銀河後悔日誌、つぶやき

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ノー・モア・ナガサキ

2007-04-18 23:59:00 | 常用平易な日々
 昨日、アメリカ合衆国の大学で、バカ者が銃を乱射し、30人以上が犠牲になった、という。

 その夜、長崎市の伊藤市長が銃撃された、という臨時ニュースを観た。現場近くの公共放送は、すぐさま特番に切り替わる。

 重篤、という。そして周知のとおり、未明に亡くなった。

 つい数時間前まで、日曜の投票日に向け、演説をしていた。そして、事務所に戻る途中に銃撃を受けた。市長は、生きて事務所に戻ることはなかった。誰がこんな結末を予想しただろう。


 撃ったのは、暴力団「幹部」。暴力団というのは、一般人には想像もできない世界である。「幹部」になるには、これまでどれだけのことをしてきたのか。普通にしていては、とうてい「幹部」になれまい。

 よく「ヤクザ」と言われるが、ヤクザと暴力団はだいぶ違う。どちらも普通の道からは外れている。が、人間の中身は違うようだ。


 さて、この「幹部」、まず「長崎市(役所)」に恨みを抱き、つもり積もって市長に行った。憎い市長を選挙で落とすでもなく、暗殺という暴挙に出た。

 先日の能登半島地震で、ある市長は当日「対策本部」を作っただけで、自身はゴルフに出かけたという。こういう人が恨まれるのは分かる。しかし、ここは長崎市。

 日本人で、「広島」「長崎」の意味を知らない人はいるのか。いや、日常生活には役に立たないから、別に知らなくても良いのか。戦争? 原爆? どこの世界の話!? そう思っている方も多いだろう。


 原子爆弾が落とされたのは、バカな人たちが戦争をやっていたからだろう…と。しかし、わたしたちはそのバカの子どもたちであることは事実である。


 話がそれてしまった。このようなニュースは、二度と再び聞いてはならない。


 伊藤一長長崎市長のご冥福をお祈り申し上げます。

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