少し春になるかな、というこの頃です。年度末の超忙しい時期に入っておりまして、三月に入ってからはろくに休みもない。今日はやっと昼からお休みが取れましたが、明日も明後日も出勤。毎年のことですがしんどいですねえ。毎日のニュースは、北朝鮮と大阪の変わった幼稚園か小学校の話題で持ちきりですねえ。まあ世の中にはいろんな人がおられますわねえ。しかし、大阪のいことは、このことが一歩間違うと、安倍政権の命取りになるかもしれないな、と心配しております。ご本人さんは総理の最長記録を狙っているんでしょうが…。
まあ、そんなことはさておき、今回はベートーヴェンです。というのも、最近録音された、ある指揮者の交響曲の演奏を聞きましたが、あまりに薄っぺらく全くいいなとは思わなかったのですね。それで、はやり昔の演奏だ!と思って、聴き直したのが、ヨゼフ・カイルベルトによる演奏でありました。以前に、三度も取り上げております。このカイルベルトの演奏は、1番から8番までで、9番がないんですねえ。これはいたく残念であります。
このCDは、テルデックからの「巨匠カイルベルトの芸術」シリーズでしたが、その後タワーさんの復刻シリーズで、5枚組のBOXとして発売されました。なんでも「2014年最新デジタル・リマスター」で「新規のリマスタリングでさらに純度が高い音を堪能できます」という触れ込みなんですねえ。先に発売されたときは、買いそびれたものもあったので、タワーさんやamazonの中古などで探して買ったりで、それなりに苦労したんですね。だから、タワーさんのが出たときには、少々残念な気持ちになりました。買い直したい気分満々であります。いっそのことタワ-さんには、SACDで出して欲しかったですねえ。
そんな気になるほど、私はカイルベルトの演奏、好きなんですねえ、これまで3・7・8番と取り上げましたので、今回は交響曲第2番ニ長調作品361であります。ヨーゼフ・カイルベルト指揮バンベルク交響楽団。録音は1958年です。もう60年も近く前の録音ですので、さすがに古いなあ、と思うところも多いのですねえ。バンベルグ響は、ヨッフムやホルスト・シュタインなどとの演奏でも有名ですが、1949年の創立からその急逝まで、20年間もカイルベルトは首席指揮者でありました。ですのでもっと録音があればうれしいのですが…。
さて、この2番ですが、非常に客観的な演奏であり、楽譜を忠実に演奏している、カイルベルトの生真面目さがまず印象的なんです。しかし、第1楽章から熱気に満ちた、というより緊張感にあふれた演奏に終始し、これぞ質実剛健なベートーヴェンなのであります。オケは少々荒削りのところもあるんですが、それが返って生々しさにあふれる熱演となっているようですね。バンベルク響の分厚い響きやでずんずんと進む力は、実に気持ちのよい演奏であり、これはいいですよねえ。
第1楽章から、力のこもった演奏が始まる。これを聴くと、ドイツの音楽だなあと強く感じ、そして心地よくなってきます。2番は比較的地味な曲と言われますが、どうしてどうして、4番や7番に匹敵する凄さを感じます。バンベルク響の熱演がほんとうにいいです。第2楽章、ここでも終始緊張感に満ちたラルゲット。弦は粗さを感じるが、それを返上するような白熱した援徐楽章であります。第3楽章、第2楽章から息もつかせずスケルツォ。軽快さはないが、重い躍動感が心地よいい。そして第4楽章、体躯の大きなものが躍動するよな音楽が展開され、それが重厚で、かつ緊張感に満ち満ちており、こんなベートーヴェンは実に素晴らしいのでありました。
気がつけば、もう3月も下旬ですものねえ。日差しは暖かくなり、日も長くなりました。春ももうじきです。そういえば、マリーンズ、WBCで主力の抜けた他球団相手に、好調であります。(TELDEC WPCS-12155 巨匠カイルベルトの芸術5 2008年)
まあ、そんなことはさておき、今回はベートーヴェンです。というのも、最近録音された、ある指揮者の交響曲の演奏を聞きましたが、あまりに薄っぺらく全くいいなとは思わなかったのですね。それで、はやり昔の演奏だ!と思って、聴き直したのが、ヨゼフ・カイルベルトによる演奏でありました。以前に、三度も取り上げております。このカイルベルトの演奏は、1番から8番までで、9番がないんですねえ。これはいたく残念であります。
このCDは、テルデックからの「巨匠カイルベルトの芸術」シリーズでしたが、その後タワーさんの復刻シリーズで、5枚組のBOXとして発売されました。なんでも「2014年最新デジタル・リマスター」で「新規のリマスタリングでさらに純度が高い音を堪能できます」という触れ込みなんですねえ。先に発売されたときは、買いそびれたものもあったので、タワーさんやamazonの中古などで探して買ったりで、それなりに苦労したんですね。だから、タワーさんのが出たときには、少々残念な気持ちになりました。買い直したい気分満々であります。いっそのことタワ-さんには、SACDで出して欲しかったですねえ。
そんな気になるほど、私はカイルベルトの演奏、好きなんですねえ、これまで3・7・8番と取り上げましたので、今回は交響曲第2番ニ長調作品361であります。ヨーゼフ・カイルベルト指揮バンベルク交響楽団。録音は1958年です。もう60年も近く前の録音ですので、さすがに古いなあ、と思うところも多いのですねえ。バンベルグ響は、ヨッフムやホルスト・シュタインなどとの演奏でも有名ですが、1949年の創立からその急逝まで、20年間もカイルベルトは首席指揮者でありました。ですのでもっと録音があればうれしいのですが…。
さて、この2番ですが、非常に客観的な演奏であり、楽譜を忠実に演奏している、カイルベルトの生真面目さがまず印象的なんです。しかし、第1楽章から熱気に満ちた、というより緊張感にあふれた演奏に終始し、これぞ質実剛健なベートーヴェンなのであります。オケは少々荒削りのところもあるんですが、それが返って生々しさにあふれる熱演となっているようですね。バンベルク響の分厚い響きやでずんずんと進む力は、実に気持ちのよい演奏であり、これはいいですよねえ。
第1楽章から、力のこもった演奏が始まる。これを聴くと、ドイツの音楽だなあと強く感じ、そして心地よくなってきます。2番は比較的地味な曲と言われますが、どうしてどうして、4番や7番に匹敵する凄さを感じます。バンベルク響の熱演がほんとうにいいです。第2楽章、ここでも終始緊張感に満ちたラルゲット。弦は粗さを感じるが、それを返上するような白熱した援徐楽章であります。第3楽章、第2楽章から息もつかせずスケルツォ。軽快さはないが、重い躍動感が心地よいい。そして第4楽章、体躯の大きなものが躍動するよな音楽が展開され、それが重厚で、かつ緊張感に満ち満ちており、こんなベートーヴェンは実に素晴らしいのでありました。
気がつけば、もう3月も下旬ですものねえ。日差しは暖かくなり、日も長くなりました。春ももうじきです。そういえば、マリーンズ、WBCで主力の抜けた他球団相手に、好調であります。(TELDEC WPCS-12155 巨匠カイルベルトの芸術5 2008年)
カイルベルトいいですよね。昔、廉価盤LPで聴いておりました。20年前に国内盤CD出たの集めて聴きまして今はヴェニアスの14枚組のCDで聴いています。
ヴェニアス盤は安いですけど20年前の国内盤より音良いと思います。タワー盤は未聴です。
バンベルクは弦がゴリゴリして味がありますね。
モーツァルトがとても良かったです。
第9はN響のライブがありますね。未聴ですけど。
球春到来ですね。
WBC、練習試合はどうしたの?ってくらいヒドイ内容でしたがフタを開けてみれば負けなしの準決勝。恐れ入りました。
カイルベルト、中古などで探していますが、あまり出ていなかったのかほとんど引っかかりませんね。
一言で言えば質実剛健、というイメージなのですがどうなんでしょう?