この数字に慣れていい？

天気予報の画面を見ながら、危険すら感じるこの頃、島岡美延です。各地で35度以上という数字に、年毎に慣れてしまっている気が。日陰で測ってこの気温、アスファルトの上を歩く私たち、どんな「熱」にさらされていることか。ガラス張りのビルの谷間では、複数の太陽に攻め立てられているよう！
慣れていく、といえば最近の「世論調査」。右肩下がりではない内閣支持率など、この先あるかしら！？　それもかなり頻繁に行なわれ、「支持しますか、しませんか」というyesかnoかの問いかけ、本当に意味はあるのでしょうか。試しに「夫婦」で考えてみると・・・。
毎月のように「あなたは配偶者にときめきますか」と聞けば、どれほどyesの答えがある！？　でも「配偶者を替えたいと思いますか」と問えば、noの答えが多いはず（であってほしい？）
支持率は下がっても、菅首相が辞めるべき、と考えている人は少数派。政治家が「揚げ足取り」をしている場合じゃないし、世論も「すぐ成果」を求めすぎでは。秋にまた、ある光景が繰り返されるのか、注目したいです。

見たくない？ 繰り返し見る？

昨日は海の日でしたね、島岡美延です。TVで、最近の子どもは海を敬遠しがち、生まれた時から空調完備で快適な夏しか知らず、「暑いから海」とならないと言っていました。砂だらけ、日焼けでヒリヒリ、でも、そんな体験も大切ですよね。夜になって寝ても、波に揺られ続けている感覚・・・、遠い、遠い夏の日の思い出です。
このところバレエ鑑賞が続いた私ですが、自宅でもある「鑑賞」をしています。それは、GWに終わった舞台のDVD。バレエ仲間の中には、封も切らず（？）という人や一度見たら二度と見たくない、という人も。踊る姿を客観的に見るというのは、自分の声の録音を聞く以上の違和感かも！？
ちなみに私は、繰り返し見るタイプ。もちろん、目をそらしたいことばかり！　それでも頭の中の「踊りたい」イメージとのギャップは、映像を見ないとわからないし。
記念のためのDVDですが、やはり次へのステップに役立てたいもの。先生や先輩のお手本の踊りも繰り返し見て、勉強、勉強、です！

「コッペリア」を予習！？

二日続けて建設中のスカイツリーを見ました、島岡美延です。一昨日は浅草から、昨日は文京シビックタワーの展望台から。どちらもバレエ鑑賞の際で、ちょっとした観光気分？　
文京シビックホールで行なわれたのは、井上バレエ団による「コッペリア」。これまで新国立劇場バレエ団のローラン・プティ版のコッペリアを何度か観ていたのですが、もちろんだいぶ違っていて新鮮。ピーター・ファーマーの舞台美術も素敵です。
バレエ団の若手、田中りなの初々しい、一生懸命なスワニルダ。窓辺に座るコッペリアに恋心を抱き、スワニルダをヤキモキさせるフランツは、とてもチャーミングなパリオペラ座のエマニュエル・ティボー。1990年の井上バレエ団「コッペリア」の初演から人形師コッペリウス役を務めているオペラ座のシリル・アタナソフ。
バレエ団によって様々なバージョンが楽しいといわれるこの演目。私たちのは、どんな舞台になる？　そう、来年5月の発表会は「コッペリア全幕」に挑戦です！

アダプタブル・バレエの可能性

昨日、関東を含め各地方で梅雨明け、島岡美延です。3連休ですが、豪雨被害の復旧に追われる方々は、暑い中での作業、お見舞い申し上げます。
その日差しの中、浅草のアミューズミュージアム前で、トウシューズで踊る人たちの姿がありました。浅草寺に向かう観光客らに「まもなく開演」のアピールです。
アダプタブル・バレエというコンセプトを掲げて活動する、Theバレエカンパニーオブ横浜による「羽衣物語」を観てきました。ミュージアム内の二天門シアターは、カフェスタイルで、奥に舞台。一般的なスタジオより小さな空間でのバレエ公演です。
アダプタブルとは環境に適応するという意味で、空間に合わせて創意工夫されたバレエを披露。振付はクラシック要素中心で、客席との距離が近いため、美しいポーズ、指先、表情など、細かいところまで見られて感激！　より多くの人にバレエに触れてほしい、という想いが伝わります。
同会場で次回は8月30日、この天女と人間の愛の物語、40分一幕のバレエが再演されます。

高千穂牧場再開の日に

梅雨明けはまだでも日差しは真夏そのもの、島岡美延です。連日、真昼はできるだけ出歩きたくない、と思うほどの気温になりそう。対策をお忘れなく！
昨日、冷凍の宅配便でお中元が届きました。宮崎県都城市の高千穂牧場からのアイスクリーム！　先にお葉書をいただいていて、そこには「牧場休場の報を受け、酪農家の皆様が平穏な日々を送れるよう願って・・・」とありました。
そう、都城市でも口蹄疫が発生。私たちは、家畜処分のための穴を掘って石灰をまくという、衝撃的な映像のニュースは覚えていても、「その後」どうなったか、ということは忘れがち。ここへ来て、種牛を残していた酪農家が、「すべて処分を」という国の方針に従うことになったというニュースがありました。今月中には宮崎県の家畜移動制限は解除される方向です。
高千穂牧場は、昨日16日からの営業再開！　本当に大変な日々だったでしょう。高校野球の宮崎県大会は、決勝まで「無観客試合」。こんな夏があったことを忘れず、繰り返されないことを祈りたいです。

監督がジャパンプレミアで

岐阜県の豪雨でも大きな被害が出ていますね、島岡美延です。大型トラックを次々押し流す水の力、そのエネルギーは人間の想像力を超えています。
かつて世界は、4つの王国「氣・水・土・火」によって均衡を保っていた・・・、そんなキャッチコピーの3D映画「エアベンダー（17日公開）」をご紹介します。
王国には各エレメントを操るベンダーがいて、その中でも4つ全てを操る絶大な存在、アバター。火の国の反乱で戦乱の世となった時代、アバターになるべく生まれた少年アンは、この壮絶な宿命に立ち向かう。
先週、ジャパンプレミアでこの映画を観ました。持ち帰り用の3Dメガネで鑑賞、飛び出す、飛び出す、水や火、土や「氣」も！　その映像を可能にしたのは、映画「アバター」のILM、監督は「シックス・センス」などのM・ナイト・シャマラン。
私たち日本人にとって、どこか懐かしいと感じたのですが、舞台挨拶の監督自らの言葉で納得！　彼は、黒沢明監督と宮崎駿監督の大ファンだとか。大画面でスペクタクル超大作をどうぞ。

「気持ち」次第のカラダ

各地の豪雨災害、心配ですね、島岡美延です。ただ、首都圏は、このまま梅雨明け？　先月買ったレインシューズ、一度も出番なしです。
さて、今月の姿勢テーマ「カラダが重たい季節こそ軽やかに動く」を実践していますか？　昨日も冷房が強めの試写室に数時間いて、外へ出たらどんより湿った空気。歩き始める時、「この空気の重たさに負けない」と思いながら姿勢を正しました。日傘を開く時に「姿勢スイッチ」を入れることもよくあります。
先日、W杯日本代表選手の「ここまできたら気持ちしか変えられない」という言葉をある番組で聞きました。試合直前に「技術は急に上手くならないけど、気持ちを切り替えることは出来る」ということであの成果を出したようです。
実はこれ、身体にとって重要なのです。「どうせだめだ」、「だるい、面倒くさい」という気持ちで「姿勢を美しく保つ」ってとても難しい。逆にいえば、気持ちや言葉で「身体は機能的に動く」準備をします。身体をコントロールするのは「あなたの気持ち」です！

プロフィギュアスケーターって

昨夜の雨のせいか、涼しい朝ですね、島岡美延です。もっと涼しい場所、スケートリンクへ出かけてみませんか？
一昨日のラジオに、プロフィギュアスケーターの西田美和さんが登場。バンクーバー五輪の頃に公開された映画「コーチ　40歳のフィギュアスケーター」で主演しています。
コーチとして、アイスショー出演者として、それなりに華やかな日々を送っていた主人公が、ある出来事から、かつての夢だったオリンピックに本気で挑戦する物語。スケートシーンとスケート界事情（？）がとてもリアルで、目が離せません。
西田さん自身が「観客の前に立つ」と「教える」を両立させている人。外見の美しさとアスリートの身体を保ちながら、後進の指導・・・。私のバレエの先生もそうですが、本人のみが知る大きな努力の積み重ねで、今があるのだと感じます。
西田さんが所属する日本で唯一のプロ集団による、プリンスアイスワールド2010in東京は、16～19日、ダイドードリンコアイスアリーナにて。プルシェンコ、小塚崇彦、織田信成ら、豪華ゲストも登場です！

劇作家の脳内をのぞく客席

パウル君の快挙と選挙の余韻が残る昨日の朝、つかこうへい氏の訃報に言葉を失いました、島岡美延です。午後のラジオの生放送で、つか氏を悼み、夜は芝居へ出かけたところ、平田満・井上加奈子夫妻にお会いしました。今年3月に番組ご出演の際には、お二人にとってのつかさんを語っていただいたのでした。
劇団モダンスイマーズ「真夏の迷光とサイコ」が青山円形劇場で上演中（18日まで）です。平田さんたちが春に上演したのが、この劇団の座付き作家である蓬莱竜太氏の作品。
緻密でリアルな設定や会話を得意とする彼が、「円形」の舞台をフルに生かした新作は、作家の脳内と観客の脳内が、どこまで交差できるかという意欲作。高台にそびえる屋敷で車椅子生活を送る女主人（YOU）。使用人への高飛車な言葉遣いと華奢な身体が、不思議なリアリティをもたらします。
最小限のセットで演劇の底力を見せつけた、つかこうへい氏。その訃報を知った夜に観た、蓬莱氏の舞台。映像では表現できない世界がそこにあります。忘れられない日になりました。

岡田ジャパンになれるか

1001回目のご挨拶を申し上げます、島岡美延です。激戦区の票の行方を見つめ、うとうとしつつ延長戦で決めたスペインの優勝を見届け、さすがに眠い月曜日の朝・・・！
坂本龍馬が「日本を洗濯する」と言って、ほどなく参議院選挙の開票速報スタート（「龍馬伝」はこの日にタイミングを合わせた！？）。各テレビ局が20時に発表した出口調査結果をメモしましたが、票が確定したら、各局の予想以上に与党が議席を減らしました。これは、昨年の総選挙で、出口調査以上に民主党が票を伸ばしたのとは、逆の結果です。
改選議席第1党となった自民党。比例区の得票では、自民を上回った民主党。衆参は大いなるねじれとなりました。
山積する問題はどう解決されるでしょう。どの議員も日本をよくしたいはず。負けが続いてバラバラだった岡田ジャパンが一つになれたのは、W杯本番直前の選手による徹底的な話し合いだったとか。選挙戦で訴えた「このままじゃいけない」の叫びをどうか忘れずに。この先、「話し合う」ことなしに日本は前に進めないのですから！