五輪の余韻に浸っていたはずの「山の日」、島岡美延です。
マラソンや閉会式があれば、75年の節目だった長崎原爆の日は、どう伝えられたでしょう。
来年8月8日はどんな光景に?
昨夜のNHKスペシャル。渡辺恒雄氏はインタビューの中で「堂々と現金が配られる政治」の現場を生々しく語っていました。
それは「過去」ではなく、元法相夫妻が“配った”とされる事件も。
政治とカネ…、富山のローカル局「チューリップテレビ」の2016年の報道を覚えていますか?
映画『はりぼて(16日公開)』をご紹介します。
自民党会派の富山市議会のドンが「政務活動費を事実と異なる報告」、というスクープから始まるドキュメンタリー。
連日、ワイドショーも領収書の文字などを追いかけましたね。
若き記者たちの追及で、半年の間に、14人の議員が次々と辞職。
頭を下げた議員たちの開き直りや返り咲き?
日本の政治を地方議会から問い直す時、「報道とは」というテーマも。
監督は、当時の記者、五百旗頭幸男・砂沢智史両氏。
私たちは、何を見ている?
マラソンや閉会式があれば、75年の節目だった長崎原爆の日は、どう伝えられたでしょう。
来年8月8日はどんな光景に?
昨夜のNHKスペシャル。渡辺恒雄氏はインタビューの中で「堂々と現金が配られる政治」の現場を生々しく語っていました。
それは「過去」ではなく、元法相夫妻が“配った”とされる事件も。
政治とカネ…、富山のローカル局「チューリップテレビ」の2016年の報道を覚えていますか?
映画『はりぼて(16日公開)』をご紹介します。
自民党会派の富山市議会のドンが「政務活動費を事実と異なる報告」、というスクープから始まるドキュメンタリー。
連日、ワイドショーも領収書の文字などを追いかけましたね。
若き記者たちの追及で、半年の間に、14人の議員が次々と辞職。
頭を下げた議員たちの開き直りや返り咲き?
日本の政治を地方議会から問い直す時、「報道とは」というテーマも。
監督は、当時の記者、五百旗頭幸男・砂沢智史両氏。
私たちは、何を見ている?
悲しいことに河井夫妻の話題も、ほとんど取り上げられない流れ。しかもどこかの首相は「もと我が党にいた議員」と無関係を装う始末。
ただ、それで思いだしたのが、私が中学生の頃の田舎であった選挙のこと。祖母はある候補の演説会に行き、現金こそもらわないものの、大量のお土産をもらってきて、それは違反じゃないかと問う私に対して、「私らはこういうものをもらった以上は裏切らないのだ」と堂々と言っていたこと。
その候補は対立候補に圧勝しましたが、これが日本の現実かと悲しくなったのを記憶しています。今もなのかなあと。
お祭りもイベントもない夏、議員センセイたちは、顔を出す場所がなくて困っているでしょうね。
秘書が香典を持っていったり、贈り物リストの詳細が報じられた元大臣、長年に渡る行動は「社会通念の範囲」と言われておとがめなし。
映画『はりぼて』に出てくる富山市議たちは、「みんなやっていたから」という釈明ばかり。
やはり、富山だけじゃないでしょうね、いまだに。
結末には絶句でした。
切ない。
でも、よくぞドキュメンタリー映画という形にしてくれたな、凄い!と思いました。
市のホームページを見たら、まだ同じ市長!?
現在進行形の映画なんですね。
「現在進行形の映画」というご指摘にドキッとしました。
すぐれたドキュメンタリーを見て、その時は問題意識を持つ、でもそのあとは、また忘れていく…。
ちょっと反省です。
それでも懲りずに、今後も意欲的な映画をご紹介していきたいと思っています。
映画館に足を運んでいただけたら幸いです。