アンネイ手帖

キモノや着付け、暮らしの覚え書き。

3月甘党倶楽部「いちごのロールケーキ」

2016-03-15 | 【甘党倶楽部】ケーキ講習会


ロールケーキは2回目のチャレンジ。
スポンジは、白身をよ~っく泡立ててから黄身を少しずつ混ぜ込んでいきます。
黄身をどうやって混ぜ込むか、いくつかの方法があるそうですね。
ロールケーキ用は、厚みがないのですぐに焼き上がります。


いちごはヘタを外して・・・これもパスッと切ったりくり抜いたり、人によって色々。
手作りする生クリームは、嫌味が無くて本当に美味しいですね~。

おやつは、ネーブルオレンジのタルトに、コーヒークリーム入りチョコケーキ。

どっちから食べてどっちで終わりにするか、いつも迷うんです。

エイコさんから差し入れは、湖北のピーナッツ煎餅。
これがまた美味しかったんだなぁ。

来月はレモンケーキ。爽やかな香りが楽しみです!
6名参加で満席です。またよろしくお願いします














「着物しらべ」稲垣美穂子著

2016-03-15 | 読み物


ときどき読み返す古本屋さんで見つけた一冊。
昭和52年刊行、女優さんが病から脱しようと一念発起して書かれた本です。

前書きにあるエピソード

テレビの時代劇、衣装をつける若いお嬢さんが
下着である腰巻を、巻きスカートのように後ろで合わせ、
紐を蝶々結びにして長く垂らしていたという。。。

その頃から、キモノ離れはあったんですね~
昭和な写真が楽しいです

抜粋してみますと

着物は~でなければいけない
着物は~である

この「いけない」「である」の多さに
「着物は人間より一段高い所に奉るもの」
そんな感じさえ与えます。
「たかだか身にまとうのが着物じゃないの。煮て食おうが、焼いて食おうが、人間さま次第さ」



「おごれる者は久しからず」って呉服業界のことのように思える昨今、
昭和中期に既にこう思える事が起こっていたのか~。

着物作家、問屋、呉服屋の番頭さん、歌舞伎や文楽、
あらゆる着物に詳しい人の話を聞いて書き上げられた一冊です。
季節やアイテムに関する表を見ると基本もあって、古いけれど参考になります。
あ、そういう考え方か~と思える話も多く、ゆるくキモノを捉えるきっかけにもなると思います。

会ってお話を聞くことは不可能でも、読み物で知りうる世界は様々あっておもしろいものです。
着物に限らず、常に頭やわらかく、広い目で考える感性を持てたらいいなぁ






着物しらべ (1977年)
稲垣 美穂子
読売新聞社