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科学史と認識

2012-03-09 04:40:34 | 日記
物理学史なんだけど,ある先生の博士論文を読んでいるの.量子力学の発展の中で矛盾の位置づけを考察して,それと共通の概念が古典力学および電磁気学でも形成されている,という視点での論考.

この論文の詳細の論点をきっちり整理していないから,ここで主張している矛盾の本質がまだ理解できていないのだけど,3つの領域の概観を描くというのは腕力がないとできないこと.読む方も物理学の力が問われる,そんなこと.

実は,MBAの授業で”帰無仮説”の意味についての質問があったの.もちろん,これの明確な答えって難しいの.こういう場合には,歴史的な説明が大切かなーと.要は統計学史としてのフィッシャーとネイマンーピアソンの主張の違いなど....だけど,日本語に訳したときに”帰無”としたのはどうして?,ホント,難しい質問で....だけど,もう一つの問題は”仮説”の方なの.質問した方はここまで問題意識があるか知らないけど,まあ,コレって重要.

で,いろいろ考えて,それで,まあ,物理学史と科学認識に行き着いて,今はその辺りをウロウロ.あくまでも,社会認識としての科学の本質,そんなことが知りたくなったの.それで,ココから仮説の意味と発展と....

もちろん,仮説デザイン,これって重要,そんな気分なんだけど,きっちり論考しなと....考察は続くけど.