井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

今日は近郊の迷沢山へ

2012-01-15 20:23:24 | 札幌近郊の山
 1月15日 
今日は札幌近郊にある迷沢山へ出掛けてきました。
この山と手稲山への登山口となる平和の滝駐車場までは自宅から車で15分ほどでしょうか。
とても身近な場所にある山なのです。

この登山口からは、手稲山、阿部山、迷沢山などに登れます。
一番人気は、スノーシューやツボ足で登る手稲山です。
山頂まで3時間弱と手頃なだけでなく、山頂にはストーブが燃え軽食を提供してくれるスキー場のロッジがあります。
ロッジの窓からは晴れていると札幌市内から石狩湾までが見えます。
この眺めを見るだけでも価値があります。
実は、先週の9日にツボ足で登ってきました。

 今日はこの手稲山とは沢一つ隔てた迷沢山に登ります。
8:40分、平和の滝駐車場は、すでに15台ほどの車が止まり満杯状態です。
仕方がないので駐車場の手前に路上駐車します。

 ここで、スキーを履いて登ります。
途中までは手稲山へ登るコースと同じ所を歩きます。
登山道は固く踏み固められておりツボ足でも十分に歩けます。
スキーを担ぐよりは履いている方が楽ですので私はスキーで歩きます。

 25分ほど歩くと送電線の下に来ます。
ここで手稲山へのコースと別れ、沢を渡って送電線下の開かれた急な斜面を登ります。
ここ2~3日は雪が降っていないので固く踏み固められたトレースが続いています。
このトレースを利用しながらドンドン登ります。

 急斜面を登りきって少し平らな斜面に出たあたりから送電線下から少し右手の林の中を歩きます。
この方が風の影響を受けずに歩けます。
トレースの状態から先行者は3人いるようです。

トレースの所々が急な斜面ではシールの利きが甘くなります。
こんな場所はトレースを外して適当に新雪に入って自分のトレースを作ります。
2時間ほど歩くと急な斜面を登り終え稜線に出ます。
ここからは左手に見える沢を大きくトラバース気味に円を描くように回り込みます。

 この辺りは稜線ですので時折強い風が吹いてきます。
小雪がチラチラ降ってきます。
しかし、トレースがハッキリしているので迷う心配はいりません。

 稜線に出てから1時間弱、駐車場から約2時間半ほどで山頂に到着です。
山頂にはスキーの人が2人、スノーシューの人が1人いました。
トレースのお礼を言って私も一休みします。

 身体が冷えてくるのでフリースを着て汗で湿った帽子と手袋も換えます。
軽く食事を取ってから私も山を降ります。
冬は、身体が直ぐに冷えてしまうので山頂で10分も休めば十分です。

 先行して降っていったスキーの人はシールを外していました。
私は、またシールを付ける手間を考えてシールを着けたまま下ります。
そして稜線をトラバースしてここから降るだけという送電線下でシールを外します。

 ここからは送電線下を上手く利用しながらスキーで降ります。
苦労して登った斜面も降りだとほんの数分で滑り降りてしまいます。

 送電線下をスキーで降っているとスキーヤーの姿が目に付きます。
どうやらバックカントリーを楽しんでいる人達のようです。
山頂が目的ではなくてシンセいつの斜面を求めて登ってきているようです。

 私は、ドンドン滑ります。
多少の登りもありますがシールを付けるほどではありません。
15分ほどで沢の渡渉点まで降ってしまいます。
時計を見るとまだ午後12時半を少し回ったところです。

 9時少し前に登りだしたので3時間半ほどしか経っていません。
ここで、スキーを脱いでノンビリします。
残っていたパンを出してミルクティーと一緒に食べます。
ここですと、送電線下を滑ってくる人達がよく見えます。
彼らの滑りを見るには絶好の場所です。

10分ほどすると彼らの姿が見えてきました。
荷物を背をっていない人もいます。
今日の雪は少し湿った思い雪です。
その雪のため上手く曲がれないようです。

 私も大分度胸が付いてきましたが、スキー場とは違いバックカントリーの雪は千差万別です。
斜面の向き、気温の違いなどで同じ様な斜面でも雪質が違います。
それを上手く滑るところが楽しいのです。

自分の体力と技術との相談で安全に滑る方法を考えます。
それが山スキーの楽しさですね。



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