『映画ドラえもん のび太と 緑の巨人伝』を観た。
例年は前売券を買ってから劇場へ行くが、今年は劇場まで買いに行く機会がなかったので、1997年の『ねじ巻き都市冒険記』以来11年ぶりに当日券での入場となった。また、その時は4月1日の「映画の日」の割引料金で観たので、実際に割引券を使って観たのは、1992年の『雲の王国』以来16年ぶりのことであった。
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北海道ドラえもん連盟加盟 銀河ドラえもん倶楽部2年ぶりに更新!?
出向いたのは、学校の新学期も始まった(であろう)4月7日。午後1回目である13:05(実際には3分頃始まった)の回であった。劇場は、例年どおり東宝公楽である。
以前は1階にあった前売りの窓口も数年前に閉鎖され、2回にあった飲食店も閉店していた。
劇場は3階にあるが、観客がいない。まあ、平日の月曜日で、春休みも終わっているから致し方ないとはいえ、ほかのお客がいないのは、作品内容を考えると、非常に恥ずかしい(笑)。そして、所用で背広を着ていたので、さらに気恥ずかしい。
ともあれ、一人で劇場のスクリーンを独占する、珍しい機会が、ともかく訪れたのだ。子どもたちの笑い声も、保護者の喋る声もない。
過去には5月中旬に『名探偵コナン』で4人という経験があるが、どこに座っても、あるいは立って歩いても誰も文句を言わない場面というのは、どういうものだろう…。
さて、作品である。予告編が10分ほど流れ、13:13より本編開始。15:04に終わった。当然、途中の入場もなく、終わって外に出ても、やっぱり観客はいない。次の回は“回送上映”ではないのか? まあ、バスのようなものだ、と思えば…。
今年の作品はオリジナル…というが、原作「さらばキー坊」が、まあ原作と言えよう。先代晩年の作品のようだ。
今年もヒロインリーレ役が堀北真希さん、長老ジィ役が三宅裕司さん、植物星の兵士(?)パルナ役はくりぃむしちゅーの有田哲平さんという、ゲストの顔触れ。
リーレというのは、ツンデレっぽい…というか、ただのワガママな女王様…というか。セリフも結構多かったが、違和感なく務められた。また、パルナもすっとぼけたキャラだったが、こちらも違和感なく。一番微妙だったのが、名優三宅さんのジィだったのは、やはりアニメは慣れよりも勘が大事なものだ…ということを認識させる。
キー坊は、子役の吉越拓也くんが演じている。実際に子どもなのだが、子どものキャラを子役が演じるというのは、なかなか商業アニメでは難しい。子どもの声を当てるのが、ある意味声優の演技力向上にもつながるし、何より大人が子どもを演じる、というのが声優の醍醐味でもあるためだ。
しかし、子役が当てることによって、キー坊の可愛さ・愛くるしさが、よく出ていた。劇中にも他の子どもキャラが出ていたが、こちらも色々選ばれた子どもたちが当てていた。
アニメの視聴に慣れてしまうと、どうしても本業声優が当てないと納得いかない場合も多いが、やはり、どんな達者な役者でも、子どもたちそのものには敵わないのだろう。
上映中なので、内容について書くのは憚られるので省略するが、新ドラに慣れた人は、観ても損はないと思う。昨年の『新魔界大冒険』も良かったが、3年目の作品、結構良く出来ている。
しかし、タイトルの「巨人」というのが、どうも良く分からないまま終わってしまった感がある。地球と植物星との関係も…と、まあ詳しく書いてしまうとつまらないので、また観る機会もあるでしょう。
わたしは、年に1度の劇場版というのは、ある意味定期試験というか、1年間の総決算的なものだと思っている。
去年に続いて、合格点を差し上げたいと思う(ただし、10点満点で8点)。来年も期待したい。
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例年は前売券を買ってから劇場へ行くが、今年は劇場まで買いに行く機会がなかったので、1997年の『ねじ巻き都市冒険記』以来11年ぶりに当日券での入場となった。また、その時は4月1日の「映画の日」の割引料金で観たので、実際に割引券を使って観たのは、1992年の『雲の王国』以来16年ぶりのことであった。
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出向いたのは、学校の新学期も始まった(であろう)4月7日。午後1回目である13:05(実際には3分頃始まった)の回であった。劇場は、例年どおり東宝公楽である。
以前は1階にあった前売りの窓口も数年前に閉鎖され、2回にあった飲食店も閉店していた。
劇場は3階にあるが、観客がいない。まあ、平日の月曜日で、春休みも終わっているから致し方ないとはいえ、ほかのお客がいないのは、作品内容を考えると、非常に恥ずかしい(笑)。そして、所用で背広を着ていたので、さらに気恥ずかしい。
ともあれ、一人で劇場のスクリーンを独占する、珍しい機会が、ともかく訪れたのだ。子どもたちの笑い声も、保護者の喋る声もない。
過去には5月中旬に『名探偵コナン』で4人という経験があるが、どこに座っても、あるいは立って歩いても誰も文句を言わない場面というのは、どういうものだろう…。
さて、作品である。予告編が10分ほど流れ、13:13より本編開始。15:04に終わった。当然、途中の入場もなく、終わって外に出ても、やっぱり観客はいない。次の回は“回送上映”ではないのか? まあ、バスのようなものだ、と思えば…。
今年の作品はオリジナル…というが、原作「さらばキー坊」が、まあ原作と言えよう。先代晩年の作品のようだ。
今年もヒロインリーレ役が堀北真希さん、長老ジィ役が三宅裕司さん、植物星の兵士(?)パルナ役はくりぃむしちゅーの有田哲平さんという、ゲストの顔触れ。
リーレというのは、ツンデレっぽい…というか、ただのワガママな女王様…というか。セリフも結構多かったが、違和感なく務められた。また、パルナもすっとぼけたキャラだったが、こちらも違和感なく。一番微妙だったのが、名優三宅さんのジィだったのは、やはりアニメは慣れよりも勘が大事なものだ…ということを認識させる。
キー坊は、子役の吉越拓也くんが演じている。実際に子どもなのだが、子どものキャラを子役が演じるというのは、なかなか商業アニメでは難しい。子どもの声を当てるのが、ある意味声優の演技力向上にもつながるし、何より大人が子どもを演じる、というのが声優の醍醐味でもあるためだ。
しかし、子役が当てることによって、キー坊の可愛さ・愛くるしさが、よく出ていた。劇中にも他の子どもキャラが出ていたが、こちらも色々選ばれた子どもたちが当てていた。
アニメの視聴に慣れてしまうと、どうしても本業声優が当てないと納得いかない場合も多いが、やはり、どんな達者な役者でも、子どもたちそのものには敵わないのだろう。
上映中なので、内容について書くのは憚られるので省略するが、新ドラに慣れた人は、観ても損はないと思う。昨年の『新魔界大冒険』も良かったが、3年目の作品、結構良く出来ている。
しかし、タイトルの「巨人」というのが、どうも良く分からないまま終わってしまった感がある。地球と植物星との関係も…と、まあ詳しく書いてしまうとつまらないので、また観る機会もあるでしょう。
わたしは、年に1度の劇場版というのは、ある意味定期試験というか、1年間の総決算的なものだと思っている。
去年に続いて、合格点を差し上げたいと思う(ただし、10点満点で8点)。来年も期待したい。
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