アンネイ手帖

キモノや着付け、暮らしの覚え書き。

義太夫三味線「野澤松也さん」@キモノスイーツ

2012-05-27 | 日記
行けないとあきらめていた義太夫三味線の会ですが、
やっぱりどうしても行きたくて、バリバリにがんばりました。
そして、ギリギリの時間に汗だくで滑り込みセーフ。
神様・・・ありがとうございます・・・

歌舞伎の舞台でご活躍という素晴らしい方なのですが
三味線や浄瑠璃の歴史、義太夫と清元、長唄の違いなどを
わかりやすく話してくださったり、
創作浄瑠璃を聴かせてくださったり。
妖怪おいてけぼりの話と、笠地蔵さんの話を
義太夫で語ってくださったのにはびっくり!
家元が無いという義太夫は、基本自由なのでしょうけれど
聴かせるのは、やっぱり腕ですねぇ。
舞台の裏話も少し。皆さん優しい方ばかりの世界のようです。


間近で聴きたかった太棹三味線の音に、思わず目を閉じて。
思わず窓を開けて、そこいらじゅうの人に聴いて欲しかったぐらい!

最後には体験もさせていただけました。
初音先生が「習ってはるからぜひさわらせてもらってください!」
と声をかけてくださって感謝感激!


太棹三味線の大きいこと。
源氏香と兎が描かれたオリジナル胴掛けも素敵でした。



手を握って離さない・・・ではありません、
貴重な象牙の撥(バチ)を持たせてくださって「ベンベン」
すっごい上等な三味線・・・ええ音。
小唄は爪弾くので、バチは無し。
バチって角が指に当たって、うーんきびしい。

たった3本の糸ですが、なんて素晴らしい音なのだろうと思います。
三味線の音の奥深さ、義太夫のおもしろさにどっぷり触れて感激しました。
ありがとうございました!

このあと、
キモノスイーツ繋がりで寄り道をば・・・。
7名で遅くまでワイワイにぎやかに過ごしました。
行ってよかったよ、ほんま。

(写真はいちごのはなさんから頂きました、ありがとう♪)