シルバーウイークの一日は藤代清治さんの展覧会に行きました。銀座の教文館という建物の展示場で、キリスト教関係の建物のようです。そのうちのひとつの階が展示場になっています。 狭い空間にくねくねと作品を置いて、壁には直筆の言葉があったり、説明文には作品の生まれた背景や思いが書かれています。
すごく感動しました。
一心にこれをされてきた方なのだなぁと。大学時代から、91歳の現在まで、70年以上!素晴らしい。そして謙虚に作品に向き合い、エネルギーを傾けて作ってこられた様が、展示作品と数々の言葉に寄って伝わってきました。ほとばしる静かな情熱。
かっこよくて美しかった。
作品もかっこよくて美しかった。 泣けました(私は)。
くつやの小人。藤代さんもひとりで作業をしていると小人が手伝ってくれるそうです(^^)
写真おっけーな展覧会で、ありがたく撮らせて頂きました。
ところどころ 水と鏡を使って。
藤代さんは年をとられてから戦争を光と影で表現されることを決められたそうです。原爆ドームや長崎の山王神社(原爆で鳥居の足が一本だけ残っています)の作品がまたすばらしかったです。 飛び去る 折り鶴。 こんなに美しく戦跡を表現出来る人がいるのだと感動しました。そこにあるのは慈愛と大地への尊敬だったように感じました。 まだご覧になっていない方には、ぜひ、いつか本物を感じて頂きたくて、写真は載せません。。
昨年病気をされて、椅子に長く座れなくなったそうです。
限られた時間の中での作品づくり。
「病気をのりこえてこそ、ほんとうの背すじをのばしたすてきな絵が描けるんだと思った」
「ぼくはこれからこそ ほんとうのいい絵 生きるよろこびを描いていこうと思っている」
こんな風に年をとりたいものです。受け入れた先に凪いだ輝く場所があるのかもしれません。
是非 お近くのかたには 見に行っていただきたい展覧会です。
生きる力を分けていただける、そんな場所でした。
もらったアンケートに印象に残ったものを3つ書く覧があります。 これがまた迷う! 皆さんも迷ってお楽しみください(^^)
銀座 教文堂にて 10月15日までです http://www.seiji-fujishiro.com/
わたしももう一度行きたい
ブレーメンの音楽隊
このグリーンが大好き♪
藤代さん、素敵な作品をありがとうございました。
物を手放したら 全てのものに愛されている事に気が付いた あなたの作品の聖フランチェスコのように、藤代さんもそのような境地にいらっしゃるのですね。どうぞ末永く健やかにお過ごしください。