどれを提出したのか分からなくなることも多々あり、その辻褄を合わせるのもワタクシのお仕事だったりします。本社の人事担当は、えてして重箱の隅をつつくことを生きがいとしていらっしゃる方が多いのです。

この前の資料ではこの数字はこういう説明だったのに、今度の数字が変わったのは何故か?とかね。そちらさまがこの数字は使えないとおっしゃるから七転八倒して数字を変えたのに…などというのはよくある話です。いちいち目くじらを立てていては先に進まないので、資料を提出する時にもっともらしい理屈をつけるのが伝言ゲームの中間にいる人間のお仕事ですから。人員要求でも予算要求でも同じですが、数字を出して説明するのが一番説得力があるがゆえに、資料を作った人間の意図から離れて一人歩きしてしまう場合があります。なので、数字を使うときは必ず提出する方が完全に説明できるものでないと、あとでかなりやばい事態を引き起こすこともあるのです。

本社の人事担当の方々は、リストラクチャリングをするために資料の穴を探すのがお仕事だったりします。ある意味、そういう観点で物事を見ていないとリストラクチャリングなんてできないでしょうし。だから、各部門は必死になって完璧な資料を作ろうとする。こうなるといたちごっこに近いものがあるのですが、それぞれの部署部署が必死なのは間違いない。ワタクシなども大きな歯車の中のほんの一部分ではありますが、自分の持ち場に関してはそれなりに完璧を目指していたりもする。ま、基本はB型なので、A型の方々のような緻密な仕事は全くできないんですけどね。あくまでも自分にできる範囲のことしかできない。神様じゃないんだしねぇと思う今日この頃。それにしても、ワタクシの夏休みは一体いつになるのでしょうか。