実家の最後

サルスベリが久し振りの雨にぬれています。我が家のサルスベリは可愛い色のピンクです。今の時期ご近所でもサルスベリが咲いていますがピンクと言っても色んなピンクがありますね。サルスベリは種もつけ易く実生で結構芽吹きますからウッカリするとアチコチで生えています。カイガラムシも着き易くスス病ではが黒くなることも多いですね。

実家の売買が成立し最終引き渡しの日を迎えて隣地との境界を確認のため立会人として出かけました。まず、電気会社と市役所の水道局に廃止の電話をして手続きをし終えました。しばらくしたら雨が降りだしてきましたが、境界確認の立ち会いは測量士さんが標識を示されたものを頷くだけでわずかな時間で済みました。

改めて家中を見回してみました。まだ家財道具は結構残っていますがどうしようもないので電気のブレーカーを落とし、「バイバイ」と言って、施錠して鍵を不動産屋さんに渡して振り返ることもせず実家をあとにしました。５０数年建っていた家、色に拘って作られた石垣とカイズカイブキの生け垣、八重桜、サルスベリ、椿、ガラスの温室等が壊されて小さなビルが建つ様です。遠く離れているので壊されるのを見ることもないので少しは気が楽ですが、やはり一抹の淋しさはあります。両親に改めて感謝です。