松本サリン事件から30年、島岡美延です。隣人の河野義行さんは容疑者にされ、妻はサリンで寝たきりに。オウム真理教は翌年、地下鉄サリン事件を起こしました。
報道が一色になったあの頃。芸能人の逮捕でも報道は過熱。今やSNSで叩き、日本はさらに「失敗したら終わり」の国に? 映画『アディクトを待ちながら(29日公開)』をご紹介します。先日のラジオにナカムラサヤカ監督と女優の生川春花さんが登場。
アディクト=依存症者。大物ミュージシャン、大和涼が覚醒剤と大麻の所持で逮捕されて2年。依存症患者らで作るゴスペルグループがコンサートを開くことになり、大和の名前も。コアなファンが会場に集まるが、開始時間に彼は現れず、逃げたのかスリップ(依存症再発)か――。
薬物、ギャンブル、買い物、ゲームなどの依存症は「治療」が必要で、仲間の支え合いが重要。ワークショップで集まった俳優が生み出すドキュメンタリーの感覚。主演は高知東生、依存症経験者(青木さやか他)や家族も出演。
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