「右のツバキ園からね」と言って一緒にスタートした。
私は片手でシャッター押すが、どこを切りとろうかとファインダーを覗きながら撮る、誰でもだけど。
とりあえず押しちゃえの時もあるが。
膝は曲がりづらくはあっても杖をつきながら歩ける、リハビリ・・歩かなくてはいけないのだ。
夫も然り、そんな2人だから、「長居公園へ行こうよ」声をかけた。
まさか今日ははぐれはしないよなあ、今私普通じゃないし・・。 けど振り向いたら夫はいない!
矢印通りに右へ行く夫を見たのに、なんで?
やっぱり写真は1人に限る、と昔はそうだったけが、今は同じものを見て共有したいしとは思うから。
ツバキも終わりかけかな、探さないときれいな花は見つからないからキョロキョロ、それが悪かった?
今日は怒らんとこ、穏やかに。 赤く芽吹いてきたバラ園のそばの椅子に座って電話した。
「どこにいてるん?」「コブシの方やで」「コブシは左やったよね、こっちにおいでよ、なんかの花が満開」
「よっしゃ」 なんの花? そこで待つ、アンズの花だった。
コブシの木の方角に、杖の夫が見えた。
そっか、コブシの方はおばちゃんたちのグループが絵を描いていたわ。 つられたんやね、賑やかな声に。
夫は気さくに声をかける人やから。 勝手に足が向いた、やっぱ男やね。
いい花が無かったので左方向に行ったのだそうである。 え? 私忘れて? 探さず?
一瞬、最近の物忘れ・・加速、これからこんな事増えてくるのかなぁ。 娘が一番気にしている。
(夫画像)
私コブシ、接写したかったのに。 夫を待ちながら4枚。
【アンズ】と札があった、満開! アンズ(杏子):バラ科 サクラ属 英名:アプリコット
やさしい花だった。 田舎で見たのかなぁ。 さて、今度はどっちに行こう、休憩しよっか。
なんとなく撮りながらなのに夫が写真の中にいる、いくつもある。
以前は、没、没・・写真と共に削除していた。 何とも思わなかったのに。