＊ ＭＢＳラジオウォーク・・ ＊

 

 　　　夫がラジオを聞いてか私がラジオを聞いてだったか思い出せないが、１１日祝日、毎日放送ラジオの
　　　”遷都前夜・藤原京ラジオウォーク”の話が出て、最近歩くようになった私たちは参加しようかと言い合った。　　「　
　　　「おにぎりより、ちょっと豪華版なサンドイッチがええ」夫も嬉しげに注文してきた。　ちょっとうきうきしてきた。
　　　昼間ラジオをＭＢＳに合わせて、アナウンサーのそれに関しての話や天気予報をずっと気にしながらいた。

　　　降水量５０％とか、弱いが雨、雷とか言う。　場所にもよるが・・雨なぁ・・普段４、５キロしか歩いていないのに、
　　　１０キロ・・大丈夫かなぁとか。　雨になったら嫌だなぁとかあれこれ思うようになった、私の悪いくせ。
　　　昨年は２８０００人の参加だったそうだが、どんな風になるのか雰囲気なのか見当がつかない。

　　　ちょっと雲行きが・・午後サンドイッチ用の食パン３斤ほど買いに行き、腰のまがったおばあちゃんが・・、
　　　長いことかかって耳なしで切ってくれている間に雨が降ってきて、どしゃぶりになってきて・・濡れて帰った。　　
　　　次第に明日が不安になってきた・・。　

　　　麻雀だった夫が８過ぎ帰るなり「明日の天気どうや？」　
　　　会社の奈良の青年も一緒に行くらしいので、明日をいっそう楽しみにしている風に言った。
　　　「５０％やて、雨も降るみたいやねん、いややね・・降ってきたら・・」　
　　　「ああ、もうテンション下がったわ。　やめや」　「何？　分からへんやん」　「いや、もうえ」以来不機嫌になった。
　　　私、嫌そうに言ったかなぁ、何度もあのときの自分が言った言葉思い出しているけど・・。
　　　（麻雀負けたんかなぁ、嫌なことあったんかなぁ）そうも思ったが、娘は「母さんの行きたくなさそうな
　　　そんな気持ちがちょっとでも見えたからよ、おやじはそう言う人やん」「そんな・・」

　　　もう夫は行く気配さえ見せず、口にもしない。　私も弁解もせず（まぁええわ）膝も少し痛くなっていたし、
　　　１０キロも歩く自信がなかったから。　娘夫婦も動物園へなつめを連れて行こうと思っていて
　　　天気を気にして、展君はテルテル坊主を作ってさげていた。　
　　　夫も展君も良く似ている。　休日家にいたら損した気になる、出たがりイベント好き人間。
　　　娘たちもお弁当を持参するので、早起きしてサンドイッチ作ろうと約束していた。
　　　私も気持ち半分だが、なんだか喧嘩しているみたいで嫌な空気、しかし夜中行程などプリントしたり、
　　　集合場所までの電車の時間などネットで調べたりラジオの予報を気にしながら過ごしたんだけど。

　　　大分前、ラジオで熟年夫婦の寝室は別室がいいと言う割合が多かったと聞いたことがある。　
　　　別の方がゆっくり出来る、その方が新鮮味があるとか言っていたが、今私は別居状態。
　　　と言うのも先日甥っ子が泊まりに来ると言ってたから、部屋に布団を持ち込んでいたのだ。
　　　甥っ子は都合悪くなって来なかったが、以来私は部屋で寝ているから(たまに都合いいし）家庭内別居。
　　　私は同室派、何か気まずいことがあっても寝ながら話たりしながら悪いと思いながら修復出きるが
　　　別室だと悪いと思いながらも、新鮮になるどころかつい意地をはったりもするような気がする、私の場合。
　　　それにこう年をとると、夫のいびきは安心なのだ。　真上の夫の寝ている部屋でも充分に聞こえるのだが。

　　　あ～、嫌な夜だ。　完歩する自信もないけど（途中でリタイアしてもそれはそれなのに）こんな空気いやだ。
　　　雨の雫・・心の涙みたい・・。