7月16日(土)
宿の食堂で朝6時に待ち合わせていました。
みいちゃんとInさんも時間通りに食堂へ来ます。
窓から外を見ますがどんよりとした鉛色の空です。
この様子では、天気は期待できないかも?
まずは美瑛の町へ行ってコンビニを探します。
今日の昼食と飲み物を購入しなければなりません。
旭川へ向かう国道に出てしばらく走るとコンビニがありました。
ここで買い物をして一路十勝岳の登山口である望岳台を目指します。
山に向かうにしたがってフロントガラスに細かな水滴が付いてきます。
雨というほどではないのですが霧のような細かな水滴です。
白金温泉まで来るとこの水滴が大きくなってきます。
辺り一面ガスで覆われて視界もあまりありません。
今日はどうかな?と思っていると望岳台に到着です。
望岳台の駐車場には、すでに、10台くらいの車が止まっています。
車から外へ出ると雨というかガスというか微妙な天気です。
十勝岳の山頂方面を見るとガスで覆われまったく見えません。
それでも、大した雨ではないので取り敢えず十勝岳を目指して出発します。
私とInさんは雨具の上だけ着ます。
みいちゃんは傘を差して歩きます。
望岳台の駐車場を少し登ると立派な標識がありました。
こんな感じの石だらけの登山道を登ります。
1時間以上歩くと美瑛岳の分岐があり、それを過ぎると前方に避難小屋が見えてきます。
ここで休憩を取ります。
霧雨が上がってきましたが、視界がないので足元を見ながら登ります。
ここからコースが急になり避難小屋の左手の尾根に向かってジグを切って登ります。
足元は細かな砂礫で歩きづらいです。
やっと尾根に到着です。
ここからしばらくは平坦な尾根を歩きます。
しかし、足元はザラザラの砂礫で足を取られそうになり、本当に歩きづらいです。
十勝岳の山頂に向かって最後の急斜面を登ります。
この辺りでは早朝に登った人達が降りてきます。
山頂の眺望はゼロだったと話してくれます。
私達が登って行くにしたがって雲が切れてきます。
白金温泉など山裾の眺望が開けてきます。
そして、右手の富良野だけ方面を見ると幻想的な光景が広がっています。
昨日登った上ホロの山頂が雲の上に顔を出しています。
その向こうに富良野だけが見えるはずですが、雲に覆い隠されています。
ようやく山頂です。
ここからは美瑛岳も見えました。
上空は厚い雲がありますが、視界が開けてきました。
何という幸運でしょう。
どうやら、雨女のみいちゃんより私の晴男度の方が若干上回ったのでしょうか?
(山頂で写真を撮りましたが、花も恥じらう女性達ですので写真はお預けです。)
さて、ここからどうしょうか相談します。
このまま下山してはおもしろくないので大きなお花畑のある美瑛岳を回ることにします。
「美瑛岳はどこですか?」とみいちゃんが聞くので、「あそこですよ。」と雲の向こうに見えるピークを指さすと、「ヒェー!」行けるかな?といいます。
「大丈夫、大丈夫!」といって山頂から降ります。
鋸岳の横を通り降ると雪渓が残っています。
ここで先行している老後夫婦の奥さんがおぼつかない足取りで雪渓をトラバースしています。
見るからに危ない感じですので、先行して手を貸します。
普通の登山道は私より速く歩く人達ですが雪の上は苦手のようです。
後ろを振り返るとみいちゃん達の歩き方も変です。
おっかなびっくり歩いているのです。
「この程度の雪渓を渡るのに随分苦労しているな」と思ったのですが、ここは雪国育ちかどうかの差が出たようです。
雪渓での歩き方を少し教えて渡ってもらいます。
この雪渓を越えて美瑛岳への登に入る頃からお花畑が現れます。
なかなかいい感じに咲いてます。
そして、美瑛岳の山頂も見えてきました。
一番左のピークが美瑛岳の山頂です。
山頂に向かう最後の斜面を登ります。
そしてようやく山頂に到着です。
正面に十勝岳の山頂が見えています。
ここで、ゆっくり休憩して昼食を取ります。
お腹も一杯になったところで山頂を後にします。
ここからは長い降りが待っています。
足元に十分気を付けて降ります。
ガレ場からはい松帯、灌木帯をひたすら降ります。
所々雨水が流れ込んで深い溝となっています。
泥が溜まっているところは滑りやすいので慎重に降ります。
ポンピの沢まで降りました。
何と沢が増水しています。
普段ですと軽く飛び石伝いに渡れる沢なのですが、どうも様子が違います。
あちらこちら探しましたが、いい場所がありません。
私は、ちょっと危険な飛び石を飛んで対岸に移りましたが、彼女たちに勧めるわけには行きません。
いろいろ考えて、みいちゃんが持っているストックを使い石を放り込んで作った足場を渡ってもらうことにします。
何とか渡り終えてホット一息です。
この後も数カ所の雪渓をトラバースと軽い渡渉をこなしドンドン降ります。
そこそこ疲労が溜まってきた辺りで前方にシマリスが木の実を頬張っていました。
足を止めて小声でみいちゃん達に教えます。
「オーッ!」、みいちゃんは静かにカメラを出してシマリスを写します。
私達に気づいたシマリスがアッという間に木陰に消えます。
昨日のキタキツネに続いてシマリスを見ることが出来たみいちゃんは満足そうでした。
「よかった!よかった!」このコースを歩いた甲斐があるというものです。
樹林を抜けると十勝岳への分岐点が近いです。
やっと分岐点まで来ると十勝岳からドンドン降りて来る人達がいます。
今日は朝早く登った人達よりも少し遅く登った人達の方が視界も開けいいやま登りが出来たようです。
私達も望岳台へ戻ってきました。
さあ、後は温泉で汗を流すだけです。
今日は、吹上温泉白銀荘で入ります。
温泉でゆっくりした後は、昨日泊まったおかせん里さんへ行きます。
Inさんは別な宿ですのでそこまで送ります。
今日は9時間ほど歩きましたが、みいちゃんは元気です。
しかし、「明日は富良野観光でも良いかな。」ということで、山から観光に切り替えです。
今回は、みいちゃんが満足すればいい旅ですので、「山と観光」いずれも楽しんでもらえれば私としてはいうことがありません。
宿の食堂で朝6時に待ち合わせていました。
みいちゃんとInさんも時間通りに食堂へ来ます。
窓から外を見ますがどんよりとした鉛色の空です。
この様子では、天気は期待できないかも?
まずは美瑛の町へ行ってコンビニを探します。
今日の昼食と飲み物を購入しなければなりません。
旭川へ向かう国道に出てしばらく走るとコンビニがありました。
ここで買い物をして一路十勝岳の登山口である望岳台を目指します。
山に向かうにしたがってフロントガラスに細かな水滴が付いてきます。
雨というほどではないのですが霧のような細かな水滴です。
白金温泉まで来るとこの水滴が大きくなってきます。
辺り一面ガスで覆われて視界もあまりありません。
今日はどうかな?と思っていると望岳台に到着です。
望岳台の駐車場には、すでに、10台くらいの車が止まっています。
車から外へ出ると雨というかガスというか微妙な天気です。
十勝岳の山頂方面を見るとガスで覆われまったく見えません。
それでも、大した雨ではないので取り敢えず十勝岳を目指して出発します。
私とInさんは雨具の上だけ着ます。
みいちゃんは傘を差して歩きます。
望岳台の駐車場を少し登ると立派な標識がありました。
こんな感じの石だらけの登山道を登ります。
1時間以上歩くと美瑛岳の分岐があり、それを過ぎると前方に避難小屋が見えてきます。
ここで休憩を取ります。
霧雨が上がってきましたが、視界がないので足元を見ながら登ります。
ここからコースが急になり避難小屋の左手の尾根に向かってジグを切って登ります。
足元は細かな砂礫で歩きづらいです。
やっと尾根に到着です。
ここからしばらくは平坦な尾根を歩きます。
しかし、足元はザラザラの砂礫で足を取られそうになり、本当に歩きづらいです。
十勝岳の山頂に向かって最後の急斜面を登ります。
この辺りでは早朝に登った人達が降りてきます。
山頂の眺望はゼロだったと話してくれます。
私達が登って行くにしたがって雲が切れてきます。
白金温泉など山裾の眺望が開けてきます。
そして、右手の富良野だけ方面を見ると幻想的な光景が広がっています。
昨日登った上ホロの山頂が雲の上に顔を出しています。
その向こうに富良野だけが見えるはずですが、雲に覆い隠されています。
ようやく山頂です。
ここからは美瑛岳も見えました。
上空は厚い雲がありますが、視界が開けてきました。
何という幸運でしょう。
どうやら、雨女のみいちゃんより私の晴男度の方が若干上回ったのでしょうか?
(山頂で写真を撮りましたが、花も恥じらう女性達ですので写真はお預けです。)
さて、ここからどうしょうか相談します。
このまま下山してはおもしろくないので大きなお花畑のある美瑛岳を回ることにします。
「美瑛岳はどこですか?」とみいちゃんが聞くので、「あそこですよ。」と雲の向こうに見えるピークを指さすと、「ヒェー!」行けるかな?といいます。
「大丈夫、大丈夫!」といって山頂から降ります。
鋸岳の横を通り降ると雪渓が残っています。
ここで先行している老後夫婦の奥さんがおぼつかない足取りで雪渓をトラバースしています。
見るからに危ない感じですので、先行して手を貸します。
普通の登山道は私より速く歩く人達ですが雪の上は苦手のようです。
後ろを振り返るとみいちゃん達の歩き方も変です。
おっかなびっくり歩いているのです。
「この程度の雪渓を渡るのに随分苦労しているな」と思ったのですが、ここは雪国育ちかどうかの差が出たようです。
雪渓での歩き方を少し教えて渡ってもらいます。
この雪渓を越えて美瑛岳への登に入る頃からお花畑が現れます。
なかなかいい感じに咲いてます。
そして、美瑛岳の山頂も見えてきました。
一番左のピークが美瑛岳の山頂です。
山頂に向かう最後の斜面を登ります。
そしてようやく山頂に到着です。
正面に十勝岳の山頂が見えています。
ここで、ゆっくり休憩して昼食を取ります。
お腹も一杯になったところで山頂を後にします。
ここからは長い降りが待っています。
足元に十分気を付けて降ります。
ガレ場からはい松帯、灌木帯をひたすら降ります。
所々雨水が流れ込んで深い溝となっています。
泥が溜まっているところは滑りやすいので慎重に降ります。
ポンピの沢まで降りました。
何と沢が増水しています。
普段ですと軽く飛び石伝いに渡れる沢なのですが、どうも様子が違います。
あちらこちら探しましたが、いい場所がありません。
私は、ちょっと危険な飛び石を飛んで対岸に移りましたが、彼女たちに勧めるわけには行きません。
いろいろ考えて、みいちゃんが持っているストックを使い石を放り込んで作った足場を渡ってもらうことにします。
何とか渡り終えてホット一息です。
この後も数カ所の雪渓をトラバースと軽い渡渉をこなしドンドン降ります。
そこそこ疲労が溜まってきた辺りで前方にシマリスが木の実を頬張っていました。
足を止めて小声でみいちゃん達に教えます。
「オーッ!」、みいちゃんは静かにカメラを出してシマリスを写します。
私達に気づいたシマリスがアッという間に木陰に消えます。
昨日のキタキツネに続いてシマリスを見ることが出来たみいちゃんは満足そうでした。
「よかった!よかった!」このコースを歩いた甲斐があるというものです。
樹林を抜けると十勝岳への分岐点が近いです。
やっと分岐点まで来ると十勝岳からドンドン降りて来る人達がいます。
今日は朝早く登った人達よりも少し遅く登った人達の方が視界も開けいいやま登りが出来たようです。
私達も望岳台へ戻ってきました。
さあ、後は温泉で汗を流すだけです。
今日は、吹上温泉白銀荘で入ります。
温泉でゆっくりした後は、昨日泊まったおかせん里さんへ行きます。
Inさんは別な宿ですのでそこまで送ります。
今日は9時間ほど歩きましたが、みいちゃんは元気です。
しかし、「明日は富良野観光でも良いかな。」ということで、山から観光に切り替えです。
今回は、みいちゃんが満足すればいい旅ですので、「山と観光」いずれも楽しんでもらえれば私としてはいうことがありません。
次の日も山でもいいですよ、と行く前は言ってましたが、天気になったらどうしよう?って感じでしたね。(笑)
でも十勝岳・美瑛岳縦走は本当にすばらしかったです。
今回は何とか私の晴れ男度がみいちゃんの雨女度を上回り霧雨程度で済んで、ホット一息でした。
雪渓歩きに渡渉ありと盛りだくさんの内容でしたが、あれだけ歩ければ、北海道のどこの山に登っても大丈夫ですよ。
9月は、紅葉の大雪山ですね!
楽しみにして来てください。
でも寒さ対策は万全にしてきますわ。
寝袋どうにかしなきゃ!
冬用に購入したダウンのおニューがあります。
これをみいちゃんが使ってください。
さて、今日から3泊4日でコイカクシュサツナイ岳からペテガリ岳までの縦走に出掛けます。
天気は良いようです。
あとは私の気力が持つかどうかです。
私もどうせいつか春秋用のを買わないといけないと思ってたんですから。
ところで縦走はどうでしたか?
また日記を楽しみにしています。
予備日を使っての下山です。
コイカクシュサツナイ岳からヤオロマップ岳までは予定通りでした。
核心と思っていたヤオロマップからペテガリ岳Cカールでしたが、12時間の予定が14時間ほど掛かってしまい、最後の1時間はヘッデンを使っての歩きでした。
これは天気が良すぎて気温が高かったこと、おまけに藪が思った以上に濃く、水は気温が高いためにドンドン消費せざるをえず、気持ちと裏腹に行程がはかどらず、大変でした。
ルベツネ山は堂々とした山容でこれを登らなければならないかと思ったときには心が折れそうでした。
でも、何とか無事に帰って来ることが出来ました。
詳しくは、ブログで報告します。