日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 台風17号が名月を持って行った *   

2012年09月30日 | 雑感

我が家の彼岸花。  
屋上に置いていたプランター。 昨年は3本しか咲かなかったのに、お彼岸さんの初めにょきにょき芽が出てきて・・最終的には30本位になった。
これって何? なんだか、いっぱい咲くっていいことのような気がして嬉しいのだが。

実家が新築した翌年のお正月、前の土手から夫が葉のついた球根を掘って持ち帰った。 あれ以来、もうかれこれも16年になる。
咲かない年もあったのに。   植えてはいつの間にか消滅した花も多い中で、ずっと。 実家と我が家を繋ぐ夫のやさしさの花だろうか。

台風17号はスピードが速かった。  近畿地方を一県一県台風が通過するのを、TVが次々と速報で流していたので分かった。
麻雀の誘いもない夫は、おとなしく昨日の釣りを・・と、ブログにとりかかっていた。 
それにしても雨が良く降った。  

今夜は中秋の名月。 
「台風で十五夜の月を眺められたところはないんやろうねぇ、珍しい事やね」と夫と話しながら、姉のところでもらった宇治茶を、心を込めていれた。 
そして今年は横着して作らず、買っておいたお月見団子2人して2個づつ食べた。
メタボな私のチャレンジ記録ファイル、2番、夜食をしない の欄、実践し始めて27日になるが、3度目の×がついた。
昨日の早朝からの釣りの反動か、9時前には寝てしまった。  夜、雨があがったのを知らなかった。 

満月は全国的に無理かと思ったら、田舎の同級生アマアツさんが、きれいな中秋の名月を撮っていた。 拝ませてもらった。 


* 釣り 連れられて・・ *

2012年09月29日 | 風景・お出かけ

夫はひとり、うきうきしていた。 
それはひたすら孫ひろとに、魚を釣った時の手にビビッとくるあの感触を味わわせてやりたい、釣る楽しさを味わわせてやりたい一心なのである。
自分が釣りたいと言うほど、竿づりが好きな人ではない、はず。  だって行った事ないのだから。

どちらかと言うと、私はのってなかった。  夫の友人釣り名人の船長さんと行くのならともかく、夫は1人で釣りに行くタイプでないので、2人では
今一不都合が・・、頼りないし・・そんな気がしないでもないから。  
それに私が釣りを敬遠するのは、餌のオキアミの匂いと、釣った動く魚を釣り針からはずす(まだやったことがない)作業があるから。
初めて夫の友人たちと船で釣りに行った時、釣れない友人が夫に代わってずっと私について餌の世話から釣った魚をはずすのから全部やってくれた。
あの時は、入れ食い状態で初めての釣りでアジを80匹釣ったわくわくの経験がある。 
以来、淡路や和歌山などについて行って、タチウオやサバを釣ったのが最後だ。  もう10年も前の事である。 
大きな魚がかかった時の、手に来るあのビビビの感触は、釣りの醍醐味であろう。  食べるよりも喜びだと思う。

夫ではなぁ・・でも孫の為にひたむきな夫の姿は微笑ましく、やむなく同行した訳である。  会話する私の声のトーンは低め。 夫は感じていただろう。
6時半に家を出て、”大阪南港魚つり園”へ着いたのが7時だった。 嫌な顔は出来ないので心の中で(私よ、がんばれ)と言い聞かせていた。
せっかくの夫の気持ちを、踏みにじることになるから、早く気持ち切り替えよと言い聞かせた。

朝曇り・・雰囲気はいいんだけど。

すでに釣り客は多くて驚いた。  場所を探すのに、結構歩いた。
釣れているかと言うと、釣果は今一のようだ。   
帰りかけているおじさんが携帯で「HPで見たら昨日は釣れたらしいが今日はあかんらしい」まるで人にも聞かせるような、大きな声だった。

場所を確保して座った途端、バッシャーン!! バッシャーン!!
そんなぁ~! 船の往来が遠くでも、押し寄せる波、向こうの方からドミノのように波が、きたきたー!!
竿の準備をするも、釣れるような状態では無い。 次々と押し寄せる波で、服がしぶきで濡れる。  いやや~、着替えもないのに~。
隣の親子、「とりあえず、家族の数だけ釣れたら帰ろう」 イワシ、1匹、2匹・・「あと3匹」 後から来た青年たちは、荷物が水をかぶって貴重品がびしゃびしゃ。


面白くない顔をしている私、夫も竿を手すりにかけたまま。 「人が釣れ出したらバタバタっとこっちも釣れるから」 
「バナナ」「お菓子」 やつタイムで、時間つぶし。 

 波が来るのをカメラに収めながら、(よし、せっかく来たんやからあの灯台にカモメが飛んだのが撮れたら、終わろうって言おう)

 

1時間、何隻もの船が行き交うたびに、水しぶきが・・こんな状態で1時間が経って、服を濡らし人も次々と引き揚げて行く。 



「堺へ行こう」 夫はやっと腰をあげた。  朝5時頃から来たと言うおばちゃん、アジを何匹か釣っていたが、後はまだ釣れてないようだ。

目的の場所は探せなかったが、泉大津の港、対岸にも釣っている人が何人もいるのを夫は双眼鏡で確認していた。
ある岸壁で釣っている人がいて、見ればイワシが釣れていたのでここに決めた。
おじいちゃんとお孫さん、夫とひろとって感じだ。  「アジは今日は釣れんですよ」30分ほどして帰って行ったので、2人になった。 気楽だ。

餌も入れた、仕方ない、臭いとか言っておれない。  入れるなり、ビクビク!! 釣り糸を降ろすと、餌に群がるイワシがきらきら光って見えた。
「釣れたわ」 まだ声のトーンは高いとは言えない私。  「おう」 それでもちょっと弾んできた私を見て夫もホットしたようだ。 
釣ったイワシも針からはずした。 いちいち夫にしてもらう訳にはいかない。  血だらけになったりしながら魚を外した。  やぶれかぶれ。

こうなると私も(よし、針全部にかかるようにがんばろうっと) いつしか心の中で、はしゃぎ出した。  
サバの稚魚もかかるので、イワシとサバを見訳て海に放す。  「餌が無くなるまでやな」夫が言ったので、早く終わりたい私は必死、私の方が釣った。
餌が無くなり、イワシの頭とはらわたをとって海に投げる作業をひたすら続けた。  

2時間ほどいただろうか。  釣り慣れしたようないでたちの若い夫婦が来て釣り始めた。  かかりそうにない。 (なんでやろう・・)
車を出した途端に雨がパラパラ降って来た。  「いいタイミングやったね~」 私には、そのことが嬉しくて仕方なかった。  
さっきの夫婦、気の毒やわ~来た途端に雨なんて。  

帰宅してシャワーした夫が腰が痛いとか言う。  「寝てきたら? 私料理してるから」 
イワシを梅干しとショウガで炊いた。 それと天ぷら、カレー粉もつけ、冷蔵庫のお野菜、オクラ、カボチャ、ナス、シソの葉もついでに揚げた。  
夫のお酒のあてには充分だった。  釣った魚を食べるのって、いいものだ。 

ちょっと魚が針からはずせるようになった私は気を良くして、「あんまり気のりせえへんけど」なんて言わない、もうきっと。
釣り・・・連れられて・・釣り 中々いいもんじゃん!


* 夏の終わりとして・・ * 

2012年09月28日 | 雑感

もう間もなく新しい月、10月に入る。 衣替えの月だ。

自分の中では、これで夏を終わりにして秋へ向かう、という意味合いから、グリーンカーテンを撤去することにした、前からそうしようと思っていた。
3階から4階の物干しの軒先までの長いネット、玄関のネット。 肝心な夏真っ盛りには暑さの精か、今いちだった花数が後半になるに従い多くなった。
3階の朝顔とフウセンカズラの水遣りをしてくれていた夫は、心なしか段々と喜んでやってくれていたように思う。  水の遣り甲斐を感じたに違いない。
4階のゴーヤは5種類植えたのに、昨年よりも収穫数が少なかった。  今年は何処の家のグリーンカーテンも今いちだった気がする。
少ないながら夏の間、毎朝ゴーヤとバナナ、牛乳、はちみつに氷、ゴーヤジュースを健康的に美味しく飲んだ。 味にはまって、買ってまで飲んだ。

今夏、陽ざしをさえぎり、省エネの手助けをしてくれた朝顔、ゴーヤ、フウセンカズラ。  
皮肉にも沢山咲いていた今朝の朝顔を、いくつか切り取ってグラスにさした。 まるで刈りとられるのを哀しんでいるような色だった。
「有難う、ごめんなさい」 花に向かってそう言いながら、ネットを片付けた。



片付けたら気持ちがさっぱりとした。  夏よさようなら、新しい月へ向かう気持ちがピンとなった。
そう言えば、洗濯ものを干しているとき、運動会の予行演習らしき音楽や子供たちの歓声が聞こえていた。 秋の運動会、日曜なのだろう。
そう言えば昨日、我が子が通っていた幼稚園のそばを通った時、準備がなされていたのを思い出した。

 


* 大阪城あたりを散策 *

2012年09月27日 | 風景・お出かけ

大阪城ホールに出向く事があったので、帰りにぶらっと寄道。
まっさおな空である。 紅葉してきた銀杏が良く合う。  

大阪城へは(これと言って何もないやろうしな) 太閤さんまで行ったが、暑いし缶コーヒーで休憩した後、地下鉄の駅へ向かった。 

小、中学生が先生に引率されて来ていた。  生き生きとして見える。  
若い人といたり、姿を見ると、自然にこちらまでテンションをあげてもらっているような気がするなぁ。 
あちこちでちらちらと秋が見えた。

 

同じ制服の女子高生のグループがあちこちでお弁当をひろげていた。   
今時、マンションの前やコンビニの前で、制服のまま車座になった学生を見るときがある。 
先日もおばあちゃんが「あんなにペタンと地べたに座ってなぁ、汚れるのに」とか私に言って来たが。
そんな光景を見た後だったので、よけいに大変お行儀の良い、好感の持てる生徒たちだなぁって思った。 聞こうかと思ったが、聞けなかった。
それでも、とても爽やかな清々しい気持で帰途についた。 


* チューリップ・コンサートでデート *

2012年09月26日 | 歌・音楽・映画・観劇

 

今日は、朝歩いた。
帰りグリーンヒルズの階段を登るとき、カサっと一枚の枯れ葉が目の前に落ちた。  何の知らせなんだろう、これってと思ってしまった。 

萩の花が少しづつ開花してきている。

昨日の夕方とはまた違って、彼岸花がまぶしそうに朝日を受けている。

9月10日、夫の誕生日に香港にいる長女夫婦が次女にあずけておいてプレゼントされた、チューリップの40周年メモリアルコンサートのチケット2枚。
待ちに待ったこの日がきた。

帰宅した夫が、小腹が・・と言うに決まっているので、サンドイッチを用意していた。  「おう」 気が効いてるなぁと、そんな顔をして食べていた。
オリックス劇場、前の厚生年金会館である。  クラッシック、ハワイアン、演歌、演劇とかゴンチチやゴダイゴも来たねとか道中思い出していた。 
運よく近くの駐車場が空いていた。 辺りはぞろぞろと歩く人、人。 間違いなく、コンサートに向かう人たちだ。  年齢層が物語っている。
開場の時間、ちょうど6時半だったので開門を待たずに入場。 

3年前だったか、メンバーの1人財津和夫さんのコンサートを、長女夫婦からプレゼントしてもらって2人で行った事がある。
今年は40周年記念のコンサート、全国ツアーで大阪は昨日に続いて2日目。  一階席の後列の方で、落ち着いて聞ける場所だった。

次女が事前に予習&復習にと、43曲が入った新しい3枚入りのCDを買ってくれたので、今日まで夫はウォークマンで、私はパソコンで聞いていた。
パワフルな5人の演奏と歌が始まった。  平均年齢50歳くらいと夫は言う。  40周年と言うから、私たちが22歳の時の結成になる。
曲が始まると同時に早々に私は手拍子だ。 立ち上がる人、踊る人、何度も来ている人は分かり、ファンあってのものだとしみじみ思った。

5人ともそれぞれに年をとっているので大変だろうと思うが、そこはプロ。 演奏や歌にはそんなことは感じさせない。
コーラスも美しく素晴らしかった。  中でもファンの財津和夫さん、聞き惚れた。
後半に入るともう皆が興奮に包まれ、演奏に歌に酔いしれ・・殆どが立っている。 夫が立った、(すごい!)いや、前の何人もが立ったので
見えなくて立ったのだ。  私も立った、それは周りの雰囲気にのまれて・・若い頃の自分に戻った。
歌詞に自分を重ね、慰めやあるいは生きる力になったあの頃に戻ったような・・身体中が熱くなった。
アンコールは2回、拍手喝さい、鳴りやまない。  トークも飾らない素朴さが良かった。   

本当に良かった・・私たちにはこう言うのが合っている。  稲葉和裕さんの、ブルーグラスは一番外せないけれど。
娘夫婦のお陰で、夫の誕生日プレゼント、私までも楽しませてもらった。 
演奏や舞台をより演出する、艶やかなレーザー光線や照明が歌声と共に、いつまでも余韻となって頭の中を駆け巡っている。