井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

ピサン・誕生パーティー

2009-12-26 08:49:48 | アンナプルナ・サーキット
昼食を済ませベットの上でちょっと昼寝をする。
ウトウトしているだけで疲れが取れてくる。

さて、今日はやどに早く着いてしまったので夕食まではまだまだ時間がある。

川の対岸にあるアッパーピサン(旧市街)へいってみる。
アッパーピサンへ行くには川を渡らなければならない。
川には吊り橋が2本掛かっている。
      
      木製の古い吊り橋と、スチール製の新しい吊り橋だ。
私は古い吊り橋を渡る。
すると右手前方に石積の仏跡がある。
     
     石が塔のように積み上げられ、明らかに宗教的な意味を持っている石積だ。タルチョンもはためいている。
その先には雪を被った山があり、この山を祀っているようにも見える。
      
  
    そのまま上に向かって歩いていくとアッパーピサンの門が見えてくる。
      
      この門をくぐり、少し歩くと旧市街が見えてくる。
     古い石積の家が山の斜面に折り重なるように建てられている。
そして、一番上にゴンパがある。
私は足が疲れていうことを聞かないので、ゴンパまで上がらずに、旧市街がよく見えるところから降る。
      
       
ところで、今日、11月16日は私の61歳の誕生日です。
夕食後、ビビさんが宿に頼んで作た誕生ケーキを持ってきて、食堂にいたみなさんがお祝いをしてくれます。

ビビさんが、カタを私の肩に掛けてくれます。
誕生ケーキが運ばれ、ロウソクに火が付けられ、いろいろな国の人が「ハッピーバスデー」を歌ってくれます
ロウソクを吹き消しケーキを切り分けます。
      
     
そして、その一片を食べます。
    
    
何か挨拶をしろと言われたので、「外国の人達に祝ってもらった誕生日は生まれて初めてなので、とても嬉しく感激している。みなさん有り難う。」といってビビさんに通訳を頼む。

    
    誕生日を一緒に祝ってくれた人達

    
    そして、ネパリーのエベレスト登頂者二人と記念写真を撮ってくれます。


 今回のツアーを申し込んだときに誕生日が来ることは分かっていたが、このようにいろいろな国の人達に祝ってもらえるとは思っていなかった。
この歳になると誕生日そのものはそれほど意味のある物には思えなくなってきている。

 でも、このようにお祝いしてもらうと誕生日も良いものだと思われるから不思議だ。
この感激を忘れずに、さらにいろいろなことに挑戦しようという気持ちを新たにしました。