一般にロマン派と言われる作曲家がいますが、あまり聞かない傾向にありました。最近シューベルトをよく聴きますが、これまででは珍しいことでした。そんな中、ベルリオーズの幻想交響曲は、10代の半ばのことからよく聞いてました。また、大学に入ってすぐに、ショルティ・シカゴ響と小沢征爾・ボストン響のコンサートに立て続けに行きましたが(大阪のフェスでした)、ともに幻想を聞きました。特に、ショルティの幻想には、いたく感動しました。シカゴの圧倒的なオケの力にねじ伏せられたって感じで。特にこの曲の金管の鳴り響く有様は、その凄まじい音響そのままが二・三日頭の中でうねってました。特に、第五楽章のチューバの「怒りの日」の長いフレーズが寒気がするほどでした。それからショルティの幻想をはじめ、彼のレコードを何枚か立て続けに買ったことを思えてます。そして、CDを初めて買ったのも、幻想でした。デュトワとモントリオール響のものでした。これは、けっこう好きでよく聞いてました。そんな中で、幻想の演奏で、僕が聞き始めたころから、世間的に一番評価されているのが、ミュンシュ・パリ管の演奏です。昔エアチェックしたテープで持ってたぐらいでした。世間的に評価の高いミュンシュの演奏としては、ブラームスの交響曲1番がありますが、あまり好きではありませんでした。そんな中、去年の10月に関大前のBOOKOFFで、1050円で見つけて買いました。そして、久しぶりに聞いてみましたところ、はっきり言って音が悪い。録音が古いのですよ。幻想は音がよくないと、ベルリオーズの音の色彩美が伝わらないと思います。ゆえに、これは音が悪すぎて、おもしろくない。演奏は、フランスらしいドハデなもので(再度言いますが、個人的にはあまりすきではありません)、けっこう楽しめるのですが…。残念でした。テープで聞いてたのは、おそらく高校生から大学のころと思います。その時は、昔が悪いなんて少しも感じませんでした。それが、今聞くと、けっこう気になるのです。なんか寂しい気持ちになりました。
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幻想交響曲は昔クラブ活動で
演奏した思い出があります。
第4楽章 断頭台への行進だけですが。
当時、指揮者の先生がこの曲の由来である、
ベルリオーズの恋物語を
話してくれたのですが、
子供だったせいか抽象的すぎ、曲が理解できませんでした。
今はあの情熱的なフレーズの味というのがわかるような気がします。
小沢征爾の幻想をも聞かされましたよ。
演奏会に行かれたなんてうらやましいです。
レコードと同じように心の中に
残っている旋律も大切にしたいですね。
クラシックから遠ざかっていたのですが、
mikotomochi58さんのシューベルトの記事を読ませていただき、クラッシック魂のようなものがよみがえりました。
また読ませていただきます。
長文失礼いたしました。
ほんとに最近は、シューベルトに凝ってるんです。これもいろんな楽しいことがあって、面白いです。