4月15日(火) いちじ
朝食の下準備の後、秀地区に車を走らす。稜線から顔を出した太陽がまぶしく、行く手を妨げる。田んぼの水のたまり具合は全然少ない。思い切り開いて、勢いよく水を入れてくる。家に帰り、朝の支度を済ませ、コーヒーを飲んでから、仕事に向かう。
ちょうど良い水の量になっている。ロータリーの回転を上げてトラクターを走らす。一度耕した土塊を水の中で、細かくするのだから、抵抗は少ない。走行速度も早める。乾土での作業よりはだいぶ速いスピードで走る。
作業を始めるとすぐに、カラスやトンビがやってくる。乾土を耕すときもそうだが、水を張っての作業の時は、かなりの数の鳥たちだ。水があると、土の中のオケラなどの虫やカエル、ミミズなどが、水の上に出てくるのを知っているからだ。耕しただけでは、土から出ないが、水を張ると、苦しいのか浮き上がってくる。そんな獲物を狩るために、集まってくる。
水を湛えた田んぼは、狩場。トラクターを運転する私は勢子。トンビやカラスの狩を助けている。
見えにくいけど、拡大してみてください。