日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* ミカンが実る頃 *

2022年11月23日 | 歌・音楽・映画・観劇

 

青いミカンが実った ふるさとの丘に 今年もとり入れの 唄が、また聞こえる
甘く すっぱい 胸の思いを 密かに こめながら 小篭につむの
遠くの街の あなたにも 送ってあげましょう

ミカン畑を夕日が 赤く染める頃 私は帰るのよ 篭をしょいながら
街で働く 好きな あなたと 結ばれるその日を 夢に見ながら
海辺の道を 帰るのよ 明日を願って

海の夕日に そっと祈るの あなたが帰る日を また逢える日を
ミカン畑の ふるさとで 私は待つのよ

作詞:山上道夫  作曲:平尾昌晃  歌:安威美代子さん  


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私が夫と出会って11年、結婚した年に藍美代子さんが歌った歌である。
実家はミカンを作ってはいなかったけれど、生まれた島はミカンの島。 今頃はミカンが実っているはず。
何度も聞いたし、自分も歌った、島を懐かしく思いながら、そして夫との思い出を重ねながら。 

彼女はえくぼが出てとても可愛くて、声がまた可愛くて、ミカンを見ると口ずさんだりする。 
今日ミカンが届いた。 12月の私の誕生日近くになるといつも届く。 
もう50年になる、ふるさとの同級生T美から。 
田舎からも届くが、申し訳ないかな決まってT美からのが一番甘いし味が濃厚なのだ、一番人気である。 
我が家では”T美ちゃんのミカン”と代名詞で呼んでいる。 

T美とは小学校は同じだったが、中学に行ってから仲良くなった、そしてもう一人U子とも、3人娘。
今日はT美の誕生日でもある。 23日の勤労感謝の日、U子は20日、私は6日、師走の。
ありがとうより、先に73歳のお誕生日おめでとうを言った。
大学の進路選びや何かにつけ話したり、教頭までしていたU子も相談を持ち掛けてくれたり、いい存在である。  

中々出番のない頂き物の大皿を出した。 娘が「あ、これお姉ちゃんとプレゼントしたお皿やわ」と言う。
「え? 妹からかとずっと思っていたわ、ごめん!」

   いっぱい 笑い声 いっぱいいいこと 生まれます 

子供3人がそれぞれ所帯を持ち、次女家族は同居から、子供が大きくなってくるしで一戸建てを買い近くへ越した。
夫婦2人になって、夫が病気になったりしたときに、がんばってとエールを送る為にプレゼントしてくれたであろう。

届いたミカンで友人との思い出が甦り、今も続くお付き合いに感謝だったり、唄が思い出され、新婚時代を懐かしむ。
プレゼントだったお皿で娘達の優しい気持ちを有難いと思う。 長きにわたり送り続けてくれる・・有難い。
「もういいよ、買ってまでいつも」が言えないでいいる。 期待を寄せる一番人気だし。 

   いっぱい 笑い声 いっぱいいいこと 生まれます
  


* 妻よ薔薇の様に 山田洋次監督 家族はつらいよⅢ *

2018年06月02日 | 歌・音楽・映画・観劇

 朝から体調が良くなかった。 起きて来た夫もそのようだ。
 だからと言って、昨晩の何かがあたった訳でもない、娘や孫も一緒に食べたから。

 「正露丸 正露丸 どこや?」「テレビの下の左側の引き出しの中」「何錠?」「3錠」
 出した瓶はテーブルに置いたまま。 たいていこんな調子。

 「映画行こうか?」お昼前良くなったので夫が言う。 「あれ?」「おう、あれや」 
 あれの公開が5月25日、行きたかったが仕事の日で行けなかったから。

 

 昔ながらの典型的な一戸建て。 
 高齢の夫の両親と同居、サラリーマンの夫、高校生の息子二人、専業主婦でそんな家族の為に一日を費やす、
労いさえない関白亭主、あることで献身的な主婦が、夫の思いやりない一言で家を出た。 
 主婦のいない間の家事情はもう大変なものだった。 いいのだ、当たり前のように過ごしてきた日常、 
 主婦の仕事がいかに大変なものか、いかにみんなの日頃の一日を主婦が支えているか。
 そんな中でも、長女夫婦、次男夫婦と事あるごとに実家に集まっては色々な問題をみんなして考える。
 救われるのはやはりお嫁さんをかばう長女、いつもみんなを思いやれる次男のお嫁さん。
 現代高齢化社会なればこその様々な家庭の問題を定義しながら、いかにみんなが思いやって暮らしてゆくか、
山田洋次さんならでは、大切な家庭の在り方を面白おかしく見せてくれている。 

 育児や洗濯を放棄して映画を見にと言うけれど、だからと言ってたまには家出位して
家族に主婦の大変さを感じてもらいなさい・・・ではない。 
 これは夫婦であるなら、夫とみなくては夫にも見てもらわなくては駄目である。
 妻たちが、男の人って本当に主婦の苦労分かってないんだから・・などと、共感して帰ってはいけない、
家出を実行する前に、夫に感じて・・分かってもらわないと。 

 いつも映画が終わると「今日は何点?」と聞くが、共感大いにの感、なんとも感想は言いにくかった。
 まるで(夫よ・・私の陰の苦労分かった? 感謝してる?)
 妻からの暗黙のメッセージのようだから、この映画は。

 【 妻よ薔薇のように  】最新作 劇場公開 2018年5月25日

 【 家族はつらいよ 】一作目     2016年3月12日

 【 家族はつらいよ 】二作目  2017年5月27日

 映画の後、久しぶりに蕎麦を打つという夫。
 木曜の休み、一緒にいつものそば粉の会社で、1キロ買っていた。

 うちも困るぞ・・私がいなかったら。
 先月・・ボックスティッシュの箱「どうやって開けるねん」なんか後ろの方破ってるし・・。
 私がやってもらった事ないんやわ。(でも・・それくらい見たら分かるやろう68にもなって)

 今日なんかざる蕎麦用に映画の帰り、夫がそばつゆ作れでなく買おうと言うから、お店のカートに籠を載せて待ってた。 
 一生懸命吟味してる(味にうるさい人だから)私は、お野菜コーナーへバック、すると先にいる夫が声を出してる! 
 後ろ向きのカートの女性が自分の籠から1リットルのボトルを棚へ戻しているではない、迷惑そうに。
(分かった!)謝らないと・・と走ったが、スーッと消えて行った。
「何してんの~、よその奥さんの籠にいれたんやろ」「あんたや思うて入れたんや」 

 その蕎麦、娘たちにも食べさせるからと呼んでいて、夫はどうやと言わんばかりに自分でボトルを開けた。 
 ふたの中の引っ張って開けるプラスチックのやつ・・開けたことなかったんやね今まで、全部私がしてたのよね。
 あけそこねて引っ張った途端にパーっとだしが飛び散って・・お風呂上りの白いシャツにおだしが絵を描いたわ。北斎か!
 どうするんやろ私がいなかったら。

 まぁ、お蕎麦だけは私は見る人、まねできひんから・・

 それにお蕎麦のでき具合・・みんなが「いいんじゃない、美味しい」って言うから、負けとくわ。

 映画を見て、今更自分の事にもったいはつけないけれど、もし私が先に逝ったら何もできない夫は必ずや間違いなく
子供たちに手をかけ負担をかける、はず。 それでなくても、年取って行くのだから。
 ブロ友さんの中には、ご自分でそれを自覚して家の用事も手伝ったり、主夫をしておられる賢明な方もおられる。
 せめて私、子供に教えるように夫には手取り足取り家の事、教えて行かないと! 子供たちの為に。
 
 夫が結婚する前、「いい奥さんいはならんでもええから、賢い母親になってくれ」と言ってくれてたのに~。
 妻・・大失敗!


* 父の日は・・第16回フォートワース・ジャンボリーで *

2017年06月16日 | 歌・音楽・映画・観劇

 


 昨年の第15回は、夫が卓球の試合で参加できなかった。 

  一昨年 第14回のフォートワース・ジャンボリー 参加の様子。
西宮アミティーホールにて 開場1時半 開演2時~延々7時?   

 娘たちと孫二人、日曜は大阪城ホールでのケツメイシのライブに行く事になっている。 
お互いに音楽に浸る父の日になるようだ。
私たちの帰りも遅くなるので、プレゼントは土曜日かな。

 "フォートワース・ジャンボリー"   カントリー・・ブルーグラス
長丁場になるが、わくわく、ときめき、身も心も震える最良の一日になりそうだ。


* 本日公開・”プリズナーズ” もやっと・・・ *

2014年05月03日 | 歌・音楽・映画・観劇

これと言って連休予定のない夫は、映画でも行かないと収まらない風。
(遊んでくれる友達は、広島へ2週間の帰省である)

神戸の夫人のお見舞いに、その後映画に・・
そう思ったが、このパターンで行くと言うのは、何度も失敗している。
家から直接行くときは、行けるのに(私も道を覚えてたし)

若い時は(この人はなんて頭がいいんだろう)
初めて行った場所でも、何の無駄もなくきっちり行って、来た道を帰った。
私が大の方向音痴だから、(すごい!)そんな夫を尊敬していた。

なのに・・なのに・・50の声を聴いてくらいからだろうか、。
あの時のあなたは何処へ???
何度行っても間違うんだから、どうなんだろう。
大体運転する人は、その辺出来る人だと思っているのだが。

神戸からココエ尼崎のシネマに行くとき、2、3回間違った。
道を間違えて時間がかかり過ぎ、途中でもう始まってる~で諦めたこと2回。
高速やめて下の道からと自信ありげに言って、渋滞にかかり大誤算、間に合わなかったり。

だから今日はお見舞いをやめて、映画オンリーにすることにした。
と言っても家から行くのだ、私もニッサンを曲がって・・と分かってるし。

とりあえず映画はネットのレビューを見て、☆の多かった作品に決めた。
本日公開のアカデミー賞ノミネート ”プリズナーズ

「今日はこっちから行ってみよう」「なんで?」 偉そうに道を変えた、
「ありゃ?」行き止まりにあたった。
(だから普通にいつも通り行ったらいいのに~)
ココエは鬼門か?
私は不機嫌になりそうなのを、いつも我慢するのだココエ尼崎、そこには精進がいるのだ。
怒らない、怒らない、笑顔で笑顔で。

時間に余裕を持って行ったから良かったものの。
さすが連休、老いも若きも子どもたちも多いシネマのホール。
増税後初めてだったので、夫婦50歳以上で2000円だったところが、2200円になっていた。

幼い子供が誘拐されて・・の話なので、孫たちが重なりむごいとしかいいようがない。
しかし過去何度もこのような事件があったし、身近に怒らないとも限らない分からない今の時代。
誘拐した犯人の確かな動機、その辺がしっかりと把握できていない私たち。
普段は老眼、TVや映画は遠視用をかけて見る二人なので特に私は字幕はきらい。 
字も読んで画像も見て・・老婆・・狼狽すとはこのこと。
寝たらいけないので、睡眠打破のメガシャキわざわざ飲んで行ったが、怖すぎて引き込まれ寝るどころではなかった。

肝心な誘拐犯の動機がいまいち聞き取れず、鮮明に理解していないメタボな二人。
もやっとしたまま帰途につき、それをネットで調べたが出ていない。
せっかくの映画だったのにね・・
なんか損したようで・・もやもやな気分。

外食はやめて、今夜は焼肉しよっか!


* 今日こそ、「キャプテン・フィリップス」を *

2013年12月08日 | 歌・音楽・映画・観劇

 

昨日神戸の帰りに行く予定だった。 

子供たちにも帰り映画に行くからと言っていたが、行かなかった。 
婦人には家に着いたくらいの時間に車から「もうすぐ着きますから、また行きますから・・」と電話した。
映画に行かなかったのを次女には、「渋滞しててなぁ、時間に間に合わなくてやめた」と夫は言ったが、実は道を間違えたのだ。
家から行くときはすっと行けるのに、婦人の家の帰りに行くときは時々間違う。

20代30代の頃は、初めて行った場所でもきちんと覚えていて正確に帰るそんな夫に、(すごい人やわ・・)
若い時から今に至って、何度行こうが方向音痴な私にはとても頼もしい人だった。
のにのに・・年を重ねるごとに(え?何?) 不思議なくらい覚えが悪い、同じ場所でも(どっちやったかな・・)何度言うか。
私に聞かれても・・。  過去の栄光など全く、影も形もない。
何度も来ているのに、子供が車がいるからとか、友達に合うとか夫人に苦しい嘘を言うから罰なのだろう、それはいつも。

昨日は間違ったうえに20分ほど時間が過ぎていたし、見たい映画だったので明日にしようと言うことにして引き上げた。
夫が事前にネットでレビューなどを見て決めた映画だったから、見逃せないのである。

キャプテン・フィリップス

トムハンクスの船長率いるコンテナ船が、ソマリア沖で海賊に襲撃された実話。
さすがアメリカだ、内容や描写。  迫力と恐怖の中での、船長の判断、責任感、感動した。  涙なしには見られない。
これはお勧めである。
いつもならエンディングで、制作に関わった人々の名前を全部見ることはないが、英語なのに膨大な人々の名前、最後まで見ていた。 
と言うより、すごさ衝撃と逆に助かった・・感動と終わったと言う安堵、すぐには立てなかったのだ。

映画の帰りには「今日は何点?」と必ず聞くくせがある。  夫との感動の共有度を知りたいみたいに。
「85点」 「うん、そうやね」 

帰り御堂筋を通ってくれた。 庁舎前のイルミネーションが変わっていた。
銀杏並木のイルミネーションがしょぼくなった気がしたが・・。  それでも輝きには温かな気持になり、希望を感じる。