5年前のような衝撃はなく、半蔵門のホテルの朝、島岡美延です。2018年9月6日の夜明け前、札幌のホテルで震度5強。私が体験した最大震度、旅先ゆえに動揺もマックス。その後まさかの全道停電、2日遅れて帰宅したのでした。
昨夜は母と『初代国立劇場 さよなら特別公演』の文楽『曾根崎心中』(~24日)。母がふと、帰宅が遅くなるのが心細い、と言うので、ホテル宿泊を計画。母は初めての文楽にそわそわ。
徳兵衛を遣った二代目吉田玉男は、人間国宝になったそう。私が文楽を一番観ていたのは、人間国宝だった初代吉田玉男が活躍していた頃。
歌舞伎だと正直、生々しい『天満屋の段』。徳兵衛がお初の足首を喉笛にあてる――、もう、胸をかきむしられます。三味線と太夫のリズムは心地よすぎ、やはり文楽って日本が誇る最高の芸術。外国人客は多かったけど、若い世代にもっとこの魅力を知ってほしい。
字幕もあり。『曾根崎心中』は徳兵衛25歳とお初19歳の恋物語。どうぞお出かけ下さい!
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