もう、3月も中旬。年度末になって、仕事も風雲急を告げております。新年度にかけて加速度的に仕事はたいへんになりそうです。もうほんとに嫌ですねえ。多忙になる原因は、たいそう気分の悪いことが原因でして…。ほんに宮仕えは辛いものですねえ。そんな中先週末、大阪に私用で行ったんですが、そこでCDのヤケ買いをしてしまいました(と言っても小心者なんで大したことないのですが)。その中の1枚。ベルリオーズの幻想交響曲です。ラファエル・クーベリック指揮バイエルン放送交響楽団。1981年9月のミュンヘンのヘラクレスザールでのライブです。前回に続いてオルフェオ・ドールからのものです。オルフェオのライブ録音には、なかなかいいものがありますねえ。
幻想交響曲についてはずいぶんまえに触れたことがありましたが、昔からたいそう好きな曲です。そのときにも触れましたが、私はフランスというのは根本的に好きではなく、演奏もフランスのものには毛嫌いしています(偏見ですが)。ただ例外がこの幻想交響曲です。名盤と言われるミュンシュのものも素晴らしい演奏と思うのですが、どうも馴染めないんですねえ。いけませんね。そんな中で、このクーベリックの演奏、よかったですよ。クーベリックのこの曲のスタジオ録音はおそらくないでしょうし、フランスものも珍しいですかねえ。でもよかったです。
クーベリックの演奏については、スタジオ録音もいいのですが、ライブの方がおもしろいし、いいものが多いですよね。ライブは、熱気あふれる演奏に加えて、その音楽はたいそう見通しがよく、明快な演奏になっているところがいいです。素直に、いい演奏だな、って思うんですね。この幻想も、いたずらにどハデで、皮相的な演奏にはならず、内容的も深いなあって思うものです。過度な感情移入もそれほど感じませんが、曲の深いところまで表現が行き届いていますね。この曲自体は標題音楽ですから、内容的もわかりやすいのですが、クーベリックの演奏はその内容以上にわかりやすいものです。第一楽章「夢、情熱」では、芸術家の内面がオケの色彩美を強調することなく描かれて、納得させれらます。第二楽章、舞踏会です。が、随所に出てくる固定観念が曲を締めていますが、扱いは聞かせます。第三楽章野の風景。ここではオケの力量を感じます。木管が実にいいです。美しい夏の夕べ、日が沈み遠くの雷鳴と孤独と静寂が美しく現されますね。そして、第四・五楽章は、適度な派手さを表には出しつつも繊細で美しい盛り上がりになっています。大いに満足できますよ。全体的にライブ特有のキズもありますが、全体的なダイナミックさに繊細さが合わさり、鮮明な演奏となっていて、私はたいそう満足しました。
オルフェオ・ドールからのライブのCDには、いいものが多いですねえ。
幻想交響曲についてはずいぶんまえに触れたことがありましたが、昔からたいそう好きな曲です。そのときにも触れましたが、私はフランスというのは根本的に好きではなく、演奏もフランスのものには毛嫌いしています(偏見ですが)。ただ例外がこの幻想交響曲です。名盤と言われるミュンシュのものも素晴らしい演奏と思うのですが、どうも馴染めないんですねえ。いけませんね。そんな中で、このクーベリックの演奏、よかったですよ。クーベリックのこの曲のスタジオ録音はおそらくないでしょうし、フランスものも珍しいですかねえ。でもよかったです。
クーベリックの演奏については、スタジオ録音もいいのですが、ライブの方がおもしろいし、いいものが多いですよね。ライブは、熱気あふれる演奏に加えて、その音楽はたいそう見通しがよく、明快な演奏になっているところがいいです。素直に、いい演奏だな、って思うんですね。この幻想も、いたずらにどハデで、皮相的な演奏にはならず、内容的も深いなあって思うものです。過度な感情移入もそれほど感じませんが、曲の深いところまで表現が行き届いていますね。この曲自体は標題音楽ですから、内容的もわかりやすいのですが、クーベリックの演奏はその内容以上にわかりやすいものです。第一楽章「夢、情熱」では、芸術家の内面がオケの色彩美を強調することなく描かれて、納得させれらます。第二楽章、舞踏会です。が、随所に出てくる固定観念が曲を締めていますが、扱いは聞かせます。第三楽章野の風景。ここではオケの力量を感じます。木管が実にいいです。美しい夏の夕べ、日が沈み遠くの雷鳴と孤独と静寂が美しく現されますね。そして、第四・五楽章は、適度な派手さを表には出しつつも繊細で美しい盛り上がりになっています。大いに満足できますよ。全体的にライブ特有のキズもありますが、全体的なダイナミックさに繊細さが合わさり、鮮明な演奏となっていて、私はたいそう満足しました。
オルフェオ・ドールからのライブのCDには、いいものが多いですねえ。
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