いよいよ下半期に入りて候。
早き月日の経過に、六ヶ月と言うものをいかに過ごしてきたであろうかと己を静かに顧みる。
あちこちと身体の変調にであい、そう・・これからは気負わずに・・を言い聞かせながら進もう、
文月・・
なんとやさしき響きであろうか。
この月は大切な人々を思い起こしながら、私の文字で・・書きしたため、そっと心を繋ごう。
3人の子供たちが生まれた思い深き月でもある。
子育てを懐かしく思い起こしつつ、それぞれの家庭に思いを馳せながら、
ゆっくり・・ぼちぼち もともとマイペースなB型である、暑さに負けないように乗り切ろうと思う。
草稿中の記事を埋めながら、はや7月の終わりを迎えようとしている。
あとひとつ残った草稿中の写真を載せることにした。
7月19日(金) この日はなつめの終業式、迎えに行くことになっていた。 その前に・・
目的の客船 ぱしふぃっく びいなす が停泊との情報で、日傘を片手に自転車を走らせる。
パナソニックと古いオリンパスのふたつのコンデジ持参した。
パソコンに落として見たとき、断然オリンパスの方が色が良かったので写真はオリンパス。
空がスカッと晴れていて、見たそのままの色だった。
外国の豪華客船のときは、カメラマンのおじ様たちが多いのに、入港の時は多かったのだろうか、
人がいないのでびっくりした。 と言うより、撮り易かった。
1998年就航 26,594トン、全長183・4m 幅25・0m 速力18・01ノット 旅客数620名 乗組員220名。
甲板数12層
撮影する人はいなくて、いるのは夕方の出航に向けての食材などの搬入に携わる人たちのみ。
日本の客船だが、かなりな充実らしい。
やはり船首がいい・・
夕方7時出航、夏休み岩国港”みなと花火クルーズ”
これはパナソニックで撮影
これは オリンパス。
空の色、白・・色合いが違う、こちらの方が明らかに鮮やか。
30分ほどの滞在時間。
さぁ、なつめが終業式で早く帰って来る。 迎えに行かなきゃ。
大輪の朝顔が咲いていた。 15センチもある。
天候が悪いので、お迎へに気を使いプールをやめたなつめが朝からやって来た。
同居していた頃は、かんたと一緒に毎朝ゴーヤやトマトを見つけては採るのを楽しみにしていた。
なつめは面白い子だ。
大葉が好きだと言うので、我が家に植えているのを3本ほどプランターに植えて持って行ってやったが、食べているようだ。
お花屋さんが「ゴーヤの前に植えといたらいくらでもできるよ」と買ったが、食べるのが追いつかないくらい出来る。
我が家にはいっぱい出来ているので、喜んで摘んできてはおやつのようにむしゃむしゃ食べる、平気な顔をして。
鍋ものをしても、お肉は食べない。
「菊菜、白菜、椎茸~!」をくり返し言う、本当に面白い子だ。
お隣の奥さんも、何本ものミニトマト、そして胡瓜を植えている、毎年それは。
私よりこまめに良く手入れしておられるので、出来が違う。
一人暮らしのご自分の為でなく、トマトの好きなお孫さんが遊びに来たときに採らせ食べさせてあげる為なのだ。
いっぱい採ってなつめにくれた。
先週はお孫さんが来なかった。
熟れすぎたトマトは、「鳥がとりにきて、いいところを食べてるわ」 それでもいいと言う顔をしておられるやさしい方。
今年はやめておこうかなと思いながら、孫たちが来たときの楽しみにと植えている、奥さんの気持ちと同じ気持ちで。
今日また孫が、ささやかな収穫を楽しんだ。
小学校の時、実家の前は映画館だった。
父と懇意な映画館のおじさん、映画館の修理などは父の仕事で我が家の人間は映画多分ただで見せてもらったりしていたと思う。
その当時の映画は、中村錦之介や大川橋蔵だの美空ひばりだの時代劇爛漫で、かなりな数の映画を見た。
不思議なことに今でも事あるごとに思い出すのは、あれは錦之介の”一心太助”の映画の時だった。
大ファンだったトミちゃんが一心太助が悪者にやっつけられている善人を天秤棒をかつぎ助けに走って行くとき、
「きんちゃ~ん! がんばって~!」と思わず大声で叫んで拍手をしたのだ。
TVを見ながらそんな場面になると、あのときのトミちゃんの声と顔を思い出すのだ、なぜ63の今になっても思い出すのだろう。
参議院選挙開票の報道番組で、第3話が延びて待ち遠しかった”半沢直樹”
裁量臨店 検討会の3日目、作為で抜き取られたと気付いた資料を事前に用意していたこと、調査側の鞄から出てきたこと、
あのすごみのある目でどうだと言わんばかり・・息を飲みながら見ていただけに思わず拍手した。
「やった~!!」 2人しかいない部屋で、私は大声を出した。 昔のあのトミちゃんみたいに。
毎回、どきどきわくわくしながら見てしまう。
それにしてもいい部下、いい友人を持っていて清々しい。
「やられたらやり返す・・倍返しで」
やりかえしたときはすっとする、しかしあの目あのすごみ恐いわ~。
こんな写真でも載せていないと、殺気、冷気で鳥肌が・・。
猛暑の中、持ってこいのドラマかも知れない。 視聴率がうなぎのぼりだったりして・・。
夫は仕事、夕方でないと帰らない。
普通、亭主元気で・・いい留守。 以前は(よし、ネットしよ!)だった。
最近はそうは思っても、それに反することが多い。
少しでも余分なものを整理してスリムな生活を・・と、今日はこの引き出し、今日はこのボックス・・こそこそ、ごそごそ。
断捨離・・と言うほど大げさではないにしても、片づけたい症候群にかられている。
開けもしない見もしない使わない、けど捨てられない、そんなものにも一度は目を通し心をかけながら整理しようとする。
とまぁかっこつけてはいるが、それがね~中々、心が断ちきれないのだよね。
思い出と言うものが、一番やっかいでやりにくい。
何度も思い出の中に浸りきって、手がとまってしまうことしばしば。
朝のうちに、夕食に作っておける料理を作る。 夕方では部屋の温度が上昇するので、少しでも涼しいうちに。
それに早く作っていると味がしっかりとつくから。
「うまい!」 と言われるのがささやかな喜び。
かけるのが好きなアイロン、夫の開襟シャツなど(どうよ)と出来あがりにほくそ笑む。
朝晩の花たちの水やり、朝は咲いた花を喜び楽しみ、夕方は明日咲くであろう花をいつくしむ。
水をやると、さぁ~っと風の温度が下がるのが分かって実に爽快なひと時。
もう少し涼しければカメラを持って出かけるのだが、真夏日の中そこまでしなくても・・と消極的。
「撮って欲しいんだけど」と、お呼びがかかったら出て行くと言うていたらく、カメラマンかい、偉そうに。
ネットも好きに出来る週末の1人時間も結局は地味な主婦で終わる。 しかしそれも爽快だ。
パソコンの前には殆ど座らない私の、日々の処し方である。