美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

劇作家の脳内をのぞく客席

2010年07月13日 06時35分15秒 | オススメ
パウル君の快挙と選挙の余韻が残る昨日の朝、つかこうへい氏の訃報に言葉を失いました、島岡美延です。午後のラジオの生放送で、つか氏を悼み、夜は芝居へ出かけたところ、平田満・井上加奈子夫妻にお会いしました。今年3月に番組ご出演の際には、お二人にとってのつかさんを語っていただいたのでした。
劇団モダンスイマーズ「真夏の迷光とサイコ」が青山円形劇場で上演中(18日まで)です。平田さんたちが春に上演したのが、この劇団の座付き作家である蓬莱竜太氏の作品。
緻密でリアルな設定や会話を得意とする彼が、「円形」の舞台をフルに生かした新作は、作家の脳内と観客の脳内が、どこまで交差できるかという意欲作。高台にそびえる屋敷で車椅子生活を送る女主人(YOU)。使用人への高飛車な言葉遣いと華奢な身体が、不思議なリアリティをもたらします。
最小限のセットで演劇の底力を見せつけた、つかこうへい氏。その訃報を知った夜に観た、蓬莱氏の舞台。映像では表現できない世界がそこにあります。忘れられない日になりました。
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