5時46分 部屋のカーテンを開け日の出を待つ。
夫と私となつめが一緒、長女、次女、かんたの部屋は隣、まさかと思いながら日の出に壁をコンコン、隣からコンコンの返事あり。
同じ日の出を見ていた。
普段は4時に起きている。 枕が変わっても眠れる私だが、なつめと寝たので何度も目が覚めた。
我が家にお泊まりの時も一緒に寝る。 寝顔はあどけないが狭くなったお布団・・もう六年生だものね。
どうかな・・富士山 部屋の窓から8時18分の空・・うっすらと富士山!
「今日は行けるんと違う?」
9時10分、ホテルを出発。
20分ほどで富士川SAに到着。 みんなにこにこ・・笑顔である。
なんだか、この20分の移動の時間、富士山と桜の風景に(もう・・これで充分に満足)と言った感かな?
富士川SA エリア内の富士川楽座4Fにあるパノラマレストランから富士山を望む 山・・川・・桜・・最高の被写体
何枚撮ったらええのん? と言わんばかりにカシャカシャ。 だって桜って2週間も持たない。
タモリさんと鶴瓶さんの【ブラタモリ】の日のロケだって、三保の松原から富士山は全然見えなかったのだから、
これはまさに幸運と言うべきである、まさに。 昨日は見えなかったし。
写真撮影ポイントなのだろう、小高く土が盛られた小山、入れ替わり立ち替わり人々は富士山をバックに思い思いの絵を描く。
さぁ、出発、河口湖へ。
富士山がずっとついてくる~! なんと贅沢。
面白い標識。 静岡ならではだろう。 観光客、外人さんの方が多い、8割?
ロープーウェイの切符を買う人の列。 私は近くの椅子で待機。
富士急ハイランドを見下ろす。 展望台・・カチカチ山の話の発祥か、
「おなかすいた~」 お目当ては・・「せっかく河口湖へ来たのなら ほうとうを食べて帰りなさい」 どこかの番組?
検索の達人、長女がちゃんと調べ上げていた名物、そして場所、ほうとうひとすじ『ほうとう不動』河口湖北本店さん。
自家製麺、特殊味噌、富士山麓の野菜がうまみたっぷり・・のパンフレット。
300席もの広いお店、お客さんが次々と、団体客も。
料理が出てくるのを待ちながら、感動さえ覚えたのは、ホールスタッフさんの動き。
皆さんが、広い店内を料理を運ぶのも片付けるのも、小走りに走りながら移動するのだ。 歩いている人はいない。
鉄鍋も重いし、何個ももって運ぶ、早い、元気、笑顔、返事がいい、フットワークがとても良くて、待っていても退屈しない。
まさに汗して働くとはこの事である。
感動を覚えたりした時には、大体精算するとき「ほうとうも美味しかったですが、皆さんの動きに感動しました」とか、感謝を述べる。
何処でも褒められて嬉しくない人はいない、それは(ありがとうございました)の労いである。
「いつもこんなんですか?」(2時前後だったので)「もう少ししたら落ち着きますが」「それにしても皆さん走りながらすごいですね」
「万歩計つけていて、繁忙期は10キロ位は走りますよ」と笑顔で言われた。 もちろん、店内を走るのである。
美味しさに加え、働く方たちの姿に誰もが爽やかな気持ちでお店を出られるのではないだろうか。
長女は富士五湖は無理だけど、出来ればいくつか連れて行ってあげたい、本栖湖はお楽しみもあるしと。
河口湖のロープウェーからは、雲で富士山は見えなかったが、西湖へ向かう河口湖の終わりには・・見えた!
嬉しい! 西湖サイコ・・ウ。
西湖にはインドや他国籍の団体さんが来ておられた。
(良かったよね・・せっかく海外から来られたのに富士山見えるのと見えないのとでは、思い出写真も大違いだもの)
ライダーさんも富士山に、良く似合っていた。
次は本栖湖、五千円札富士撮影場所とあるが、前の新渡戸稲造さんの旧五千円札の裏の逆さ富士。
そして今の野口英世さんの千円札の逆さ富士、せっかく長女は皆を喜ばそうと思っていたのに雲で全く見えず残念がっていた。
雲行きが怪しくなってきた。 ここまで見えたら出来過ぎですよね、またの機会のお楽しみに!
雨がぽつぽつ・・ 「わ・・」 牧草地に牛たちがもぐもぐタイム・・(雨降ってんで・・はようお帰りぃ)
『富士山本宮』 富士山世界遺産センター見てみたいと言う夫や長女。
夫のDNAか長女は好奇心旺盛、小柄ながらどこへでもイケイケどんどん、外が好き。 夫の元気、助かるけれど私。
私は疲れて寝てしまったかんたと、車で待機。 雨も少し降っているし。
桜が綺麗なので長女は残念がっていたが、4時半・・帰りのこともあるので浅間大社まではもうやめたようである。
東名へ向かう、何度かSAでお土産とか買って一路大阪へ。
結局夫は何度か「運転変わろうか?」と長女に言ったが、「いいよ」と往復長女の運転だった、ご苦労さま。
長女の方が安心かも、夫・・無呼吸症候群・・怖い怖い!
孫たちも1、2,3歳のハワイやグアム旅行だって楽しくとも覚えてはいないが、この旅、清水港のゆりかもめの餌やり、
世界遺産・富士山と満開の桜の光景は、ずっと記憶に残ることだろう。
何処を走っても、満開の桜・・孫の喜ぶ笑顔が、私たちにも最高の旅になった。