なんとなく形はできたので機能検証をすることにしました。
前面は左右ビニールの重ね合わせなので何かで留めないと自然に開いてしまいます。そこでポリカ中空ボード(4mm厚)で作ったはめ込み式のドアで押し付ける事にしました。
攪拌用のファン(2個付)はバラしてエクステンションワイアを付けて最上棚右端から下向きに、最下段左端から上向きに風が流れるように設置しました。棚全体を右周りに風が流れて、内部の温度が均一になるように攪拌します。
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<保温能力の検証>
マットヒーターを25℃にセットして攪拌ファンを回し、前面のスタイロフォームを閉めて3時間後の上段と下段の温度を測定してみました。
棚外部の室温11℃、棚内部上段24.9℃、下段23.1℃でファンにより棚内の温度が均一に保たれている事がわかりました。現時点では保温能力は(室温+14℃)まではキープ出来ていますが、さらに室温が下がってどの程度になるか続いて測定してみます。
何れにしても現時点でアルミワーディアンケースよりも良い結果となりました。
(最上段の温度)
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(最下段の温度)
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<照度の検証>
4段目(最上段)で1600lx、3段目で1900lxありました。1段目と2段目はまだ照明器具を付けていません。
(2段目)
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(ポリカ中空ボード製前面ドア)
これで前面のビニールを押し付けます。
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(前面スタイロフォーム取付け)
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これで、移植作業が始められます。