『手紙 ~拝啓 十五の君へ~』 アンジェラ・アキさん 西宮市立甲陵中学校にて
先月だったか、我が家には私一人だった日、何気につけていたTVで見て感動を覚えた『手紙』。
そのときの学校は違うが、Uチューブの画像共有から、紹介。
今年の10月11日に行われる
NHK全国学校音楽コンクールの中学生の課題曲が
アンジェラ・アキさんの『手紙』
アキさんへ書かれた手紙の中から、中学校を訪ね生徒たちの苦悩を聞き語り合い励ますと言う設定。
曲の中に書かれてある思い、そんな中にある10代の子供たちの持っている悩み苦しみ、私にも分かる、
私だって同じ道通ってきたもの。 ただ今の子供たちの方が大変だろうなぁと思っている。
社会があまりに変わってきた、私たちの頃よりもっと大変な世の中になってきた。
根本に流れる生徒たちの心根は変わらないにしても大人や回りの考え方も、どこかが違う。
昔は人が殺されるなんて大きな事件だった。 ましてや親が子、子が親を・・そんな記事が毎日のように。
給食費をはらわずに平気でおれる大人、子育てをまるで学校に責任を転嫁し非難さえする大人、
政界も社会も何もかも、偽りやいい加減な大人たちの醜態、そんな世の中を見ながら育つ子供たち。
物は溢れているのに、大人たちの心が貧しくなっていないか・・こんな世の中を生きている子供たち。
今回のアンジェラ・アキさんの歌を通じて、この歌が子供たちの心をとらえ大きな反響を呼んでいる。
どんなに素晴らしいことだろう。 生きる大きな支えになったら、なるような気がする。
私も、10代の我が子とのかかわりの中で、親目線で言い聞かせるより先にもっと気持ちを聞いてあげる
そんな親であったら良かったと反省もこめながら『手紙』の歌を聞いていたら涙が溢れて止まらなかった。
アンジェラ・アキさんの歌詞、曲、10代の子供たちへの素晴らしい課題曲と企画だと思う。
抱えるもの、それをどう捉え乗り越えて行くか行けたかが、大人になる自分に大切な繋がりなのだ。
そんな大切の架け橋に繋がるような歌詞、(そうだよ、みんな悩んで考えて強くなって行くんだよ)
涙ぐむ生徒たちを見ながらがんばって・・と訴えていた。
歌詞の最後、「拝啓、この手紙読んでいるあなたが 幸せなことを願います」何度聞いても涙が出てくる。
大人にだって通じるように思う、この歌詞が。
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今日は義父親の祥月命日である。 次女が生まれて2ヶ月の時だったから、私が結婚して6年である。
結婚して何度、義父にあっただろうか、夫の兄弟は5人なので同級生も多くて子供が溢れていた。
帰省のとき義父が趣味の宝船を作っている応接間にお茶を持って行ったとき、
「親がいくらうちでええかっこしていても、子供の姿を見たら親の日常が分かるわい。
まあ、お前のところが一番ましじゃのう」と、笑いながら言った。
誰にも言えない言ってはいないが、うぬぼれながら義父の願いとも遺言ともとれるこの言葉は私の宝物。
朝から、義父の遺影の前にこよなく愛した珈琲を供え、実家からもらった経文を手に取り
慣れないお経をあげてみた。 HPより *
コーヒーミル*