しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

千三年の鳥居松

2022年04月30日 | 「戦争遺跡」を訪ねる
場所・岡山県笠岡市入田 
訪問日・2019年10月14日  







千三年の鳥居松


なぜ「千三年の鳥居松」と呼ぶのか、その概略は『お代官様が領内視察をしていたとき大松に驚き
「あの松の樹齢はいかほどじゃ」と尋ねると、庄屋のお供をしていた与七という男が即座に「今年でちょうど千三年になります」と答えた。
「どうして判るのじゃ」
「松は千年たつと逆葉(さかば)を打つと申します、ちょうど今より三年前に逆葉を打ちました」
以来、土地の人は千三年の鳥居松と呼んでいた。





国師神社の参道の端に切り株が祀ってある。
千三年の松は、第二次世界大戦の終わりごろに木造の軍艦を造るという軍の命令で
切り倒された。



「陶山100選」  陶山地区まちづくり協議会  アド工房 平成27年発行


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