畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

畔付

2008-03-06 19:34:55 | 農作業
3月6日 

今日も薄氷の張る朝。日中は陽射しが暖か。
明日、ニワトリの雛が来るので育雛の準備。鶏舎の隣の育雛舎の中に育雛箱を組み立て、保温用の電気マットを敷き、寝室の上は電気コタツを改良したものでふたをする。運動場は金網のふたを載せる。床にはたっぷりの籾殻を敷いておく。
明日から、雛を育てる新たな仕事が増える。主に、連れ合いの担当だが、気の抜けない日々が続く。
田んぼの畔付を始める。田んぼが水でぐちゃぐちゃだと上手く出来ないが、今年はこのところ雨が降らず、適度に乾いているから作業しやすい。きょうは、ぬかりやすい田んぼの畔を付けてしまう。
畔付機の前のロータリーで土を削り、畔際に寄せ、後ろの円錐形のドラムで形を整え、押し固めてゆく。

   

畔付機だと一工程で畔付できるが、そうでない時は大変な作業だった。まず水を入れて、ロータリーをかけて土を練る。その後、鍬で練った土を畔際に寄せ鍬で形を整え均す。その後、さらにロータリーをかけ、水を張、何日か放置しておく。粘土質の土が落ち着いたら、もう一度鍬で土を載せ、平鍬で均すという作業をしなければならない。昔は、水を漏らさないため、この作業を三回繰り返したそうだ。下畔、中畔、上畔といったそうだ。私たちが移住した頃は、大体二回ぐらいだったが。年寄りに言われ、水持ちの悪い田んぼは三回やったこともある。
大事な水を漏らさないための畔付、腰の痛くなる大変な重労働だった。
コメント (1)
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