出来あがり、上々である。
麺も長く繋がっているし、喉越しもいい・・いよいよ極めるか?
いえ、まさか・・まだまだそば打ちも奥が深いから・・、でも、今までで一番のいい出来である。
2月、会社恒例のフラワーパークプチ旅行の中で、三田の花しょうぶ園の”そば道場”そば打ち体験を企画。
体験以来、6、7回? いやもっとだろう、会社から帰ると、「そばを打つで」と、いそいそととりかかるようになった。
粉や水の分量、作り方など、私がプリント・ラミネートしたマニュアルを見ながら、そばを打つようになった、楽しげに。
2月の体験の時私は一応エプロンはしたが、そば打ちには加わらずもっぱらカメラ担当で、最後の切るときだけ頼まれてした。
夫が以前からそば打ちに興味を持っていたので、(そば打ちは夫の分野にしよう・・いずれ夫の自慢、得意分野に・・)
アッシー君は文句なしだが、料理に関しては細かく指示、注意する癖に、自分は一切しないから、そば打ちは夫に!
体験の時夫は身につけたい一心だから、入る隙間がないくらい変わろうとしないので、やっぱり本もの。
と言うのも、夫が興味を持っていることを愛ちゃんに話したものだから、お父さんに話し作っているそば、挽きたてのそば粉を
新米に添えて愛ちゃんの鹿児島の実家から送って下さるようになったのである。
いつの間にか広島へ帰省する友人にも、そば粉買ってきてと頼んだりしているのである。
そば粉の60%は中国産だと言う。 今や表示も信用ならない。 おそばやさんおそばだって、分からない。
作った人の名前が入った道の駅ならほぼ間違いないだろうかと。
道場でのそば打ちで気を良くし、じゃまくさいのに・・とか、今から? とか少々喜ばしくない時もあった私だが、嬉しそうに
やりだす夫を見て、いいそばを打ってみんなに食べさせたいとの、夫のやさしさが垣間見えて、内緒でプレゼントに練り桶とか
したし、2人で道具屋筋を歩き、麺切り包丁や押さえの板とかも買って揃えた。
そば打ちをするときは、ご機嫌よろしく夫の気持ちを察して道具の準備をするようになった私。 もちろん片付けも。
じいじの打ったそば、孫たちもみんなで食べるのが続いたとき、一番喜んで食べていたひろとがおしまいに「もういい」
粉、水、練り・・作る度に出来あがりが違う。 上手くいったなと思っても、茹でると麺が切れたりした。
粉の具合や気候、水・・・本当に奥が・・。
「今日はきちんとエプロンからする」そう言い、習ったばかりで記憶に新しいと言う嬉しさあり、自信たっぷりで始めた。
途中経過を撮ってあげてなかったが、私は助手。 水少々追加、打ち粉を・・などと。
見て聞いた通り、しっかりとした感触で復習するかのように実にしっかりと丁寧にやった。
自分でも「今度は違うわ」と何度も言う。
以前は薄く伸ばしたそばを、切る前のたたみ方が違っていたからと言うのが分かり、道場でも質問してやったので
切った後はプロ同様に、長い麺になった。
バッチリ!
やってきた長女が「え~ざるそば?」 寒いけれどせっかくなので、ざるで味わってみるのだ。
これはいける。
卵、山芋、鰹、ネギ、刻み海苔、
「う~ん、美味しい!」
一応すでに年越しそばは注文してあるが大晦日にも打つのかな?
これから回を重ね修行して、リタイア後は・・、”蕎麦亭けんちゃん”?
腰痛なので一日限定、何十食とか?
まさかまさか。
今日は冬至・・
打った後ゆっくりお風呂に浸かった夫、にやにやしながら最高の気分だったのでは?
ゆずが高いので3個ほど三田で買ってきていたから、半分に切って投入・・
それでも香りは充分・・