◆ゼニアオイ アオイ科 ゼニアオイ属 花言葉:恩恵・母の愛
海の日の出来事の余韻をいまだに楽しんでいる。
掃除をしながら・・アイロンをかけながら、料理をしたりパソコンン向かう時も。
台風4号が近畿地方から抜けた海の日の朝、空は真っ白な夏雲が浮かんで抜けるような青だった。
雨に洗われ鮮やかな緑の中から、和歌山へ入る海岸線になると、私たちのふるさとを思わせるような
山を仰ぎ海を望むと言うそんな風景に、親のふところに帰ったような安心感や安堵感で満たされる。
昨年、長女と同居していた次女の結婚により成り行き上、新築したばかりのセイくんの家で生活を共に。
順序は逆になったが、初秋には挙式の運びとなり、初めてご両親やご家族と顔合わせと言うことになった。
何しろ私たちよりも人生の大先輩、「お父さん、ちゃんと挨拶頼むね」大丈夫かな・・少し緊張していた。
長女、息子夫婦、次女夫婦と、共に子連れで家族9人全員で寄せていただいた。
場所はセイくんの妹さんご夫婦の営まれる有名な居酒屋さん、本日貸切で。
セイくん側は、ご両親をはじめ、お姉さん、妹さんご夫婦と娘さんお二人、その彼氏総勢9人。
丁重に挨拶挨拶・・と思っていたけれど、そんな心配も無用。 気さくに迎えて下さり、
まるで久しぶりに会った者同士のような感覚で、お昼と言うこともあり紹介そこそこ宴がはじまった。
大きな舟盛には、見事な盛り付けの新鮮な海の幸、鱧なんて7年前の土瓶蒸し以来。
鱧鍋は上品なおだしで、鱧もたまごも鍋は初めて、美味しい!
料理の全てに細やかな愛情をいっぱいに感じられ、子供たちも美味しいと絶賛、感激である。
お父さんは定年後、有田川の鮎釣りを唯一の楽しみとしておられ、生き甲斐といい笑顔で話される。
ご夫婦とも若い頃から卓球をやっておられると言うお話、お母さんは今はグランドゴルフ、
かなりな成績、子育てや色々な話、夫が卓球現役、釣り好きとあってまた話が合うことが縁かなと有難い。
美味しいお心づくしの料理を頂きながら和やかな時間。 孫たちの存在も場の緊張を解いてくれる。
同居が先になったので、親、姉妹思いのセイくんは毎週和歌山へ足を運んでいるようで、
電話も毎日されている。 長女も自ずと皆さんと交流をさせていただいている。
話に聞いていたけれど、みなさんに可愛がっていただいている様子をやりとりの中にひしひしと感じる。
ご両親を中心に、皆さんが仲良くて温かなご家庭、会話の中からお料理のもてなしや、
裏方でお手伝いされるお若い娘さんたちの笑顔でそれを感じることが出来る。
お酒がいけるお母さんやお姉さん、気持ち良くなりいっそう穏やかでやさしい表情になられ
息子夫婦や孫たちにも心配りをされる・・そんなお心遣い、和やかな雰囲気に胸がいっぱいであった。
夫婦さえ仲良くやってくれたらいい・・良くそんな話を聞くけれど、やはり結婚は家と家との縁、
娘なら嫁いだ家の皆さんと馴染むように、息子ならお嫁さんの家族と和やかな行き来が出来るように。
それでこそ、幸せな結婚生活・・と言えるのではないだろうか。
この日、子供たちのそれぞれ人生の伴侶眺めながら・・、まだまだ何もかもこれからなのだけれど、
セイくんのご両親にお会いすることが出来、初めて子供たちが巣立って行ったようなそんな気がした。
楽しい時はあっと言う間に過ぎて、全員で記念写真を撮り皆さんに見送られながらの別れとなった。
お父さんと夫は近いうち、有田川の鮎釣りの約束を交わした。
帰路は、心なしかほっとした様子のセイくんが和歌浦へタバコ休憩方々寄ってくれた。
写真に写っていないが浜辺では、台風の後の晴天海の日を楽しむ家族連れでにぎわっていた。
関空近くのアウトレット付近のマーブルビーチへ立ち寄った頃には雨が・・。
お邪魔した間のあの晴天が嘘のよう、まぁおめでたい日の吹き降りは縁起がいいから。
そんな中で少しの間、関空の橋の向こうに夕焼けを見ることが出来た。
さっさとマーブルビーチへ降り立ち、両手を後ろに組んで歩く癖の夫の思いはどうだったであろう、
(これでやっと安心や・・)きっと私と同じ気持ち、夫の背にそんな喜びを感じた。
全員で撮った写真、みんなの笑顔を見ながら、楽しかった宴を思い出しながら余韻に浸っている。