お天気いいし、近所のふれあいまつりでも覗こうかと思っていたら、「再度山へ行きませんか」セイ君のお誘い。
一番の紅葉の時期、中国出張から帰り彼は紅葉を追っかけたいはず、便乗。
再度山は確か独身のとき、神戸に住んでいた夫の誘いで登ったはず。
(こんな深い山だったのか)と、ヒールで長歩き、足が痛くてしんどかった位しか記憶にない。
それにしても最初に行った諏訪山公園、ビーナスブリッジは老若(若い人はいない!)男女の
グループのなんと多いこと驚き。 次々と石段を登ってくる。 賑やかで楽しげな様子、こんなとき良く思う。
ご夫婦連れはいいがこちらさんの相方さんは今何処で何を? それぞれに相方のいない時間、
同じように楽しんでおられるのだろうかとか、つい余計な事を考えてしまう。
駐車場に来ると、紅葉した木が枝垂れて迎えてくれているようだ(さぁ、早くいらっしゃ~い)と。
わ・・と言いながら、足早に。
再度公園が国指定名勝とは知らなかった。 それにしても人が多い、連休の最終日だし雨上がりだし。
みんな来るはずだ最高の季節なのだから。 入園料もいらないし、池があると何かしら落ち着く。
私が池やせせらぎの被写体に心を躍らせるのは、島育ちのせいもあるが木そのものよりも、映った景色の方が
油絵のようではるかに味わい深いと思うからで、それに油絵は一度描いてみたい願望があるから。
高山からか雨上がりか、到着の頃は少しもやっとした景色だったのに、時間の経過と共にぱーーっと、
薄いベールがはがれたようで、瞬間にして紅葉は色味を増した。
ほんと、川面の映り紅葉の方がきれいと思ってしまう。
最近夫はかなり積極的に、写真を撮るようになった。 出かけるとき私、カメラカメラとそそのかすんだけど。
還暦を迎えた誕生日に、家族からプレゼントされたカメラがいいから? センス? ん?
マンネリ化している私と違って、気持ちが新鮮なのでよけいにいいのかな。
PCに落として「見てみ」と言うとき、「私よりいい写真撮ってるやん」と偉そうに褒めるのだが、
これはお世辞ではなく決して。 夫が喜ぶということは、こっちだって嬉しいんだから。
やはりひときわ鮮やかなのは、イロハモミジだろう。 足が止まる、声も出ない?
モミジもズームで撮れば、どこでも同じに見えてしまうがそれでも撮りたいグラデーション。
1時間ほどの滞在。 来たときよりもみんな笑顔だ。 「足大丈夫? ならば瑞宝寺公園へ行こう」
みんなの顔も紅葉・・!