以前からご紹介している『アストリッドとラファエル ー文書係の事件簿ー』です。待望のシーズン3がスタートしました。
シーズン2以降かなり高度なトリック(現代の科学技術を駆使した不可能犯罪❔)の展開でアッと驚く展開を見せてくれます。観ている我々も、もう旧態依然とした古典的ミステリーの世界にはもう戻れませんよね~。シーズン3の冒頭作では『晴れた日の落雷による殺人❔(まさに晴天の霹靂です)』が登場します。実は捜査過程でのミスリードだったワケですが、これに合理的な解決を与えるストーリー展開は大したものです。
また劇中でのセリフがことごとく『ハッ❗』とさせられるのです。示唆に富んでます。
社会力向上グループの中で陰謀論が話題になった時に、ウィリアムが次のように分析します。『陰謀論というのは拒否なんだと思う。社会の複雑さを拒否すること。複雑な問題への単純な答えだ』の言葉はナカナカ本質を突いてるナーと思いました。
第二話では信仰が主なテーマだったのですがアストリッドのセリフ『神の存在を信じる根拠はありません。存在しないという根拠もありません。神の存在を否定するのは、肯定するのと同様ひとつの信仰です』これも実に素晴らしい言葉ですね~。
アストリッドとテツオ・タナカとの極めてギコチない恋の行方も含めて『目を離せない』ドラマです。