畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

邪魔雨

2008-03-14 19:29:16 | 暮らし
3月14日  後 

雨音で目が覚めた。目が覚めたら雨音がしていたのか、定かでない。真っ暗の中、時計を見ると、まだ四時過ぎだ。瞬時に、昨日田んぼに運んだ肥料のことを思い出す。鶏糞、糠、油粕、どれもみな紙袋に入っている。少しくらいの数なら、飛び起きて回収も出来るが、60袋を超える量。しかも三箇所に分けてある。雨音からして、それほどの降りでない。天気予報も朝から雨とは言っていなかった。たいした降りでなく、中まで濡れないことを祈ろうと、切り替える。
うつらうつらして、薄明るくなる6時前に起きる。真っ黒な雲で、時々雨粒が落ちてくる。ポイント天気予報を見ると、雨は夕方から。しかし、雨雲の動きのシュミレーションは、午前中も小さな雨雲が、ぽつぽつと通りすぎる予報だ。
雨雲が避けて通ってくれれば! 炊飯器だけセットし、後は連れ合いに任せ、出かけることに。肥料散布機のホッパーにシートを掛け、肥料に雨があたらないようにして田んぼへ。途中も時折雨粒が落ちる程度。野積みの肥料も紙袋の表面が少し濡れている程度。このままの状態なら、何とかやれる。どんよりとした空だけが心配。
7時過ぎから作業開始。肥料を播きながら田んぼの中を走っていく。今日の予定は60aだ。空を気にしながら、せわしなく動く。あと少しの昼近く、空から、薄日が差して来る。昼過ぎに終わり、ほっとする。が、結局、昼からも雨は降らず、降ってきたのは、夕方遅くなってから。天気に振り回された一日だった。
こんな雨を、この辺りでは、邪魔雨という。 コンバインで稲の収穫をしているとにわか雨。稲が濡れたら、雨露が乾くまで、どんなに陽が照っていても機械収穫は出来ない。
「邪魔雨だったね」と。
コメント
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