池袋西口にある「IKE・Bizとしま産業振興プラザ」(池袋消防署の隣に建つビル)へ行きました。
打合せが早目に終わったので同じ建物の7階にある「豊島区立郷土資料館」を見学する事にしました。
豊島区制90周年特別展「豊島大博覧会~過去から学び、今日を生き、未来に希望~」が開催されています。
江戸近郊農村から東京の副都心へと変化した豊島区の歴史がテーマ毎に展示されています。
江戸時代の豊島郡、明治時代以降の北豊島郡で使われた「豊島」という地域名称を引き継いで、「豊島区」になったそうです。
殆ど人もおらず、静かに見学できました。
豊島区は大正時代までは農村地帯で麦畑や野菜畑が広がり牧場も有ったそうです。
それがどの様にして大都会へと変貌を遂げたのでしょう。
昭和の初めから戦前にかけて、豊島区西部の要町・長崎・千早地域に、絵や彫刻を勉強する独身学生向けのアトリエ付借家群が形成され、アトリエ村と呼ばれました。
最盛期は百人を超える画家や彫刻家などの芸術家が住んでいたそうです。
やはり池袋といえば、戦後復興の礎となったヤミ市です。
この資料館でも池袋ヤミ市の復元ミニチュア模型があり、当時の様子をリアルに想像することができます。
かっての池袋駅も再現されています。
昭和30年代後半西口周辺です。
昭和40年代前半の東口周辺です。なかなかリアルに再現されていますねぇ〜!
旧豊島区役所、豊島公会堂、区民センター
銭湯の展示もありました。 昔は彼方此方に沢山銭湯が有りました。
入浴料大人360円は平成7年の料金です。
脱衣場にあった籐製の籠!大きなレバーの蛇口や黄色の桶も懐かしいですね。
かつて銭湯には「洗髪料」という追加料金がありました。
もとはと言えば明治時代に、女性の髪の「鬢付け油」を洗い流すために、大量の専用の湯を用意していたことから設定されたもので、女性のみが徴収されていた料金でしたが時代が移り変わり、鬢付け油を使わずとも「女性のみ徴収」という有名無実化、
さらに男性もロングヘアが増えたことから「男女とも徴収」という時代を経て、
最終的には全国的に廃止されたそうです。
こんな注意書きも懐かしい!
最新の豊島区の建物の模型も有りますした。
「ハレザ(HAREZA)池袋」はまだ行った事が無いです。
ミュージカルや伝統芸能を公演するホールや、アニメ、サブカルチャーを楽しめる空間など個性の異なる8つの劇場を備える新複合商業施設 との事です。
今度、池袋に来た時に行ってみようと思っています。
子供向けのコーナー? けんけんぱが出来る様です。
こちらが現在の豊島区の模型です。
高層ビルが林立しています。
池袋でお時間がある時に行かれて見ては如何でしょう。
見学無料で過去にタイムスリップが出来ますよ!