日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 節分に ボケて一升の 福笑い・・? * 

2023年02月03日 | 行事


「今年の恵方は南南東やねんね、位置を確認してな」残業から帰ったばかりの娘に言った。
スマホにコンパスのアプリ入れているが(私がなんでもやってはね)今年の方角は、165度あたりらしい。

節分・・母がやっていたように、結婚してから欠かせない行事である。 
3人の子供たち、所帯を持ち人数がどんどん増え・・一升のお米で20本と言うのが定番となっていた。 
長男家族が鹿児島へ行ったのに同じように作っている。 2人暮らしの時、ご近所の高齢の1人暮らしの方にも
2本づつ。 夫は会社の方にも、長女の所にも次の日のお弁当用にとお持ち帰り。 

何よりも夫は昔から朝昼晩でも食べられる巻き寿司が大好物、うまいうまいの福顔になるのだ。
1升がもう頭にこびりついている。 ボケるのも甚だしい、1人暮らしの方は息子さんが持ってきてくれる事に
なったとか、娘さん夫婦と同居になったからもういいよ、嬉しい報告を頂いたのに。 

えらいこっちゃである、巻き寿司12本、若ものや孫の為にサラダ巻き5本、トロ鉄火5本。
夕食が丸かぶりだけではないので、夫以外は、初めてハーフにした。 包丁入れたら縁起が悪いとか言うが。
持病ある高齢者2人、お正月のお雑煮同様、恵方巻き丸かぶりで救急搬送なんてね、その方が問題。

「はい、3階へ上がる階段の辺りが南南東・・願い事しながら、黙って丸かぶり」仕切ろうとする私。
シーンとした瞬間、「干ぴょうぬいていい?」下の孫が小さい声で言う。 黙って・・を気にするのが面白い。
丸かぶりの後は思い思いに食べた。 昨日夜旅先から帰り、ちょっとバタバタの1日だった。
「今年は買ったらどうや」朝夫が言ってくれたが、「4、500円から1700円位まであるねんよ」「巻く巻く」
「何で20本?」と千葉の妹に言われたのに、1升しか頭になかった私、一升に失笑 
3人分3本買うと言っていた妹も、感化されたのか頑張って作ったようだ。 うん、手作りいいね。

いつも鬼の面に、豆まきが恒例だが、今時豆巻きは近所迷惑、コロナ禍もあり部屋で巻いていたが今年は無し。
鰯はヒイラギに刺してベランダの鉄柱に張り付けた。 以前は玄関横近所の猫さん、ジャンプで食べてた。

孫達にまたうんちくを語る。「年の数に1つ足して、満年齢やね」 みんなで必死に数を数える、
「黙っといて」数えながら娘が言う。「じいじ数えてあげる74個?」 「食べるの大変やね高齢者」

母が欠かさなかった年中行事には、みんなで顔を合わせて同じものを食べて笑顔にする魔法の時間。
「家族の和が大事」いつもそう口にしながら、それを自分の生き甲斐のように生きてきた母、思えば有難かった。
賑やかな夜だった。 みんなが大きなことにならないように・・穏やかな1年でありますように。 特に夫には。

なんとなんと 巻き寿司しか頭になく1枚も写真撮ってない  豆と巻き寿司は昨年の画像である。
カーテンの隙間から・・もうすぐ満月かな・・白いまーるい月が見えた。



* 寒くても暖かい・・ 冬至 *

2022年12月23日 | 行事


今朝4時玄関の外に出たら、あられが降ったんだろう‥アスファルトが街灯に照らされてキラキラ光っていた、
見あげたら雪 さらさらっと落ちてきた。 冷たい! 今日は全国的に大雪に見舞われたりとか極寒のようだ。
岸田さんが不要不急の外出は控えるようにと言っている。 三年近く何度耳にしてきたことか、コロナ禍に。

一昨日の夜、22日は冬至・かぼちゃは必ず炊くが、晩ご飯はブロガーさんが美味しそうにおでんを煮込んでいたので、
(これにしよ!)と決めていた。 昨日朝孫たちが学校へ行く前、いつもより早くリビングにあがった。
「おはよう! 今日は冬至やから今夜はおでん!」 娘が「このあいだしたし」「そやねんけど、んがつくのん
色々あるしさぁ、ダイコンやろ、こんにゃく、ゴボウテン、はんぺん、餅きんちゃく・・おでんあかん?」
「うどん!」中一の孫息子が言った。「おうどん?」 何しろ、丼物大好きでカツ丼、牛丼、豚丼、親子丼・・、
年中おうどん大好き人間。 「ん、がつくやん!」 なるほど。 しかし夕食におうどんは不評だ。
「冬至に、ん、がつくもの食べたらいいことやって来るねんよ」 「なんで?」 「昔はいろはにへと・・やったやろ、
ん、で終わるから終わりの後はいいこと来るんだって。 冬至を境に運気を上向きにさせる為に厄除けにかぼちゃを食べる」
学校で先生が「今日は冬至、誰か知ってる人」とか聞くかもなのでしっかり聞いてくる。
今日は夜が一番長くて、昼間が一番短いんよ」
特に賑やかな朝だった。 風邪をひかないように血行促進のゆず湯は当然している。
「そう言えば、お風呂のバブさぁ、昨日ゆずを買ったわ!」と娘。「良かったね!」別に褒めるものでもない。
「かぼちゃには、んがつかへんで」「ナ!」
孫息子に押し切られ夜は”ん”のつく、おうどに決まった。 後は稲荷ずし、巻きずし、んがない!
スーパーでレ、糸こにゃくを買って、きぴらをした。 

かぼちゃを炊いてるの忘れて荷崩れしそうになった。 おうどんには肉とかき揚げのテプラ添え。 ゆず七味。
公園で友達とバレーしてて少し遅くなって帰った孫息子、走って帰ったので暑い暑いと裸になって食べている。
孫娘は生まれる前から5年同居していたからか、和食を好む。 かぼちゃもきんぴらも翌日のお弁当の一品にと娘。
「裸って元気やなぁ・・ナンキン、絶対食べなあかんよ、運気が上昇するねんからね」「何で知ってるん」
「そりゃぁネットのお陰よ、かぼちゃを食べるのは厄除けだって」

冬至でにぎわった夜、寒くても暖かい夜だった。 たわいないことでも盛り上がる我が家。
みんなが、病気をせずに(病気持ちいるけれど)それなりに、元気でまた一年を過ごせます様に・・。

私がこの様に行事ごとをずっと欠かさずやって来たのは、母を見てきたからだと思う、まさに親の背を。 
物の豊富でない昔、”家族の和が大事”と言いながら5人の子育てをしてきた母は、年中行事はこまめだった。
色々と工夫しながら行事ごとをしてくれた母、我が家のエンゲル係数はかなり高かったと思う。

祖母もいたが夕食の後はみんなでテーブルを囲み、駄菓子をつまみながら今日一日を話す、いわゆる団らん。
年中行事に至っては思うに、家族で集まる、同じものを食べる、みんな笑顔になる、笑顔にするのだ、食は。
母を見てきたし、いつか嫁ぐであろう娘達にも、見せておかなければいけないとの思いでやって来た。
今時ひいらぎに鰯・・なんて、飾っている家を見ることが無い、七夕飾りも。 

思えば母が行事を大切にしてきたのは、”家族の和”作り作戦だったかも知れない。 
ナンキンだのゆず湯だの・・家族でわいわい言いながらの冬至の日の一日だった。 

今日はあられが何度となく吹雪いたりして、とても冷たい一日だった。 今夜もゆず湯をした。
京都の夫の友人から、北野天満宮の新年御祝いの大福梅、大原にわざわざ出向いて下さった
”志野さんのゆず味噌ドレッシングが届いた。
ゆず、ゆず、ゆず・・荷物をあけたとたん笑顔になった。 有難い贈り物である、感謝!


* 経験は・・ *

2022年07月05日 | 行事


孫の一泊移住、元気に?いえ少し疲れた顔をして帰宅、ドロドロの靴、物も言わずシャワーへ直行したのがそれを意味している。

学校のHPでは出発式から要所要所、担当された先生が帰校式まで生徒の様子を細やかにアップして下さっていた。
雨の中の一泊移住である、(今雨の中かなぁ・止んでるかなぁ)親たちは気になるところである、アクセス数でそれが分かる。
所々の温かみのある言葉が、案じる心を安堵に変えてくれている気がした。

雨の為ナイトウォークが室内オリンピックで綱引きに代わっていたり、いくつかは変更になったり、合羽を着た野外炊事カレー作り
それでも子供たちは雨も何のその、多いに楽しんだようだ。
高原では普段見ることのできない生物を確認することが出来る、実際に目で見られるだけでも価値がありますね」と書いて下さっている。
夜、雨がやんで、ナイトウォーク、自然の風や虫の音を楽しみます。 周りに街灯の光もない、車の音も聞こえない、大阪では感じることが出来ない
夜風がとても心地良いです」
ナイトハイクでは持参した懐中電灯の灯りで、校名をひらがなでライトアップしていた、暗闇の中・・心ひとつに感動だったに違いない。

雨の時は雨のように・・当たり前にできないことが多いコロナ禍、そして逆らえない自然、そんなときの対応って都会っ子には、
生きた教科書かも知れない。
「場面場面での注意もあり、今後良い集団になるために何ができるかを一人ひとり考えて行きたいです」 
「そして明日からの学校生活で、この集団生活で学んだルールやマナーを守ること、思いやりをもち仲間たちと過ごすこと等を
生かせると良いですね」と結んであった。 皆無事に帰宅、先生方生徒たち・・お疲れ様でした。

二年数カ月のコロナ禍、学校では入学式や卒業式のない時も、運動会や大会や諸行事も無くなった。 何度もの宣言解除を繰り返す中
オンライン授業、午前午後分散だったり、雨の後雨をみんなで拭き取ったり排除する作業後の感動の運動会、人数制限や種目制限や、
先生方のご苦労も想像をはるかに超えるが、(かわいそうに・・大変だ・・)そう思ったりもしたが、黙々とそして明るく対応している
マスク姿の子供達を見ると胸がいっぱいで(すごいなぁ・・えらいなぁ)何度も感心しながら見た。
私たちの時代と違い、物に恵まれ苦労や辛抱をさして知らずに育った子供たちではあるが、それでもこの年齢でしっかりとそれを乗り越えた。 
この世界的な歴史に残る事柄、想定外での体験、経験はきっと体や心の中に逞しい力となって残ると思っている。

毎朝、娘と「今晩何する?」と話し合う。 「これやね」「今夜は冷蔵庫にあるもので」とか、大抵作るのは私だから。
「今夜はハンバーグにするわ」「喜ぶわ!」 孫息子の一番好きなのはハンバーグなので!
合い挽き1キロ、20個のハンバーグが今夜の食卓のメイン! 

 孫帰宅の 献立決める 答ひとつ 喜ぶ顔が 見たいの心


* 季節を分ける・・本日は節分なり *

2022年02月03日 | 行事


節分。 結婚以来、欠かせない行事の一つである。

オミクロン株感染拡大に歯止めがかからない。 周りにも感染者でたの声を聞くようになった。 いよいよ・・。
邪気を払う・・病気・・今やコロナ、みんなの一年の健康・・に祈りを込めて。

前に住んでいた家の一人暮らしの婦人、毎年恵方巻とサラダ巻きをお届けしていた。 ひと回り以上も違う方である。
昨夜、お届しますのでと電話したら、先月娘さんご夫婦と同居されたと言う。 
人数も増えたし気持だけ頂くわと。 ご高齢だお足も悪いし・・良かった・・お年賀状は出させて頂いたけれど。
コロナ禍だしね、手作りを差し上げるのも控えた方がいいかも。

そう思ったからか、力が抜けたと言うか、家族だけでいいと思うと気持ちが楽になった。 
スーパーでは、398円位から、どんどん豪華になって1800円くらいの恵方巻がチラシに載っていた、家族多いしとんでもない。
買ったことはない、いつも一升で20本巻く。 なぜか、夫は大の巻きずし好き、一日三食でも食べる人。 
そんな夫や家族の為に、喜んで・・巻く。 恵方巻、サラダ巻き、トロ鉄火。 年のせい? (今年はちょっと疲れた)

北北西・・方位はスマホで検索、みんな方向を同じくして無言で丸かぶり。 長女にはコロナを鑑みて、仕事終わりにお持ち帰り。
それぞれ願いは違うけれど・・しかし今年は自分の事よりも、受験生の合格を健康に加え願ったと思う。

コロナに負けないで、みんなが健康に一年を過ごせます様に・・。

鬼は外・・福は内・・と言っても田舎と違い、外に豆は蒔けないけれどど。 丸かぶりの後・・みんなで豆を食べる、年の数。 私、72個。

明日は二十四節気の始まりの立春。 暦の上では春。 いえ、寒さはまだまだ厳しくなると言う。 春はまだまだ遠い。


* 節分の日 *

2018年02月03日 | 行事

 

 行き場のない焼いた鰯の頭 捨てた なんと今年は

柊の先に突き刺して 玄関横の背の高い豆の木にくくりつけていたのに 結婚以来毎年欠かさず それは行事だった 

 お隣の鉢植えの柊の枝 奥さまがいつも自転車のかごにそっと置いていてくださっていた
ご主人様が亡くなられてから 毎年巻き寿司を届けているが「柊 なんぼでも取ってよ」って言ってくれた

昨年の秋だったろうか 柊の木 根くい虫にやられて枯れた
今年は だから柊がない  

 風邪なので 「今年は買うか?」 夫がそう言ってくれたが なんせ人数が多いしひとり一本では物足りない
いややっぱり自分で巻くわ」 何件ものスーパーのチラシの巻き寿司は年々豪華で高額 大変だ
我が家は夫が大の巻き寿司好きなので いつも一升の酢めしでサラダ巻きを含め20本ほど巻く 

 なつめがインフルをもらった 金曜は10人ほどインフルで確実にもらってきた
月曜は学級閉鎖だそうである
朝は7度だい 夕方は9度だいにあがった  午前中病院でインフルと診断された A型
なので次女一家は今夜は来ない 長女も高校時代の友達と過ごすようだ もちろん息子一家は西郷どんの鹿児島である
インフルの次女んちへは 巻き寿司とお豆さんを長女に届けてもらった

 夫は午後 友人夫婦に誘われてじゃんじゃん横丁へ飲みに行った
3軒はしごして5時前に帰った 早速巻き寿司をほおばって あっという間に大いびきで寝た 

 私・・お昼から20本巻きながら 巻き寿司とサラダ巻き試食と化してつまんだりして おなか膨れているし
海苔業のブロ友さんの誕生日なんだよね・・と思いながら巻いたけど

 ただいま午後8時半 今年の恵方は南南東 しかし まだ丸かぶりで食べていない!
いわしは焼いたから 換気扇で匂いはせめて外に送った 鬼さん匂いに退散 帰ってくれたかな? 
なんだかな・・でもこの界隈 柊にイワシやっているの我が家だけだったから まいっか・・

 毎年の恒例の行事だった 鬼の面やら・・「鬼は外 福は内!」 狭い部屋は豆だらけになった
当たり前のようにみんなが揃って 賑やかだった夜 節分の夜  

今年 こたつで寝ている夫のいびきだけがにぎやかである お酒が入っているから よけいに
こんなの始めて 節分の日 二人だけの夜は

 母がよく言う「それが みんなが 孫たちが 成長してるって言うことよ」

 そっか 

写真の幼い孫たち 4月は6年生と 3年生なんだ