お向かいのKさんのご主人が入所されているグループホームを始めて訪ねてみました。
このホームは1年半前に出来た処で廊下や扉などの木の香がホッとさせる様な気がしました。入所者は18名で満室だそうです。1部屋は六畳くらいでベッドとクローゼットと洗面(トイレは共同)がついていました。お洗濯などは施設でしてもらえるそうです。この廊下の右側にリビングルームが広がり数名の方がテレビを見ていられました。殆どの方が認知症だそうです。Kさんのご主人は最近ヘルニアの症状が出てきているそうで、「今は押さえれば引っ込むけど、症状がひどくなる前に入院手術をしたほうが良いのでは?入院期間は一週間程度です。」ということで息子さんと今週末にもう一度来所し相談して決めると返事されていました。
お風呂から出て来られたご主人は一回り小さくなられた感じでした。「こんにちは」と挨拶すると「顔は見覚えがあるけど名前は忘れた」という返事。何かイロイロ話して来られましたが入れ歯も入ってない口から出て来る言葉は殆ど理解出来ませんでしたが、帰り際に奥さんに「気ーつけて帰り。又来て」という言葉はハッキリ聞き取れました。
グループホームは月々二十万円以上かかりますから、簡単に入るというのは難しいかも知れませんね。年金で夫婦二人が暮らせても、どちらか片方がホームに入ると自宅に残されて方は残りの金額で生活が出来るかどうか?ご近所の方でパンフレットを取り寄せたけどやめられた方が居られました。何歳まで生きるとわかっていれば計画だてて貯金を崩していくことも出来るでしょうが、いつまで生きるかは誰にもわかりませんからね。これから先何があるかわからないから、その時の為にどうしてもお金は残しておきたいと思うのは当たり前では?