日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 百歳バンザイ! に願いを込めて・・ *

2009年11月05日 | 雑感

 

母は今日、白内障の手術。 昨日前日お見舞い伺いに電話をして先日の全員家族旅行の話を聞いた。
義姉さんや甥っ子のお嫁さんとも話したが、全員家族旅行がどんなに良かったかが良く分かる。
母は「やっぱり若いものの言うことは、素直に聞くもんじゃね」旅行当日の朝まで行くのを迷っていたらしい。
自分が行くとどうしても行く場所やペースが限られてくる、手をかけるし若いものに迷惑をかけると言い。

介護の資格をとり、その仕事にも携わっている義姉さん、看護師の甥っ子のお嫁さん、もう出来すぎばっちり。
「行って良かったわ・・みんなが気をつけてようしてくれるし、幸せいっぱいで」始まった、母の感謝感謝が。

義姉さんが昨日病院へ連れて行ってくれて診察に、母の目の状態は良好で今日12時病院へ入るそうだ。
今は日帰り手術が出来る時代だが、もう半年以上も前から術日の順番が来るのを待っていたのだ。
仕事をやめてからの母は常に手を動かせていて、いつも手仕事、手芸を楽しんでいた、それは半端でなく。
もっと前はコタツかけを編んでは身内にあげたり、私も子供が生まれたときにはケープやカーディガンや
色々編んでくれた。 年を重ねるごとに限りない種類の小物アクセサリーを作っている。
私は100個以上もらったのをラッピングして、お世話になっていたお医者さんへ持って行ったことがある。
母も身内はもとより友人知人、病院とかもかなり届けていると思う。
それは自分が健康で幸せであることの感謝で、どうか元気で長生きされますようにと願いを込めて、
それらは作られて届けられて、いつしか島のシトラスパークのお土産売り場に依頼されるようになった。

私のように早くから老眼鏡をかけていた訳でなく、眼鏡もかけずにいつも羨ましいと思っていたが、
やはり年齢には勝てなくて、目が見えにくくなり白内障と言うことで手術になったのだ。
定年を迎え仕事を失った人のように、針仕事をしなくなって精神的には気落ちしていたと思うが良く出来ている、
今年は曾孫が二人出来て大きな楽しみが出来たのだ。 一人は初内曾孫同居ときているからもう。
義姉さんが「おばあちゃんに一番の笑顔をするんですよ」と言う、甥っ子のお嫁さんも二人で嬉しそうに言う。
母を大切に思っていて下さればこその、言葉への気持ちがびんびんと伝わってきて(母さん本当に幸せ!)

歳バンザイ! 言う番組、一度はご覧になられた方も多いいと思う。
母が11月の手術を待ちながら、俄然勇気とやる気と元気(今のなつめの歌拝借)をもらったのが
”幸せ”をアクセサリーに託して ~高知・川田小萩さん~ の放送だったと思う。
見えにくくなって、針仕事をやめているが、この方の内容はまるで母と同じ思いで母と重なってしまう。
100歳の人が今! 共感を覚えた母にとってそれはどんなに大きな生きる力になったことだろう。
俄然やる気になり、前に義姉さんが「楽しみに一緒に生地を買いに行って来たんですよ」手術はまだなのに。
良くしてもらっているうえに、母の一番の趣味をそばで応援しサポートしてくれて申し分のない母の人生。
目が治ればこれから益々いきいき感謝で、手作り幸せのおすそ分け・・・そんな人生が始まることだろう。

私は自分では健康上母ほどは生きてはいないと思うが、絵を描きたいと思いを溜めて来た気持ちも、
実を言うと「百歳バンザイ!」の91歳から絵を始めたと言う内容の番組を見てからなのである。
若いときから、年をとったらやりたいと思うことをいくつも持っていなさいと言われる。 
思い続けるそのことがいつか何かのきっかけで、自分の気持ちさえあれば実行出来るのだと言う。
人生一度っきり、自分のはばを広げてみるのもいい、踏み込む勇気毎日がきっと変わる、だから私も。
還暦間際な私だけれど、まだまだ人生、これから。 



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4 コメント

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望郷は母なのでしょうか。 (ミキ・メリー)
2009-11-08 22:33:49
 お母様の手は、魔法の手でしょうか。
誤解していましたが、魔法使いとは「いろんな事を実現させる人」のことを言うのだそうです。
魔法を使って頂くのに、目はとっても大事ですね。
ベールのカーテンが取れたように、スッキリ成りますよう祈っています。

 またまた、みくさんのブログで、故郷を思っていた頃を思い出しました。

 “故郷に 八十路の母を 訪ぬれば
       門に出ず見ゆ 白き髪にて”

 今も思いますが、母親は与えるばかりで、受けることは苦手なようですね。
受けることで、孝行のまねごとをさせてくれればと、未だに悔やまれます。

 お話のお陰で、母との楽しかったこと、思い出しました。
ありがとうございました。
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お母様に見習って (あい)
2009-11-09 09:52:27
みくさん こんにちは。

いつも「感謝」の心のお母様
私も歳を重ねて行く程に 
心の中が「感謝色一杯」になって行く自分でありたいです。

ミキ・メリーさんも書かれていますが
お母様の瞳 ベールのカーテンが取れて
愛溢れる生活がもっとくっきり見えられ 
益々お幸せになられますね

こうして ブログを通して コメントで微笑みあえる幸せ。
人の出合いに感謝です・・・(*^。^*)


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☆ミキ・メリーさんへ☆ (みく)
2009-11-09 15:08:46
コメントありありがとうございます!

ベールのカーテン、12日にもう左目を手術して両目が叶います。
ご丁寧にお見舞いありがとうございます。
昔の人は生活上何でも手作りでしたが、母は特に器用だったのでしょうか、
お嫁入りの留袖自分で縫って着たくらいですから。

魔法の手、魔法・・そうでしたか。 
年をとってからは本当に時をそんなことで過ごしているように思います。
人さまに喜んでいただこうの思い一筋ですね。
それが母の生き生きであり、生きる支えであり力なんですよね。
ますますやる気になっています、百歳まで生きるかも知れませんよ。
でもそれがそんな気持ちで行えるのは、兄嫁さんの暖かい理解があればこそです。

>“故郷に 八十路の母を 訪ぬれば
       門に出ず見ゆ 白き髪にて”

胸がじーんとしてきました。
愛しい息子さんの帰りを外に出て 今か今かと首を長くしながら待ちわびる、
白髪が増えた気のする母上さまの姿に、胸が熱く感涙されるミキ・メリーさん。
そうです、望郷は母・・悲しいかな、いじめっこに泣かされても、
「おかあさ~ん」と泣いて帰るし、「おかあちゃんに言ってやる」と言う。
若者がどん底に落ち込んだときにも思い出すのは母親の姿だとか、
おふくろさんなんですよね。 

>今も思いますが、母親は与えるばかりで、受けることは苦手なようですね。
>受けることで、孝行のまねごとをさせてくれればと、未だに悔やまれます。

いくつかの悔い、でもそのお気持ちは十二分に感じておられてのお母さまでしょう、
お気持ちを頂かれてお幸せだったのではないでしょうか。 
母なる姿、ろうそくの火のように、自分の身を溶かしながら、
求めずいつも回りを照らしている、そんな人生。
親孝行、私にも求めない母の言葉に甘えていたことも随分とあります。
過ぎたことには、もう叶いませんけれど思うこと思い出すことで、
心がいっそう繋がるのではないかと思うようになりました。

私もミキ・メリーさんの歌やコメントの言葉に反省やら懐かしさやらいただいて、
お出会いをいただいたこと、あいさんにも感謝に思っています。
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☆あいさんへ☆ (みく)
2009-11-09 15:34:00
コメントありがとうございます!

あいさんのお知り合いのミキ・メリーさん、深い味わいのある歌を寄せていただいて、
読みの浅い私は、申し訳ないばかりです
が、また色々と学ばせていただくことも多く、感謝に思います。

母の感謝は子供の頃からずっとでした、有難節みたいでした。
もういいよと思うこともありましたが、感謝の言葉って並大抵ではないこと、
つくづく感じています。
感じていても思っていても言葉に表せていないときもあります。
感謝が態度や行動に沁みているかと言うと、まだまだ足りない自分です。

そう思うと、昔から感謝の言葉と共に生きてきたことを思うと、その言葉が
生活の中に態度や言葉に行き渡っているんですよね。
今ではそんな姿に感服、まだまだ足元にも及びません。
目の前に型見本を見せてもらっている、それこそ日々の中に母を思いながら、
せめて足元位には及ぶくらいの自分にならなければ申し訳ない。
私にも後姿を見ている子供たちがいるのですから、努力しないといけないですね。

おかあさんの詩
お母さまお一人分広くなったお家で、あいさまを家のあちこちで、
思っていたり、姿を見つけたりしながら、呼びつつ涙でぬれたあいさん、
仲が良くていっぱいに愛があふれて、いい思い出の中に浸っているあいさん、
あいさんの詩、胸がいっぱいで拝見していましたよ。

お見舞いのメッセージ、ありがとうございます。
兄嫁さんがお仕事で、母は孫のお嫁さんに目を洗いに連れて行ってもらったはず、

>お母様の瞳 ベールのカーテンが取れて
>愛溢れる生活がもっとくっきり見えられ 
>益々お幸せになられますね
感謝の言葉が溢れて目から涙が溢れて・・本当に最高の人生を実家のみんなから
頂いている母、すごいと思います。

私もブログを通じて、色々な方とのご縁を頂くことによって、
気持ちを深めさせていただき、あいさんのおっしゃるように微笑みあえる幸せ、
感謝の一言につきます。 ありがとうございます

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