雷鳴を聞きながら建物に入ったとたん豪雨、島岡美延です。
最も暑かった7月から不穏な8月へ。労働者の健康よりプレハブでもなんでも、間に合わせよという大阪万博。「法律で決めたばかり」だから見直せないのか、保険証の廃止。つい浮かんだのが、加藤陽子著『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』。
この人は生き方を変えた――。映画『風のゆくえ(5日公開)』をご紹介します。今週のラジオに、石井慎吾監督と主演の嶺豪一さんが登場。私小説ならぬ「私映画」。
幼少期に養護施設で過ごして強烈な劣等感を抱き、誰にも心を開かず、倉庫で働くだけの日々の真司。唯一の趣味は本を読むこと、ノートに自分の気持ちを書くこと。茉奈という女性と出会うも、初めて自分を好きになってくれた彼女に、真司は突然、別れ話を切り出す。それでも予定していた台北旅行に向かった二人は・・・。
ほぼ、監督の実体験。石井監督は〈映画〉に出会って自分の人生を作ってきたよう。この物語も絶望から再生へ。
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