まだ寒い天皇誕生日、島岡美延です。今年の梅は遅め、桜の開花予想も遅いよう。その頃、コロナも落ち着いた新年度、となるでしょうか。
北京五輪が終わり、その選手に何があったのかなど聞こえてきて、あらためて、オリンピアンが背負ってきたものを感じます。
2連覇を周囲に期待されていた小平奈緒選手が明かしたのは、1月の捻挫。なんと練習に向かう雪道を歩いていた時。4年に1度のレースを目前に、その一瞬の出来事の時間を巻き戻したいと思ったのでは。五輪で勝つのは難しい、それでも自分が滑る姿を見せようと決めた・・・、本当に強く、心身の美しい人です。
ロコソラーレが英国代表にハグされた時、身長差にあらためて驚きました。平昌の銅メダルで注目され続けた4年は、苦しくもあったはず。でも「メンタルを含めた弱さを互いに認め、補い合った」のが彼女たちの最大の強みになりました。
オリンピアンが使う「覚悟」や「楽しむ」という言葉、やはり次元が違う。流す涙の意味もまた。
小平奈緒選手の大ファンです。
前回の平昌のときに知ったことや就職のときのエピソード、東京五輪のときのおにぎり模様の靴下の話、そして五輪前の長野での台風ボランティアなどなど、全てに渡って素晴らしいと。
そんな彼女は韓国のテレビの取材を受けていたり選手村を出るにあたり、ボランティアのスタッフさんたちに中国語で感謝のメッセージカードをおいてきたというのも知りました。
こんな素敵な人めったにいないですよねって。
また拙ブログでは、吉田知那美選手が初めて五輪に出たときに、高校生のときの彼女のエピソードを取り上げたこともありました。
島岡さんおっしゃるように、すべての選手に、いろんなエピソードがあり、その積み重ねの上に今があるのだと改めて実感しました。
北京五輪、疑問が多すぎて、五輪の未来はどうなるのかなど色々思いましたが、一人一人の覚悟、本当に特別な五輪でしたね。
今回、特に吉田知那美選手「語録」にハッとさせられることばかり。銅メダルのあとの苦悩、そして4年後の今回。メダリストは100%、勝利を期待されるようになるわけで、生身の人間にどれだけの重圧がかかっているのか・・・。
それにしても桂さんの「ずっと前から注目」しているエピソードの積み重ね、いつもすごいです!!