アンネイ手帖

キモノや着付け、暮らしの覚え書き。

「うめだ文楽」で泣き笑い

2016-03-31 | 文楽とか映画とか
梅田グランフロントにあるこじんまりしたナレッジシアターで、文楽イベントを楽しみました。
大阪の放送局5局が集まって文楽を盛り上げようというおもしろい企画。


8回公演すべて、なにかしら文楽と縁のある方がゲストで、技芸員さん交えて対談があります。
私が行った回は、デザイナーのコシノヒロコさんでした。
10代の頃から長唄三味線をされているということで、一度聴かせていただきたいところであります。

さて、文楽は若手技芸員さん達による「傾城阿波鳴門 十郎兵衛住家の段」
はいな、とっても気の毒な話です。
小さな女の子が親を探して巡礼の旅に出て、知らずと出会った親に命をとられるという・・・
探し求めえた母に、やっと抱かれた時にはすでに息絶えていたお鶴。
「ちかえもん」で文楽を観ながら泣いていたお客のようです。

最後には演じられた技芸員さんによるご挨拶。
どこかで聞いた声としゃべり口やなぁと思って・・・


わかった! 三象さんや!

というオチで終了しました。

記念に手拭いをゲット。


着て行った着物は、Hata婆さんの箪笥から。


本当は、ひげのある紬地の色無地を用意していたのですが(本人はいつ着たんだろう)
広衿にしみ抜きの跡を発見し
急きょ、引っ張り出して着たものです。

暗がりで見たらわかりにくい、明るい場所で着ようと思ったらボンヤリと白い色抜けのあと。
あーもう、困ったもんだな。


日本橋のはきはきタウンで買った草履をやっと履きました、てへっ。