本降りの雨の朝、島岡美延です。
北京五輪が近づき、東京五輪・パラリンピックは何を残したかとあらためて考えます。“多様性への理解”は果てしない課題。
映画『梅切らぬバカ(12日公開)』をご紹介します。昨日のラジオに脚本も書いた和島香太郎監督、本間英行プロデューサーが登場。
忠さん(塚地武雅)の朝は1分刻み。母・珠子(加賀まりこ)が髭をそり、送り出す。隣に引っ越してきた里村家(渡辺いっけい、森口瑤子)からは、伸びた梅の枝に苦情。その小学生の息子はある出来事から忠さんと仲良くなる。50歳の忠さんの将来を案じ、珠子は近くのグループホームに入所させ、さらに梅の木を切ろうと決意して…。
親子を演じた二人がとにかく素晴らしい。“簡単ではない”周囲との関係性も描かれます。
「彼らは害を与えない、優しく微笑んで」とテレビで語っていた加賀さん。彼女の実体験も生かされたよう。
→ からは、当然のことですがこの映画の全体像を想像することはできませんが、わたしにとっては遠からずのうちに迫ってきているグループホームのことを考えさせてくれる契機となりそうな映画ですね。
見てみたい映画です。
全国で公開される映画館が増え続けています。ぜひご覧ください。