春場所が終わり、3月31日は春場所の番附編成会議が行なわれた。
まず、関脇の把瑠都(エストニア、尾上部屋)が大関昇進。一門の出羽海理事と春日野審判委員が使者として赴き、晴れの日を迎えた。
尾上部屋として、初の大関…というか、まだまだ新興の部屋なので、三役以上は把瑠都しか輩出していない。境澤はともかく、山本山や里山といった幕内経験者や白乃波も、ちょっと三役には遠いと思われる。
外国人力士の大関昇進は、小錦・曙・武蔵丸(アメリカ合衆国というかハワイ出身)・朝青龍・白鵬(モンゴル出身)・琴欧洲(ブルガリア出身)・日馬富士(モンゴル出身)に続いて8人目・4ヶ国目。
ヨーロッパでは、琴欧洲に続いて2人目。旧ソ連諸国では初めてだが、ロシア出身者はパッとしないし、グルジア出身者も三役が精一杯だろう。カザフスタン出身者もいるが、関取になれるかどうか。
大関に上がりそうな力士は、これでほとんど昇進したことになる。来年以降に上がりそうな力士も、今のところ見当たらない。
把瑠都自身、幕内に上がってから、2度怪我で陥落している。1回目は幕下に落ち、十枚目復帰で全勝優勝。幕内復帰場所ですぐ休場し、再度十枚目で14勝1敗の優勝で復帰。それから2年半で大関に駆け上がった。陥落がなければもっと早かったかと言えば、そうとも言い切れない。
まずは、怪我さえせずに“大関の会”入会を固辞すれば、横綱までは案外早いかも知れない。逆に、2~3年経っても大関にいるようでは、横綱には上がるまい。
十枚目の今回の昇進枠は、引退1と陥落3で合計4。ただし、昇進しそうな力士は3人で、4人目を無理して上げるかどうか、に注目。
結果は、東筆頭で勝ち越した松谷(福岡、松ケ根部屋)が新十枚目。西筆頭で勝ち越した上林(山形、八角部屋)と星風(モンゴル、尾車部屋)が再十枚目となった。
松谷は、松ケ根部屋として久しぶりに十枚目昇進者。本名のままだが、“松ノ谷”程度にでもシコ名をつけてはどうだろう。
引退力士。先場所後に髷を切った友綱親方の息子魁将龍の名前が見える。
もと小結若浪の甥である若い浪が引退。怪我に泣かされた乾王の名前が見える。お疲れさまでした。
もと幕内の出羽嵐が死去。金開山と同じくらいに上がったが、結局幕内としては短命に終わった。ご冥福をお祈りします。
まず、関脇の把瑠都(エストニア、尾上部屋)が大関昇進。一門の出羽海理事と春日野審判委員が使者として赴き、晴れの日を迎えた。
尾上部屋として、初の大関…というか、まだまだ新興の部屋なので、三役以上は把瑠都しか輩出していない。境澤はともかく、山本山や里山といった幕内経験者や白乃波も、ちょっと三役には遠いと思われる。
外国人力士の大関昇進は、小錦・曙・武蔵丸(アメリカ合衆国というかハワイ出身)・朝青龍・白鵬(モンゴル出身)・琴欧洲(ブルガリア出身)・日馬富士(モンゴル出身)に続いて8人目・4ヶ国目。
ヨーロッパでは、琴欧洲に続いて2人目。旧ソ連諸国では初めてだが、ロシア出身者はパッとしないし、グルジア出身者も三役が精一杯だろう。カザフスタン出身者もいるが、関取になれるかどうか。
大関に上がりそうな力士は、これでほとんど昇進したことになる。来年以降に上がりそうな力士も、今のところ見当たらない。
把瑠都自身、幕内に上がってから、2度怪我で陥落している。1回目は幕下に落ち、十枚目復帰で全勝優勝。幕内復帰場所ですぐ休場し、再度十枚目で14勝1敗の優勝で復帰。それから2年半で大関に駆け上がった。陥落がなければもっと早かったかと言えば、そうとも言い切れない。
まずは、怪我さえせずに“大関の会”入会を固辞すれば、横綱までは案外早いかも知れない。逆に、2~3年経っても大関にいるようでは、横綱には上がるまい。
十枚目の今回の昇進枠は、引退1と陥落3で合計4。ただし、昇進しそうな力士は3人で、4人目を無理して上げるかどうか、に注目。
結果は、東筆頭で勝ち越した松谷(福岡、松ケ根部屋)が新十枚目。西筆頭で勝ち越した上林(山形、八角部屋)と星風(モンゴル、尾車部屋)が再十枚目となった。
松谷は、松ケ根部屋として久しぶりに十枚目昇進者。本名のままだが、“松ノ谷”程度にでもシコ名をつけてはどうだろう。
引退力士。先場所後に髷を切った友綱親方の息子魁将龍の名前が見える。
もと小結若浪の甥である若い浪が引退。怪我に泣かされた乾王の名前が見える。お疲れさまでした。
もと幕内の出羽嵐が死去。金開山と同じくらいに上がったが、結局幕内としては短命に終わった。ご冥福をお祈りします。
大関の会・・大関互助会なんてネットでは揶揄されてたりしますが、やっぱり存在するんでしょうかね?ある解説者は、本当に強い力士は大関に長く居ないなんて言ってましたし、大関は一定期間で陥落すると決めたら面白くなりそうな気がします。例えば昇進から3年以内に横綱になれないと陥落とか。もっと競技性があると面白くなりそうな気がします。8・7、9、6では寂しいですよ。
わたしは関係者に知り合いもいないので勝手なことを書いていますが、“互助会”や“八百長”が本当に存在しないと思っているのは、本当に相撲が好きな人だけなのでしょう。
昔は初土俵から30場所で幕下に上がれなければ廃業という厳しい掟もありましたが、今は下位でもそういう考えはないようですね。それが上位になればなるほど…。
ただし、判定にビデオを取り入れたのは、40年も前から。そういう進んだ考えをする人間が頭になれば、また違った面白さが出て来るかも知れません。
外国人力士の大関昇進では 白鵬より琴欧洲のほうが先でしたが 順番に書いたのでなければすみません
把瑠都の怪我による幕内から十両への陥落は仰る通り2回ですが
幕下まで落ちたのは幕内昇進前 十両2場所目の初日に虫垂炎発症で実質全休してのことです
幕下で優勝し十両に戻って全勝優勝し 翌場所新入幕でした
そして1度目の十両陥落時は14勝1敗で優勝し 「幕内復帰場所ですぐ休場し、再度十枚目で優勝で復帰」は正しいのですが13勝2敗でした
そういえば、把瑠都の幕下落ちは入幕前だったのですね。虫垂炎の時は記事にも書いたはずですが、失念していました。
大関について、国別に書いたと思ったのですが、朝青龍・白鵬と日馬富士は同じ国ですよね。それを分けて書くからややこしいのでしょう。
現在、過去の星取を見ながら、白星を得点化する作業を進めています。先に見ておけば把瑠都や琴欧洲・白鵬の昇降も分かったのですが…。
毎日の記事は、細かい記録以外は調べて書いているわけではありませんから、ところどころ間違っている可能性があります。今後とも、どしどしご指摘ください。