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最近購入した、または聴いたCDについて語ります。クラシック中心です。

幻想交響曲の思い出

2006年02月09日 00時29分19秒 | ベルリオーズ
一般にロマン派と言われる作曲家がいますが、あまり聞かない傾向にありました。最近シューベルトをよく聴きますが、これまででは珍しいことでした。そんな中、ベルリオーズの幻想交響曲は、10代の半ばのことからよく聞いてました。また、大学に入ってすぐに、ショルティ・シカゴ響と小沢征爾・ボストン響のコンサートに立て続けに行きましたが(大阪のフェスでした)、ともに幻想を聞きました。特に、ショルティの幻想には、いたく感動しました。シカゴの圧倒的なオケの力にねじ伏せられたって感じで。特にこの曲の金管の鳴り響く有様は、その凄まじい音響そのままが二・三日頭の中でうねってました。特に、第五楽章のチューバの「怒りの日」の長いフレーズが寒気がするほどでした。それからショルティの幻想をはじめ、彼のレコードを何枚か立て続けに買ったことを思えてます。そして、CDを初めて買ったのも、幻想でした。デュトワとモントリオール響のものでした。これは、けっこう好きでよく聞いてました。そんな中で、幻想の演奏で、僕が聞き始めたころから、世間的に一番評価されているのが、ミュンシュ・パリ管の演奏です。昔エアチェックしたテープで持ってたぐらいでした。世間的に評価の高いミュンシュの演奏としては、ブラームスの交響曲1番がありますが、あまり好きではありませんでした。そんな中、去年の10月に関大前のBOOKOFFで、1050円で見つけて買いました。そして、久しぶりに聞いてみましたところ、はっきり言って音が悪い。録音が古いのですよ。幻想は音がよくないと、ベルリオーズの音の色彩美が伝わらないと思います。ゆえに、これは音が悪すぎて、おもしろくない。演奏は、フランスらしいドハデなもので(再度言いますが、個人的にはあまりすきではありません)、けっこう楽しめるのですが…。残念でした。テープで聞いてたのは、おそらく高校生から大学のころと思います。その時は、昔が悪いなんて少しも感じませんでした。それが、今聞くと、けっこう気になるのです。なんか寂しい気持ちになりました。

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2 コメント

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心の中の旋律 (naoko)
2006-04-26 20:01:20
はじめまして。naokoと申します。

幻想交響曲は昔クラブ活動で

演奏した思い出があります。

第4楽章 断頭台への行進だけですが。

当時、指揮者の先生がこの曲の由来である、

ベルリオーズの恋物語を

話してくれたのですが、

子供だったせいか抽象的すぎ、曲が理解できませんでした。

今はあの情熱的なフレーズの味というのがわかるような気がします。

小沢征爾の幻想をも聞かされましたよ。

演奏会に行かれたなんてうらやましいです。

レコードと同じように心の中に

残っている旋律も大切にしたいですね。

クラシックから遠ざかっていたのですが、

mikotomochi58さんのシューベルトの記事を読ませていただき、クラッシック魂のようなものがよみがえりました。

また読ませていただきます。

長文失礼いたしました。

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コメント感謝です。 (mikotomochi58)
2006-04-27 06:17:39
ていねいなコメントありがとうございます。いろんな音楽には、それぞれの思い出があって、いろんなことを考えることができて、ほんとに音楽を聴くことは楽しいことですね。naokoさんのコメントを読ましていただいて、幻想交響曲を聴きました。いくつかの旋律にそれを聞いていたときのことがくっついて心に浮かんできます。こんなことを大切にしたいですね。

ほんとに最近は、シューベルトに凝ってるんです。これもいろんな楽しいことがあって、面白いです。
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