「対面」であることの意味を痛感、島岡美延です。ゼレンスキー大統領が各国首脳とハグ、握手。
コロナ禍で出来なかったことが本格的に復活しているこの5月。4年ぶりの海外公演(7月にオーストラリア)もある東京バレエ団の『ジゼル』を東京文化会館で観てきました。
古典の名作に欠かせない「一糸乱れぬ群舞」。東京バレエ団は特にその完成度が高く評価され、昨年秋『ラ・バヤデール』で文化庁芸術祭大賞を受賞。
『ジゼル』は婚礼を前に死んだ若い女性の霊ウィリの伝説がもとになった物語。ダンサーたちには何かが乗り移ったよう。初めてジゼルに抜擢された中島映理子は1幕では無邪気で誰からも愛される村娘。2幕になると、恋人の裏切りによって死んだのに魔性のウィリたちから彼を守ろうとする至高の愛を見せ、体重がないかのような、まさに、この世のものではない踊りを体現。
かつて、ジゼルを当たり役としていた芸術監督、斎藤友佳理。秋には新制作『眠れる森の美女』、ますます楽しみ。
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